元暗殺拳の使い手JKの米花町生活:更新停止 作:アクドニアデフジム
第五話
さて、帝丹高校入学してから1ヶ月近く経った訳っすけど、最初の頃は手探りで慣れていない感が漂っていた初学期でしたけど、今では俺っちなりに大分普通の女子高生になって来たところっす。
いやぁ最初の頃はマフィア時代の頃の感覚と安静明けの鈍りとかが抜けてなくて、凄く手加減を間違えることなどが多くて、一般的な力加減とかを学習出来るまで、まぁ色々大変だったっす。
例えばっすけど、初学期始めの体育の授業に行われたドッチボールにて、飛んできたボールをキャッチしてそのまま割ってしまったとか。
同じく授業で行われたバレーボールにて、宙へと高く舞ったボールに目掛けて、気軽にシュート打ちを試した結果、加減を間違えてボールを割ってしまったりとか。
まぁこんな感じでよくよく手加減を間違えて、ボールなどを壊すことが多々あって、授業を担当した体育教師から注意されたり怒られたりしてたっすし、酷い時は見学言い渡されていたりとかあったっす。
凡そ一年間ほど、医者から激しい運動などは控えるようにと、言われて鍛練を長期間もやっていたせいで、今まで何と無く覚えていた力加減が、ここまで加減も碌に出来ない下手くそにまで退化してしまうとか普通に落ち込んだっす。
いやぁ祖父の言う通りにスポーツ系の部活じゃなくて、文学系の読書部入部して良かったっすね、下手したら練習で病院送りを大量に作り出していたかもしれないっす。
ちなみに読書部での活動は週に3回で、だいたいその時決められたテーマに沿った本を読んで、感想文を書いて顧問に提出するのが活動内容っす。
とそんなことが有りつつも、今は世間ではゴールデンウィークと言う長期休みはもうすぐだと賑わう時期なんすけど、俺っちは自身の席に来た毛利蘭と鈴木園子と一緒に、今回の5連休は何して過ごす予定なのかを駄弁っている最中っす。
「ねぇねぇ細山さんは、明後日から始まるゴールデンウィークは、どんな風に過ごす予定なのよ?」
「えぇ?ゴールデンウィークすか?そうっすねぇ…俺っちは爺ちゃんが所有している山に行って、色々な拳法の修行をしてくるつもりっす、どうにも体が鈍っているっすから」
と鈴木園子がゴールデンウィークでは何して過ごす予定なのかと聞いて来たので、俺っちは特に隠すことでもないので、正直に爺ちゃんの山で修行する旨を伝えたっす。
「えぇー!?せっかくのゴールデンウィークなのに、オシャレに着飾って出掛けないで、山に行って拳法の修行するって…何つう鍛練狂いな過ごし方よ」
「鍛え直す為に山に行って修行するだなんて、なかなか実行できることじゃないですよ、うーんやっぱり強くなるにはそれくらい空手に励んだほうが良いのかな?」
と鈴木園子はせっかくのゴールデンウィークなのに、山に行って修行すると言うことに、思わずドン引きするようなの反応を浮かべてから、その鍛練狂いな過ごし方に、呆れた表情を浮かべており。
そして毛利蘭は鍛え直す為に山に行って修行すると言うことに、驚きとに感心を抱き、自身もそれくらいのやる気を出した姿勢で空手に励んだ方が良いのかと思案し始めたっす。
(山に行って修行することに対する反応が2人違くているの面白いっすねぇ、それと蘭さんは、なんか俺っちを真似て、山で修行をやりそうな様子っすけど、まさかやらないっすよね?)
と俺っちは2人の全然違う反応を見て、面白いなっと内心笑顔を浮かべつつも、毛利蘭が山で修行しみるかを思案し始めている様子を見て、まさか真似てやらないっすよねっと不安に思い始めたっす。
「えーと、とりあえず細山さんは山で拳法の修行するってことね、それじゃあ蘭は今回のゴールデンウィークは、どう過ごすつもりなのよ?」
と鈴木園子は山で空手の修行に励もうか思案し始めた毛利蘭の様子を見て、焦りを覚えたのか、毛利蘭に今回のゴールデンウィークは、どう過ごすつもりなのかと問いかける。
「え?私は新一の両親からの招きで、アメリカ旅行に行く予定なの、新一と一緒にね」
と毛利蘭は工藤新一の両親からの招きで、今回のゴールデンウィークはアメリカへと旅行しに行くことを照れながら教えてくれたっす。
「へえ〜なるほど新一と一緒にねぇ、まあ上手く行くと良いわねぇ」
「うへぇそうなんすか…うーんまぁアメリカ旅行、楽しめると良いすねぇ」
と鈴木園子は何故か新一と一緒に行くと言うことを聞いた瞬間、ニヤニヤとした微笑みを浮かべて毛利蘭のことを見ながら、上手く行くと良いわねぇと応援の言葉を掛けてあげていたっすが。
俺っちはアメリカと言う言葉を聞いた瞬間に、まだルパン一味と抗争を繰り広げる前の頃、凡そ2年程前にアメリカで経験した面倒事などを連想してしまった事で、思わず渋い表情を浮かべてしまう。
だけどすぐに愛想良い表情を浮かべて、アメリカ旅行、楽しめると良いすねぇっと毛利蘭に言ってあげたっすが、横に居た鈴木園子は一瞬の変化を見逃さずに怪訝な顔を浮かべて俺っちのことを見ているっす。
「え?今一瞬アメリカくだりで、すごい渋い顔を浮かべてたけど、細山さんは過去に何かあったのぉ?」
と鈴木園子は直球にアメリカ関連で、過去に何かあったのかと、興味深かそうに問いかけてきたっすが、流石に鈴木園子と毛利蘭に血生臭い出来事をそのまま語るわけにはいかないっす。
なので、どう不自然に思われない程度の内容を選びそれっぽくして話そうかと思案し終えてから、2人に語り始めたっす。
「あぁ…実はっすね、2年ほど前に親の仕事関係で、一時的にアメリカに滞在する機会があったんすけど、その時に事件に巻き込まれて大怪我を負ったことがあって、あんまり良い思い出がないっすから、つい表情出てしまっただけっす」
と俺っちは詳しい詳細は隠しつつ、無難に大怪我を理由に良い思い出を作れなかった旨を2人に語ると、鈴木園子と毛利蘭は物凄く気まずそうな表情を浮かべて戸惑い始めてしまったっす。
「それはかなり大変だったんじゃない、だって大怪我するような事件に巻き込まれたのでしょ?その腕や脚に巻いている包帯は、その時の怪我の痕も隠す為に巻いているのね」
「アメリカって治安悪いのはニュースで知っていたけど、そんな大怪我が残るようなことが起こるのね、向こうに着いたら私も気をつけないと」
と鈴木園子は俺っちの腕や脚に巻いている包帯は、アメリカで巻き込まれた事件で負った怪我の痕を隠す為なのねっと勘違いしたことを言い。
そして毛利蘭はニュースに聞いていたよりもアメリカの治安は悪いのだと勘違いして、向こうに着いた時はより気をつけないといけないと、心かけていたっす。
「まぁそんな感じっすから、向こうに着いたら気を抜かずに過ごした方が良いっす、下手したら綺麗な肌をこんな風に隠さないといけなくなるかもしてないっすから」
と俺っちは良い感じに2人が勘違いしてくれたので、敢えて腕に巻いてある包帯を見せ付けながら、気を抜いたらこうなるかもしれないと告げてあげると、2人は無言で息を呑むような表情で、頷くのであった。
ちなみに2年前に事件に巻き込まれた云々は嘘っすが、本当ところはと言うと、当時所属して居たマフィア組織の幹部の護衛陣の1人として、2年前のアメリカに赴いており。
その時の取引相手は洋酒系のコードネームを幹部陣に与えると言う謎の黒ずくめの組織であり、相手方が指定した場所で取引を行うとのことだったっす。
まぁその取引自体は、血の気が多い裏社会連中とは思えないほど順調に交渉が進んで行き、暇だった俺っちは、相手方の付き添いと談笑したりとかして、暇を潰して楽しめるほどの空気感だったっす。
ただまぁ取引が終盤じ差し掛かり、無事に終わろうかと言うタイミングだったっす、一体どこから嗅ぎ付けて来たのか、アメリカの連邦捜査局、通称FBIが現場を抑える為に大勢の武装員で突撃して来たっす。
しかもうちのマフィアから護衛として連れて来た戦力の詳細も把握されて居たようで、そりゃあ普通にと言うか、常識的にありえない程の用意周到な重武装だったっす。
例えば俺っち用に準備したと思われる、誘導ミサイルランチャーに、対人用ミニガンに、連射ハープーン砲とか、まぁ俺っち目掛けて容赦なく撃ち込んで来た時は死ぬかと思ったす、まぁ全部避けたり、弓逸らしの応用で全弾受けな流して、護衛対象の幹部と護衛人に、取引相手の黒ずくめの方々も一緒に逃して、最後に爆発に巻き込まれて少し火傷を負う程度、俺っちも現場から逃走することができたっす。
その後はどこから情報が漏れたんだと、相手側は怒声と混乱なったし、うちの幹部も未熟な情報管理に呆れて、そのまま取引自体は打ち切りとなって、アメリカでの活動は、まぁ無駄骨と言う結果になったっす。
それにしても、俺っちは向こうさんから、一体どんな化け物だと思われて居たんっすかね、明らかに人間相手には過剰な武装ばかりだったと思うすっけど。
あんまり深く考えない方が良いっすね、これでも人並みの乙女心は持ち合わせているっすから、化け物扱いは普通に傷付くっす。
と言ったところで終わりです。
とりあえず工藤新一が初めて事件を解決する『空飛ぶ密室』よりも少し前にあった学校での談笑と言う想定で書きました。
多分オリ主が居たらこんな会話があったんだろうなって感じです。
そしてアメリカの話にちなんで、マフィア組織員だった頃の出来事も軽く語りましたが、連邦捜査局には普通に超危険人物として普通に顔が覚えられてますし、現時点でも密かに行方が調査されて居ます。
まぁFBIの面々に出会ったら一悶着ありますね。
ちなみにこのアメリカでの出来事は原作の3年前にあたるので、ジンが裏切り者探しに躍起になる少し前になります。