元暗殺拳の使い手JKの米花町生活:更新停止 作:アクドニアデフジム
第七話
さて、俺っちは山籠りでの修行を無事に終えて、今祖父の家へと帰宅し、明日から始まる学校に備えて、山籠りで蓄積して疲労した身体を休めたり。
数日ぶりに祖父と談笑している時に、山籠り中にやっていた修行内容などを何気なく語ってあげると、本当に人間なのかと軽くドン引きされたり。
明日始まる学校での授業の予定表などを確認していたりして、鞄に入れて持って行く教科書などを把握したりなど。
そんな風にゴールデンウィークの最終日を何気なくのんびりと、祖父の家にある縁側で、コーラを飲みながら寛いでいるところっす。
「いやぁ山奥の自然もよかったすけど、寛ぐなら家の縁側で日向ぼっこしながらコーラを飲みつつ寛ぐ方が良いっすね、あぁあとはマルガリータもあれば尚のこと良いすがねぇ」
と俺っちは縁側で寝転びながら、そう独り言を呟きつつ、コーラを飲みながら、祖父が手入れしている庭園を眺めていると、突如として家の居間に居る祖父から怒声が聞こて来たので、思わずビビって少し咽せ返ってしまうっす。
もしやまた、あの生意気な連中が祖父に対して無謀な取引を持ちかけて居るのかと思い、俺っちはそんな生意気な連中の様子を見物してみようと好奇心を覚え。
締め切っている居間の障子扉の前まで移動し、そしてこっそり静かに障子扉をゆっくりと少しだけ開けると、そのまま中の様子を覗いてみるっす。
そこにはアロハシャツを着た強面の巨漢が、額に血管浮かべる程キレている祖父に、首元の襟を掴まれた状態で、怒涛の往復ビンタを喰らわせられ続けて、そのまま爺ちゃん撲殺されかかっていると言う、光景が広がっていたっす。
「ちょぉ!?爺ちゃん不味いっすよ、それ以上往復ビンタを喰らわせていたら、そのアロハシャツの巨漢さん死んじゃうっす!」
と俺っちは思わず驚きで、一瞬思考が固まりかけるが、すぐにこのままだとアロハシャツを着た強面の巨漢を往復ビンタで撲殺してしまうと思い、慌てて祖父に声を掛けて、止めに入るっす。
「うおぉ!?止めてくれるな切鈴よ、この反社上がりのチンピラ風情が、今すぐ山の権利を渡せば命は助けてやるぞなどと、この儂に告げよったのじゃぞ、明らかにたかが老人と舐め腐っておるわぁ!!」
と祖父はこのアロハシャツを着た強面の巨漢は反社のチンピラであるそうで、そいつから命が惜しければ山の権利書を渡せと脅してきたのだと教えくれると同時にだった。
祖父はゆるりと巧みに俺っちの拘束から抜け出すと、そのままアロハシャツを着た強面の巨漢へと一気に急接近し、その巨漢の腕を力強く握り締めると。
祖父は弱い80を超える歳とは思えない程の洗練された達人の如き動作にて、自身の倍もあるであろう体格を有している巨漢を軽々と背負い、そして縁側から見える庭の中央へと目掛けて、いき良いよく背負い投げを繰り出し。
アロハシャツを着た強面の巨漢は距離にして凡そ15m程先まで天高く投げられ、そのまま勢い良く庭の地面へと顔面から突き刺さって、そのまま痙攣しながら気絶してしまったっす。
とりあえず俺っちから見て、山の権利書よこせどうこうよりも、祖父的にはチンピラ風情に、たかが老人だと完全に舐め腐った態度されたから、怒りを爆発させたのだろうなと、身内としての直感で、理解しているっす。
「うわぁすげへぇ豪快に飛んで行ったすねぇ、顔面からあの角度で落ちたら確実に顔面複雑骨折しているっす」
俺っちは勢いよく地面へと突き刺さって居るアロハシャツを着た強面の巨漢の状態を離れた位置から確認して、多分骨折は確実だろうなっと少し可哀想な目で見つつ。
改めて祖父が、若い頃政治家の用心棒として、数々の犯罪組織を1人で壊滅させて行った、渡世に知り渡っる伝説を作った武人だったと言う経歴を思い出し、もう結構いいお歳なのに、元気だなっと思わず感心するっす。
「そんでどうするっすか爺ちゃん、この強面の人、地面に突き刺さったまま痙攣しているっすけど、明らかに気を失ってるっすよ」
「あぁ…まぁなんじゃ、死なない程度の加減で投げとるから大丈夫じゃろう、多分」
と俺っちは感心しつつ、この地面に刺さったまま気絶しているであろうアロハシャツを着た強面の巨漢をどうするのか問うと、祖父は死なない程度には加減していたので、大丈夫だろうと言うが、最後に小声で多分と聞こえたのを聞き逃さなかったっす。
「…まぁとりあえず、このチンピラを地面から引き抜いて、その辺のゴミ捨て場に捨ててくるから、切鈴は庭に空いた穴を埋めといてくれ」
と祖父は俺っちの呆れた視線に耐えられなかったのか、居た堪れない表情を浮かべながら、このアロハシャツを着た強面の巨漢をその辺のゴミ捨て場に捨てて来ると言って、地面から引っこ抜いてそのまま米俵背負で持ち上げると。
庭に空いた穴埋めは任させたと言って、そのまま強面の巨漢を担いだまま、高く跳躍して家の屋根へと着地すると、そのまま身軽に近所の家々の屋根を跳び移りながら、近所のゴミ捨て場へと向かって行ったっす。
「爺ちゃん逃げたっすねぇ、はぁ仕方ないし蔵にあるスコップと埋め立て用の土持って来るっすかねぇ」
と俺っちは不利になって逃げるようにゴミ捨て場へと向かった祖父に呆れつつも、仕方ないので蔵にあるスコップと土袋を取りに行き、そして手際よく庭に空いた穴を埋め直し終えると、祖父が帰ってくる10分後まで、居間にあるテレビでつまらないお笑い番組を見続けたっす。
さて、そんなドタバタなことがあった翌日、ゴールデンウィークは終わり、久しぶりの登校日にとなり、米花町の名物であるパトカーのサイレンをbgmに、学校へと何事もなく登校し。
自身が通う教室である一年B組の扉を開けて、仲の良いクラスメイトである毛利蘭と鈴木園子工藤新一が座る席に視線を向けると、そこには疲れ果てたように机にもたれ掛かっている毛利蘭と工藤新一の姿に、その様子を哀れみの視線で見ている鈴木園子の姿が見えたっす。
「えぇ園子さんちょっと良いっすか、あそこで疲れ果てている蘭さんと新一くんどうしたんすか?明らかに何かあった様子っすけど」
と俺っちは何か知っていそうな鈴木園子に声をかけて、毛利蘭と工藤新一の2人に一体何があったのかと問いかけるっす。
「あら細山さんおはよう、いやぁどうしたって言うか、私も大雑把にしか2人に聞けてないんだけどね、どうにも」
と鈴木園子はゴールデンウィーク中にてアメリカ旅行に行った毛利蘭と工藤新一の身に何があったのかを、大雑把にだが俺っちに語ってくれるっす。
どうやら旅行先のアメリカで、逃走中の殺人犯と遭遇してしまい、あわや毛利蘭が拳銃に撃たれ掛けてしまう出来事あり、そして運良く拳銃を構えていた逃走中の殺人犯が、もたれ掛けていた階段の手すりが崩れて、転落しかけるのだが。
一体何を思ったのか、毛利蘭は咄嗟に自身を殺そうとしていた逃走中の殺人犯の手を取って転落するところを助けたそうであり、工藤新一もすぐに駆けつけて一緒に落下しかけていた逃走中の殺人犯を助けたそうだ、その後は一体何を思ったのか、逃走中の殺人犯は助けてくれた毛利蘭と工藤新一を殺すことはなく、そのまま見逃す形で逃げて行ったそうだ。
ただその後、アメリカでのニュースでその逃走中の殺人犯は、拳銃自殺してしまったと知たことで、かなり動揺を覚え、今回のゴールデンウィーク中は二人とも気まずい気分になり、あんまり進展無く終わったそうだと鈴木園子は聞いたことを語ってくれたっす。
(うーん、なんとも言えない日々を送ったみたいっすねぇ…二人にどう話しかけたらいいすかねぇ?)
と俺っちはアメリカでそんな大変なことがあった毛利蘭と工藤新一の二人に、一体どう声を掛けたらいいのか、分からず考え込むことになって、気怠げに溜め息を吐き出したのだった。
と言った感じでここまでです。
とりあえずオリ主の祖父の深掘りで、かつて渡世に伝説を残した武人設定を出しました、そして後々の戦闘回の為の準備をしてチンピラに犠牲になってもらいました。
工藤新一と毛利蘭が変装中のベルモットと出会い、そしてエンジェルと呼ばれるようになる話を、園子経由で知る話を書きましたが、思ったよりも客観的な描写になって、上手く書けたか不安ですね