元暗殺拳の使い手JKの米花町生活:更新停止   作:アクドニアデフジム

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思ったより長くなったけど、何とか書けたので投稿します。


第九話 夜中にカチコミに行くっす・前編

 

第九話

 

 

 

さて、祖父と共に居間で夕飯を食べ終えた俺っちは、いつものように自室に篭って、学校の宿題や読書部に提出する書物の感想文などを一時間ほどで終わらせてから。

 

徐に勉強机に仕込んである隠し引き出しを開けると、中から赤黒色の九環刀が収納されており、それを大事に引き出しから取り出し、ゆっくりと自身の太腿上に置いて、何となく眺めて鑑賞し始めるっす。

 

「あぁ久しぶりにこうして、この九環刀を眺めたり触れたりすると、幼い頃の思い出が溢れてくるっすね」

 

と俺っちはそう呟きながら、優しい手つきでその刀身を撫でるごとに、かつて父親が復讐に囚われて狂う前、母親が元気に存命で、一緒にあの屋敷で暮らしていた頃の思い出でが溢れ出て来て、少し懐かしむ気分になってくるっす。

 

(あぁあの頃の厳しくも楽しかったっすね、母が生きていた頃はこれを振るって、剣舞とか披露してたっすね、上手く出来たらいつも母が褒めてくれてたっす)

 

と俺っちは心の中でかつて太極拳にある剣を使った舞を披露して、母が喜んで褒めていた光景が思い出されていくが、唐突に母親が無惨で残酷な死体となって発見された光景が脳裏に浮かび、少し心がざわつくっす。

 

(母と死別したのは12歳の頃だったっすね、最後の思い出が笑顔と残酷に皮を剥がれた顔って言うのは、悲しいのやらっすね)

 

と俺っちは12歳の頃に亡くなった母親のことを思い出し、すっかり枯れた自身の哀しみという感情が浮き出て来たことに対して、おもわず苦笑いを浮かべるっす。

 

そんで何となく無言で、勉強机の上に置いてあったタオルを手に取ると、赤黒色の九環刀についた汚れなどを綺麗に拭いていき、満足したあたりで勉強机に立て掛けておくっす。

 

「さて、過去のことをジメジメと振り返るのはここまでっす、今日の夜は壮大に暴れるっすから、久しぶりに昔の仕事着に着替えるとするっすかねぇ」

 

と俺っちはそう呟きながら立ち上がると、ずっと着たままで居た学生服を脱いで、かつてマフィア組織員時代の頃に着ていた仕事着に着替えるっす。

 

何故着替えたかと言うと、半グレ組織のボスがいる隠れ家が判明したので、潰しに行くからっす、もちろん行くのは内緒で俺っちだけ行くつもりっす、祖父は隠居の身だし、普段学費とか食費とか出してもらっているっすからこう言う時に動いて恩を返さないとっす。

 

ちなみに、今着替えたこの服の見た目っすけど、当時の俺っちの闘い方が八極拳を主軸にした無手格闘術だったっすから、必然的にそれっぽい格好の方は威圧感が出て良いだろうと父親が言い出したので、結果決めたのが血色のアオザイに、カンフーズボンが組み合わさった服装になったっす。

 

「うーん凡そ1年半ぶりに着てみたっすけど、どうもサイズがキツめっすね、特に背丈と胸周りがキツいっす、きっちり睡眠しているから成長したんすかね?」

 

と俺っちは気づかないうちに成長した背丈と胸が原因で、かつて着ていた仕事着がキツくなっていることに、少し驚きを覚えつつも、今日限りの姿なので、またいつか服のサイズを見直した服を発注すれば良いかと考え。

 

勉強机に立て掛けていた赤黒色の九環刀を背負い装備したところで、一応足音と気配を極限にまで鎮め、自室から廊下を通って玄関へと辿り着き、靴箱から昔履いていたロングブーツを履いて、こっそりと玄関から外に出るっす。

 

「えぇ〜、何で玄関外の庭石の上に座ってんすかぁ爺ちゃん…うーんと色々と言いたい事はあると思うっすけど、あの半グレ組織は俺っちだけで壊滅させるっすから、大人しく家で留守番をお願いするっす」

 

「…うーんそうか、ならば切鈴よ、お主が何者であろうワシは気にはせん、だがこれだけは言わせてくれ、今この家がお前が帰る居場所だと言うこと、忘れんでくれ…」

 

と俺っちはいつ気づいていたのか、玄関の入り口の横にある庭石上に座って、こちらを見ている祖父に、半グレ組織は俺っちだけで壊滅させるから、大人しく留守番お願いと告げるっすけど。

 

何を思ったのか、祖父は徐に夜空を眺めながら、俺っちに対して何者でなろうと気にはせんだが、今この家がお前が帰る居場所だと言うことを、忘れんでくれという言葉に、思わず俺っちは驚きの表情を浮かべてしまうっす。

 

「えっそうっすか、そんじゃ土産話しを作ってくるっすから、楽しみにしていて欲しいっす」

 

「あぁそうかあんまり深夜遅くまで出歩くんじゃないぞ、テレビを見ながら待っとるぞ」

 

と俺っちは戸惑いつつも、土産話しを作ってくるから楽しみにしてくれと告げると、祖父は淡々とした口調で、あぁそうかあんまり深夜遅くまで出歩くんじゃないぞっと言うと、そのままテレビを見ながる待つと言って家の中へと戻って行ったっす。

 

そして俺っちは祖父のマイペースぶりに改めて驚きつつ、さっさと半グレ組織を壊滅しに行くかと気を取り直してから、足腰に力強く入れてから大きくお隣の屋根へと大きく跳躍して着地し。

 

そのまま家々の屋根を伝って時に跳び越えながら忍者の如き身軽な動きで、半グレ組織のボスと幹部陣が在籍している隠れ家がある場所へと跳びながら向かっていくっす。

 

 

 

さて、辺りの景色がしっかりと暗くなり、あたりの建物から電球の光がつけ始めた頃、俺っちは多くの家々の屋根を跳び越え、多くのビルやマンションなどの屋上へと跳び移りながら進んで行き。

 

俺っちは目的の場所である、バブル期の崩壊によって、経営難となり放棄されたことで無人街となった廃ビルなどが建ち並ぶ、無人地区とされる場所へと到着するっす。

 

「昔のツテで探し出した情報屋の話によれば、この辺りに爺ちゃんにちょっかい掛けている半グレ組織の隠れ家があるってことっすけど、うーんあそこにチンピラの集団の後ろにある廃ビルが怪しいと言うか、あそこっすね」

 

と俺っちは前に昔のツテを利用して探し出した情報屋から、祖父にちょっかいを掛けている半グレ組織の隠れ家がこの廃墟ビル群の中にあると言うことを聞き。

 

それっぽい場所を探す為に、この辺りで一番高い廃ビルの屋上から一帯を眺めていると、チンピラらしき集団が後ろにある廃ビルの入り口を守りように居座っているところから、あの建物が半グレ組織の隠れ家だと直感的にそう確信するっす。

 

「さて、隠れ家は見つけたっすから、ここからは俺っちの狩の時間っすね、せいぜい楽しませてくれっすよ、いぃひぃひぃひぃ」

 

と俺っちは忌々しい半グレ組織の隠れ家を見つけたことで、久々に血肉が飛び散る光景を作り出せることに、無意識的に狂気染まった笑みを浮かべながら、手始めとばかりに、隠れ家前で見張り番をしているチンピラ集団に狙いを定め。

 

一切躊躇なく、自身が辺りを見渡す為に居た高さ100メートルを超える廃ビルの屋上から跳び降り、隠れ家前に居たチンピラ共の1人の頭上へと勢いよく落下して行き。

 

俺っちはそのままチンピラ共の1人の頭をトマトを軽々と踏み砕きながら、自身にかかる全ての落下の衝撃を肉塊になったチンピラへと肩代わりさせたことで、凡そ100メートル以上の高さからの着地を無事に成功させたっす。

 

「ん?なぁ何だぁって血がぁ「は〜い、おつかさまっすよぉ」ぐへぎゃ!?」

 

とチンピラ共の1人が、頭部が潰れる音に気が付き、徐に背後に位置する俺っちの方へと振り向き、そして無惨に潰れ血を撒き散らした仲間の死体を見て、驚き絶句する表情を見せるっす。

 

俺っちは瞬時に絶句している仮名はチンピラAの顔面へと目掛けて、殺気を込めた掌底打ちを叩き込むと、絶句していたチンピラAの頭は茹で卵の様に潰れ粉々なって辺りに散らばることになったっす。

 

そして飛び散った肉片が付着したことで、一体何事かと残りのチンピラ共も、俺っちがいる方へと振り向いたことで、無惨な肉塊になった仲間の死体を見て、恐怖を抱いた表情を浮かべ、慌てて武器を取り出そうとし始めたが。

 

チンピラ共の手が武器に触れようかと言うところで、俺っちは瞬時に間合いを詰めてからチンピラ共の1人でる仮名はチンピラBの腹へと向かって、殺気を込めた中段前蹴りを喰らわせるっす。

 

チンピラBは俺っちの蹴りで胴体が紙風船の様に破裂霧散して、周囲に居たチンピラ共へと胃酸と消化不十分な食べ物の残骸と血飛沫を撒き散らしながら、チンピラBは一撃で即死したっす。

 

一瞬でこの場に居た3人が無惨な死体へと成り果てたことで、恐怖したチンピラ共は、身体が硬直して固まる者、無意識悲鳴を上げようとする者、腰が抜けてその場に座り込もうとする者など、様々な反応を晒そうとしてたっす。

 

だけど俺っちはわざわざそんな隙だらけ醜態を晒そうとし始めているチンピラ共の行動を待つ理由もないので、背中に背負っていた赤黒色の九環刀を鞘から抜き独特な構え方をすると。

 

一瞬で残像が現れるほどの太刀筋によって、この場に居た残りのチンピラ共全員の首を綺麗に斬り飛ばしたことで、首元より血が吹き出し、重力に引かれて次々と頭が地面へと落ちて、僅か数秒で見張り番をしていら者共は全滅したっす。

 

「やっぱ雑魚切っても殴っても一撃だからつまんないっすね、また石川五ヱ門か、もしくは銭形幸一と殺し合いしたいっすねぇ」

 

と俺っちはつまらなさそうに、地面に転がるチンピラ共の頭を蹴ってどかしながら隠れ家と思われる廃ビルの入り口前に立つと、そこには分厚い金属製の両扉があったが、鼻歌まじりに赤黒色の九環刀を振るって、分厚い金属製の両扉を粉々に切り分けてから、半グレ組織の隠れ家である廃ビル内へと入って行くっす。

 

 

 

 

 




と言ったところでここまでです。

思ったよりも話が長くなったので、前編後編に分けることになりました。

オリ主が取り出したこの赤黒色の九環刀ですが、オリ主の母親が若い頃に仕事で中国へと出張した先にあった、過激カルト教団を潰した際に手に入れた武器です。

何故か人を斬っても刃こぼれどころか、手入れしてないのに勝手に治ると言う、ルパン世界特有のオカルト武器です、特に厄ネタとかない一般妖刀です。

そして、オリ主が家から出かける際に外で待機していた祖父の心情ですが、まぁ普通に学校に通わせている期間くらいは、荒事もなく平和に過ごさせておきたかったのですが。

運命というかオリ主が無意識に闘いを追い求めていることを察していたので、釘は刺しつつも、殺しを止めるつもりがないことを告げて、それでも家に帰って来てくるようにと言う意味で言ってます。

ようは夜遅くに出かける孫娘を心配する感じです。

さて、次回で半グレ組織の戦いと殲滅と、毛利蘭の県大会予選についての話と、半グレ組織壊滅したことに対する捜査一課側の視点などを書く予定です。
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