side傷原流水
「そういえば流水ちゃんって、今筋力どれくらいあるの?」
「ほぇ?」
今日は被身子ちゃんがいない上に仕事もあまり無いので、バーベルスクワットをやっていたら冬美さんに話しかけられました。
最近だと冬美さんもランニングくらいしに来てるみたいで、みんなが活用してくれて非常に嬉しいです。
「うーん……正確に測ったことないんですよね。必要ないので。」
ガシャン……ガシャン……
「とりあえず一旦それやめよっか?何キロでやってるの?」
「ん〜?確か……100とかじゃなかったですかね?楽に身体温まるので。」
ガシャン……ガシャン……
「100!?流水ちゃん体重いくらだっけ!?」
「60無いくらいです。これでもまだまだ仕上がる予定です。」
「……え?その身長で??」
「はい。まぁ異常ですよね。」
ガシャン……
「ふー……アップはこれくらいでいいですかねぇ〜……」
「……私なんて……ランニングしてるくらいでヒーヒー言ってるのに……」
「そんなもんですよ。常日頃鍛えてるわけでもないでしょうし。」
「えぇ……?その筋肉量で動けなくなったりしないの?」
「……あまり感じませんね。柔軟と筋トレどっちもしてるので。私の体骨格的にも筋肉が付きやすいみたいで。願ったり叶ったりです。」
……えーっと……次はベンチプレスでいいかなぁ。
「うえぇ……長年筋トレ見てるけど……自分がやりだしてからだとより異常に見えるなぁ。」
「褒め言葉として受け取っておきますよ。」
70kgで一旦慣らしましょうか。
「ちょちょちょ!?何キロつけるの!?」
「70です。」
「70……ベンチプレスって体重以下が普通じゃ……」
「まぁ普通の個性なしの人間ならそれくらいが妥当でしょうか。」
よーし。20回くらいでいいかなぁ。
「んしょ。……んしょ。」
「……ホントに持ち上がってる……」
「まぁ……この後10kg重り増やしてっ……もうワンセットする予定ですけどっ……」
「……もう何も言わないよ。」
まぁ私よりすごい子学生で見ちゃってるからねぇ……なんとも言えないかな。
上達あるのみ。コツコツやりましょ〜。
「ふぅ〜!楽しかった〜!」
あの後レッグプレス、デッドリフト、時々ランニングと色々やり尽くした。見てた冬美さんは顔が引きつってましたね。
シャワーを浴びてさっぱり。やっぱり筋トレはいいね!運動はいいね!!
ルンルン気分で事務所に戻ってくると……
「あれ?どったの。才子ちゃ……」
「あ、ブラッドロータス様……お客様が……」
「流水ちゃん。や。」
「……なんすか。ホークスくん。」
「あははは!顔色一瞬で変わったな!」
目の前の光景が嫌すぎますね。なんすか。
「仕事だよ仕事。好きだろ?」
「はぁ〜……」
なーんでこの公安委員長は公安所属のヒーローじゃなくて私に仕事ぶん投げてくるんですかねぇ??
「怠。」
まぁやってあげますけどね。
仕事なんで。
«豆知識»
流水さんはまだまだ成長期です。