『桜影に揺れる檻』
作者:

オリジナルその他/恋愛
タグ:恋愛 純文学
時は大正の世。皇居の静寂の中で若き皇宮衛士・綾野尚広は、同い年の女性皇族・琴子に出会う。
琴子内親王は表向きは優雅で品行方正な内親王であるが、心の奥底には自由への渇望と孤独を抱えていた。
身分の差と、宮中のしきたりという檻に縛られた二人は、互いの想いを秘めながらも、偶然の邂逅や微細な交流を通じて禁断の恋を育んでいく。
やがて、皇宮の陰謀や政変の噂が二人の距離を試す中、恋の行方は、許されぬ情熱か、永遠の別離か――。

(登場人物)
綾野尚広(あやの なおひろ)
若き皇宮衛士。真面目で誠実、しかし琴子内親王と接するうちに心の奥に秘めた激情が目覚める。

琴子内親王(ことこないしんのう)
皇族の姫。清楚で優雅、しかし自由を求める心は誰にも見せられない。

唐橋明子(からはし あきこ)
琴子内親王の侍女。琴子内親王の心情を最も理解する友であり、密かに尚広の存在に気付く。

近衛忠久(このえ ただひさ)
宮中の権力者。二人の関係を監視し、時に二人を引き裂こうとする。

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