豊穣の祟り神シド・ラフェールとの対峙後、一行は学内へと入り教室で禍刻と六華の帰還を祝う事となった
女生徒「あぁ!おかえりー二人共!」
気怠そうな少女「漸く帰ってきた」
女生徒「私達、ずっと待ってたんだよー?」
活発な少年「お前、毎日の様に禍兄…禍兄って言ってたもんな?」
女生徒「もう、かおりんは黙ってて!」
活発な少年「へいへい、悪かったって」
霊華「はい、
気怠そうな少女「はぁ、またイチャついてる…」
六華「ごめんね、この二人のお世話大変だったでしょ?」
気怠そうな少女「いえ、大丈夫です」
禍刻「そんなに下手に出なくてもいいんだぞ?」
気怠そうな少女「いえ、そんな事は…」
六華「禍兄、悠華に甘くない?」
禍刻「そうか?」
幽真「いや、禍兄が
六華「それもそっか」
霊華「はーい、それじゃあ出欠とるから席ついてー」
霊華の声で、学生達は席へとついた
とはいっても、広い講堂には片手で数えられる程の人数しか生徒はいない
霊華「じゃあ、久しぶりに出欠取る?お兄ちゃん」
禍刻「あぁ、そうするか」
紗雪「え?禍兄に呼んでもらえるの?最高!死んでもいい!」
香織「はぁ、お前さぁ?」
紗雪「何よ!」
香織「何もねぇよ、早く出欠取ってくれ禍兄」
禍刻「はいよ」
そして、禍刻は生徒達の名前を呼んでいく
禍刻「よし、じゃあ
香織「へーい」
禍刻「
紗雪「はーい!禍兄愛してる!」
六華「はいそこ、いらん事言わない!」
紗雪「ちぇー」
禍刻「次行くぞ?
悠華「はい」
禍刻「
幽真「はい」
禍刻「咲良
幽真「紫苑は後からくるってよ」
禍刻「またアイツはなんかトラブってんのか?」
紗雪「あ、禍兄」
禍刻「どうした?」
紗雪「紫苑は今、アレだから」
禍刻「あぁ、そういう事か」
霊華「それなら仕方ないか」
六華「はい、じゃあ気を取り直して!」
六華はは大きく息を吸い込み口を開いた
六華「皆、ひさしぶり!」
禍刻「お前どんだけデケェ声出すんだよ」
六華「あ、ごめん」
禍刻「はぁ、まぁいいけどよ?」
紗雪「あー禍兄と六姉がイチャついてるー!ズルい!私も禍兄とイチャつきたい!」
悠華「はーい、茶化さないのー」
紗雪「ぶー」
霊華「はは、紗雪はお兄ちゃんが帰ってきて調子を取り戻したみたいだね」
禍刻「みたいだな、たく…手のかかる生徒だよ…」
紗雪「手のかかる生徒?それって実質ムスメ的な?」
禍刻「違うから大人しく座っとけ!」
紗雪「はーい、ちぇーつまんないの〜」
そんな他愛もない話をしている所に、一人の少女が飛び込んできた
慌てた少女「す、すいません遅れました!って…禍兄!!」
少女は、禍刻を見つけるやいなや勢いよく飛び込んだ
禍刻「おっと、久しぶりだな紫苑」
紫苑「久しぶり!えへへ、大好き」
紗雪「あぁ!私が最初に抱き着こうと思ってのに!」
紫苑「べー!」
紗雪「またそうやって馬鹿にして、じゃあ忘れててもあげないからね?」
紫苑「あぁ、ごめんうそうそ!許して紗雪ー」
六華「はぁ、相変わらずだねこの光景」
霊華「だね…」
紗雪「あ、そうだ禍兄!」
禍刻「ん?どうした?」
紗雪「これ、禍兄と六姉が帰ってきたお祝いでしょ?」
禍刻「あぁ、そうだな」
紗雪「じゃあ、禍兄達がいない間何あったか教えてあげる!」
禍刻「お、それはありがたい」
香織「長くなるから聞かなくていいよ禍兄」
悠華「せっかく紗雪が気張ろうとしてるんだからちょっとは見ててあげなよ」
香織「ちっ、仕方ねぇ悠華に免じて見ててやるか」
禍刻「話は終わったか?」
六華「なら、本題に入らせてもらおうかな」
紗雪「はーい、じゃあ禍兄達がいなくなった直後から!」
時は遡り、禍刻と六華が異界へと旅立った直後
霊華「ふぅ、とりあえずこの場は一件落着かな」
ベルゼブブ「初陣でこれ程とはやはり器だけありますね」
霊華「えへへ、それ程でも…」
天鈿女命「しかし、なぜ滅多に現れる事の無いはずの怪異がこれ程まで活発に…」
ベルゼブブ「さぁ、何故でしょうか…」
霊華「まぁ、考えても仕方ないでしょ!」
天鈿女命「思考放棄しないでください…」
以降、現世にて起こった事を紗雪は淡々と説明する
香織「へぇ、紗雪があんなに説明上手くするとは…」
悠華「アンタ、ちょっとは紗雪のこと信頼してあげたら?」
幽真「無駄だって!香織には何言っても聞かねぇよ」
香織「な、お前それ俺の飴!」
幽真「別にいいだろ?減るもんじゃねぇし、ほら紫苑」
紫苑「サンキュー幽真」
香織「減るもんだろ!」
禍刻「俺達の居ない間にそんな事が…ってそこ!一応講義中だぞ?」
香織「あ、おい!お前のせいでバレたじゃねぇか!」
幽真「は?俺のせいかよ!」
香織「どう考えたってお前のせいだろ!」
禍刻「はぁ、香織に幽真、お前ら後で六華のお仕置な?」
六華「なんで私なの!?今の絶対禍兄がやるながれだったよね!?」
香織「え?六姉のお仕置!?」
幽真「良かったな香織!ご褒美じゃん!」
香織「いや、拷問の間違いだろ…」
六華「拷問とかご褒美とかどうでもいいから、とりあえず後で私のとこに来てね?」
香織・幽真「はい…」
空亡「怪異の出現か…」
禍刻「どうした?空亡」
空亡「いや、気にするな」
禍刻「ん?わかった」
そんな何気ない日常のような瞬間をぶち壊す様に講堂内に少年の声が響く
シド「はぁ、つまんない会話してるねぇ?」
禍刻「またお前か!」
香織「おい!幽真!」
シド「は?なんだよお前、邪魔」
香織「がはっ…!?」
紗雪「…!香織っ!」
霊華「私達に飽き足らず生徒にまで!」
禍刻「何処までも下衆な!」
六華「今度は何をしに!」
シド「ただの宣告さ」
禍刻「宣告だと?」
シド「あぁ、ただの宣告…残念だけど、君達に明日は来ない…」
禍刻「は…?」
紗雪「明日は来ないってどういう事?」
シド「あ?」
紗雪「だから、明日が来ないってどういう事なの!?」
シド「言葉通りだよ、君頭悪いの?」
香織「お、おい…紗雪の事を罵るのはそこまでにしろ…」
シド「なんだ、まだ生きてたの?」
香織「紗雪を罵っていいのは俺だけなんだよ!」
紗雪「香織…」
シド「くだらない、どうでもいいよそんな事」
幽真「おい、これヤバイんじゃ…」
悠華「あぁヤバいかも…」
シド「目障りだ、死ね」
禍刻「させねぇよ…」
シドがそう言い放った直後、間髪入れずに禍刻がシドを講堂の中央へと引きずり下ろす
シド「なっ…?」
紫苑「禍兄カッコイイ…」
禍刻「何が明日は来ないだよ、お前がコイツらの未来を勝手にきめてんじゃねぇ」
シド「めんどくさい…」
禍刻「例えお前が神だろうが、コイツらの未来を勝手に決めつけて、踏みにじることだけは許さねぇ!それでもお前がコイツらに手出ししようってんなら、この俺が相手になってやる!さぁ、かかって来いよ豊穣神!お前のクソみたいな考え、俺が切り伏せてやる」
次回 仮面ライダー逢魔ヶ
霊華「流石は神か…」
シド「あぁ、本っ当に…」
香織「ありがとう禍兄」
六華「また出てきそうだねアイツ」
絶望の先に待つ未来は、終焉か安寧か