禍刻「とりあえず、コレで難は逃れたか?」
ベルゼブブ「いや、どうやらそうもいかないらしい」
六華「どういう事?」
ベルゼブブ「何やら、不穏な気配がするのだ」
ルシファー「この気配は怪異か…」
禍刻「はぁ!?」
霊華「なんでまた怪異が…!?」
ルシファー「わからぬ」
悠華「怪異って、前いっぱい出てきたやつ?」
霊華「そうだね…けど…」
空亡「この気配、以前お前達が対峙した者とは比べ物にならぬ程かもしれぬのう」
禍刻「マジ…?」
空亡「あぁ、マジじゃ」
一行は気配のする方向、校門の方へと向かった
そこには、身体から溢れんばかりの瘴気を纏った怪異達が溢れかえっていた
シド「今に見ていろ妖怪共、無限に溢れ出る怪異に世界が呑まれる様を…」
火車「ダンナァ!どうやらとんでもねぇ事になってんぜぇ?」
禍刻「あぁ、見ればわかるよ火車」
霊華「こんな量の怪異、どうやって…」
空亡「ルシフ、おまえの術で奴らを無力化する事はできぬか?」
ルシファー「うむ、恐らく不可能だろうな…ましてや、この瘴気の量だ…いくら私の力で瘴気を吸収しても止めどなく溢れてくるだろうな」
六華「そんな、ならホントにどうするの?」
ルシファー「やれるだけやってみるしかあるまい…」
禍刻「そうだな、今までだってそれで何とかなってきたんだ」
六華「そうだね」
霊華「なら、準備はいい?」
────変身────
空亡「よし、行くぞ禍刻!」
禍刻「おう!六華、支援は任せた」
六華「了解」
禍刻「霊華もいけるか?」
霊華「うん、任せて!」
三人は、怪異の大群に果敢に挑む
しかし怪異達がその身に纏う瘴気に阻まれ、思う様に近づけず硬直状態と化した
禍刻「ちっ!瘴気のせいで思う様に攻撃できねぇ」
六華「その為に私がいるんでしょ?いくよルシファー!」
ルシファー「任せておけ、少しは瘴気を緩和してやるさ」
六華は、怪異達が纏う瘴気を吸収し、自身の力へと変換を始めた
霊華「凄い、どんどん瘴気が薄くなっていく」
禍刻「大したもんだよなぁこの力」
空亡「何、ルシフは一応天使だからな」
禍刻「そうか、そういやアイツ一応堕天使か…通りで…」
六華「よし、もう少し!」
六華が怪異達の瘴気を全て変換し終える直前、空中から怪異達に向かって瘴気が降り注いだ
禍刻「なっ…!?」
シド「困るんだよねぇ、そういう事されると…瘴気も有限なんだからさぁ?」
禍刻「お前は…!」
霊華「シド・ラフェール!」
シド「やぁ、さっきぶりだね」
禍刻「またやられに来たか?」
シド「いや?今回はただ君達の邪魔をしに来ただけさ」
禍刻「邪魔だと?」
シド「あぁ、瘴気を纏った怪異達を仕向けたのは僕だしね」
空亡「予想はしておったが、やはりか!」
シド「まぁ、君達がどれだけ強くてもコイツらは倒せないよ?」
六華「どういう事?」
シド「言葉の通りさ…倒しても倒しても、何度も現れる無限の大群…」
禍刻「無限だと…?」
シド「そう、無限…どうしたの?怖気付いちゃった?」
禍刻「いや、寧ろおもしれぇじゃねぇかよ!」
シド「へぇ?君こんな状況でも笑っていられるんだ…」
ルシファー「無限に現れるとしても、私達には遠く及ばぬさ」
シド「それはどうかな?コイツらが瘴気を纏っている限り、君達の攻撃は一切届かないんだよ?」
禍刻「そうだな、確かに届かない」
シド「なら、どうやってコイツらを退けるつもり?」
禍刻「ルシファーが瘴気を変換するだろ?」
シド「その都度、僕が瘴気をばら蒔いたとしても?」
ルシファー「仕方ない…」
シド「仕方ない?」
ルシファー「どうやら、あの秘術を使う時がきたようだ」
空亡「まさか、アレを使うつもりか?一度も成功しておらぬではないか!」
禍刻「秘術?」
シド「はぁ、いくら策を講じても無意味だと思うよ?」
ルシファー「本当に無意味かは、お主自身で確かめればよい」
空亡「はぁ、仕方ないのう…禍刻、暫しの間身体を預けてくれぬか?」
禍刻「あぁ問題ない」
ルシファー「六華もよいか?」
六華「分かった」
霊華「一体何を…」
空亡とルシファーは、そう言って力を溜め始めた
ベルゼブブ「融合の秘術か…」
霊華「融合?」
ベルゼブブ「あぁ、空亡様とルシファー様が作った術なのだが、今まで一度も成功事例がないらしくてな」
霊華「そんな危なそうな事しようと…」
天鈿女命「大丈夫ですよ、あの方々ならきっと…」
力を溜め終えた二人の頭上に、それぞれ五芒星と六芒星の魔法陣が現れた
そして、その魔法陣が二人の中心地で重なった瞬間、周囲に眩い閃光が放たれた
シド「くっ、何だこの光…」
霊華「眩しい…」
その後光から現れたのは、悪魔の如き身体に太陽を模したような装飾が散りばめられた姿だった
空亡・ルシファー「さぁ、戦を始めようか…」
次回 仮面ライダー逢魔ヶ
シド「なんだよ、なんなんだよその力!」
霊華「怪異がどんどん消えていく…」
火車「流石だぜお二方」
シド「あぁ、うざったい…」
絶望の先に待つ未来は、終焉か安寧か