仮面ライダー|逢魔ヶ《オーマガ》   作:月影黒子

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最終夜 絶望を超えた先に安寧を

霊華「あ!そうだ天鈿女命、もう死骸の気配はない?」

天鈿女命「そうですね…気配はない…かと?」

シド「死骸なら、多分僕を蝕んでいた瘴気が消滅した事で、自然消滅したんじゃないかな?」

六華「なら、これで戦いは終わり?」

ルシファー「あぁ、恐らくこれで終わりだろう」

禍刻「だったら、これで一件落着だな」

空亡「そうだな…しかし…」

禍刻「どうした?空亡」

空亡「いや、戦いが終わったとはいえ、もう死骸が出てこないとは限らぬ」

六華「確かに」

霊華「ならさ!私達でこの世界を守り続けようよ!」

空亡「あぁ、皆で共にこの世界を守り抜いて行こうぞ…永遠(とわ)に続く安寧を築いて行くのだ」

シド「なら、一つだけ忠告しておくよ」

禍刻「忠告?」

シド「うん、気をつけて…誰かが憎しみを抱く限り、瘴気は消えないから…」

空亡「わかっておる…妾達がかつての平安を統治しておった時にも、晴明が瘴気に呑まれておったからのう」

シド「そうだったのか…僕以外にも瘴気に呑まれた人を浄化しているのなら、君達なら大丈夫そうだね」

禍刻「あの時は…確かアイツが勝手にどっか行ったんじゃなかったか?」

六華「でも、結果的にこの時代でアイツを倒せたし、間違ってはないんじゃない?」

禍刻「あぁ、かもな」

霊華「そうだお兄ちゃん」

禍刻「どうした?霊華」

霊華「閻魔様に報告しないと」

禍刻「あぁ、そういやそうか…ベルゼブブ、頼めるか?」

ベルゼブブ「任せとけって」

 

地獄にある閻魔の宮殿にて、閻魔は晴明の周囲の関連に着いて探っていた

 

ベルゼブブ「閻魔様、いるか?」

閻魔「ん?あぁ戻ったのかベルゼブブ」

ベルゼブブ「あぁ、こっちの方で進展があったんでな」

閻魔「進展?」

ベルゼブブ「こっから先は、当人達から聴いてくれ」

 

そう言って、ベルゼブブは小さな鏡を取り出した

そして、鏡面から禍刻達の姿が投影された

 

禍刻「お、繋がったみたいだな」

閻魔「禍刻か、進展とは一体なんだい?」

禍刻「あぁ…その事なんだが、こっちの方で晴明の野郎も、その主も全部片付いた」

閻魔「なんと…なら私の調べ物は無意味だったか?」

禍刻「そんな事ねぇよ。というか、俺達が現世に帰った瞬間に奴等が現れちまったからな」

閻魔「そうか、なら…」

禍刻「どうした?」

閻魔「私が調べていた資料の中に、晴明の主である豊穣神の事が記述されていたんだが…」

禍刻「あぁ…当人から聞くか?」

閻魔「まさか、そこにソイツもいるのか?」

禍刻「安心しろ、瘴気で身体とかを蝕まれてただけみたいでな」

閻魔「ふむ」

禍刻「まぁ、とりあえず全部終わったって事だ」

閻魔「そうか…終わったか…」

禍刻「あぁ…俺達は、今の時代を永遠に守り続けるから、またなんかあったらベルゼブブ伝いで、伝令でもくれ」

閻魔「わかった」

ベルゼブブ「以上だ」

閻魔「そうか、流石はかつて全てを統治していた王と言ったところか…」

ベルゼブブ「閻魔様はこの後も調べ物か?」

閻魔「いや、禍刻達から頼まれればやるが、今は溜まった仕事を片付けなくてはいけないからね」

ベルゼブブ「そうかい」

閻魔「お前はどうするんだい?」

ベルゼブブ「俺は、こっから戻ってアイツらの手助けをするつもりだ」

閻魔「お前が行ったところで助けになるのかい?」

ベルゼブブ「言ってくれるじゃねぇかよ閻魔様…手助けとはいえ、霊華の手助けだよ」

閻魔「あぁ、確かにあの子はお前の力がいるのか」

ベルゼブブ「そういうこった」

閻魔「なら、戻ったら彼等に伝えておいてくれ…そっちの世界は任せたとね」

ベルゼブブ「伝令だな、了解した」

 

そう言ってベルゼブブは現世へと戻っていった

 

閻魔「さて、私も仕事に戻るとするか」

 

これにて、妖怪達の戦いは幕を閉じる

永遠に続く安寧を現世にもたらす為に

 

絶望の先に待つ未来に安寧を

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