香織とデート
「香織先輩、待った?」
「ううん、全然待ってないよ」
4月のとある日、香織先輩と約束していたカフェにやってきていた。
「相変わらず、さつまいも好きなんですね」
「うん、拓哉君も食べる?」
「香織先輩が良いなら」
「もう、呼び捨てで良いって言ってるのに」
「ごめんって」
卒業して、大学に通い始めてから新生活に慣れた頃、香織せ_香織に告白されて付き合う事になった。
呼び捨てで呼ぶのには、中々慣れない。ヒロネはすんなりと呼べるんだけどなんでだろう。
「香織せ『うん?』 香織は最近はどう?」
怖い怖い…香織の圧力は凄い怖いんだよなぁ…
「そうだね、拓哉君と付き始めてからはずっと幸せって感じかな」
そう言って笑う香織は、北宇治の時に吹奏楽部のマドンナと言われていたのも納得するくらいの笑顔だった。
「僕も、香織と付き合えて幸せ」
「ふふっ、それは良かった」
と言って頼んでいた芋パフェを食べる香織。
食べた後に、スプーンですくって僕の口の前に持ってくる香織。
「はい、あ~ん」
僕は、スプーンを口に入れて食べる。
「美味しい」
「ふふっ、間接キスだね」
「なっ!?」
「そんな拓哉君、初めてみたかも」
「香織の意地悪…」
「意地悪したくなっちゃったの。ごめんね」
そう言う香織の頬は薄っすらと赤く染まっていた。
「香織、恥ずかしかった?」
「うん…」
「そんな香織も可愛いよ」
「ありがとう」
そして、残っているパフェを二人で分け合いっこしながら食べた。
周りに居た人達からは、痛い視線を浴びたけど気にしない事にする。
「助手席に乗るの久しぶり」
「そうだっけ?」
「うん、でもこんな匂いだった?」
僕の車の助手席に座って、香織はそう言ってきた。
「最近、さつきを送っていってるから、さつきの匂いかも?」
さつき、最近は僕が送れるからってほぼ毎日、北宇治まで送っていく日々。
「さつきちゃんか~さつきちゃんともずっと会ってないね」
「今度の休みに会いに来る?練習休みって言ってたし」
「う~ん、家族の時間を邪魔するの悪いよ」
「多分、大丈夫だと思うけどなぁ」
と僕は言って、続けて言う。
「さつきも香織に会いたいって言ってたよ?」
「それなら、会いに行こうかな?私の妹になる訳だし」
「気が早いし、さつきが妹になる訳じゃないからね?」
高校時代から思っていたけど、香織って気が早すぎる事多いよなぁ…って思う。
「そう?私は拓哉君と結婚する気満々だよ?」
「それは僕も同じ気持ちだけど、まだ先の話だから」
本当に気持ちが早すぎる…
まだ、僕達は大学生なんだから。大学生の間に結婚する人たちもいるにはいるけど
「ま、さつきには伝えておくよ」
「本当?」
「うん、さつきも喜ぶと思うよ」
「わーい、さつきちゃんに会える」
喜ぶ香織を乗せた僕達の車は、前に向かって進んでいく。
分岐ルートはこんな話をしつつ、久美子三年生編をちょっとだけ入れてやっていきたいと思ってます。
そして、一旦ここで更新ストップします。
もう1作品に時間をかけたいのともなかに重点を置くので…色々と頑張ります。
中の人がラブライブにハマってるのもありますが…
後、1話から暇を見て、順次話を作りなおしてます。