100万のウルサス軍に対抗してみた。by.マンネルヘイム 作:チト 熟練見張員
ウィシャデル・レミュアン・テンニンカの三人だけで大体のステージ突破できることに気づいてしまう。
アシュロック育ててた作者が、まるでバカみたいじゃないですかッッ
私の名は、マンネルヘイム。
フィンランドの元最高司令官…
いや、そんな肩書き、今となっては1マルク紙幣*1ほどの価値もない。
記憶が正しければ、私は1951年に一生を終えた。だがどういう運命か、私は別の世界に女として再び生を受けた。
それから数年。
私は、目を覚ました場所からそう遠くない場所にあった村で、長らくお世話になっていた。あの日私が訪れた家は、偶然にもその村の村長の家だったのだ。
長く村で過ごすうちに、私は村に居着くようになった。村長は、自分の家に私用の部屋を作ってくれた。
そもそも他に行く宛の無かった私にとって、それがどれほどありがたかった事だろうか。
村の住人達は、余所者だった私を暖かく迎え入れてくれた。だから私もその好意に応えようと、村の仕事を手伝うようになった。
幸い、村は大人数ながら人手が足りてないのか、私ができる仕事は多かった。
だが村の仕事を手伝い始めて1ヶ月…人手が足りていない原因がすぐに分かった。
この村の識字率は、アフリカの植民地レベルに低かったのだ
「国民学校は無いのか…?」
この村の子供への教育は、各家庭に一任されていた。その為、子供達によっても知識や教養の差は激しかった。
私は村長に頼み、はずれの小屋を借りた。
長らく使われていなかっただろう埃の積もった倉庫を掃除し、椅子や机を運び込み、子供達を対象に学校の真似事を始めた。
数学、国語、一般教養…
本当は歴史も教えたかったのだが、すぐに無理だと気づいた。どうにも、ここは私の知らない世界らしいのだ。村長に聞いたが、フィンランドどころか、イギリスやロシアといった国々の名前すら聞いた事が無いらしい。
まぁ、薄々気づいていた事ではあったが…
頭に角生えてたり、熊の耳が生えてたり、どう考えても現実じゃあり得ないことだ。別の世界に来てしまったと考えるのが、妥当だろう…
幸い、なぜか住人達から信頼を受けていた私の元には、多くの子供達が預けられた。1ヶ月も活動を続ければ噂が行き届き、村の子供達の殆どが学校に来るようになった。
女に生まれ変わったというのもあって、子供達にはすぐに懐かれた。
舐められるてるともいう。
ただーーー
「先生ー質問でーす。どうして先生は浜に打ち上げられたシーボーンみたいな目をしてるんですかー?」
「しぇんしぇー、仕事から帰ってきたパパみたいな顔してるー」
「しんだんじゃないのー」
教師の真似事というのは私の想定以上に大変で、加速度的に増えていく生徒の人数に、いつしか村の仕事にまで手が回らなくなっていった。
私は、膨れ上がった仕事を別の奴に
「いや…わt私は感染者っで…その、こんなことは…」
なんか言ってた気がしたが、聞かなかった事にした。優秀な指揮官とは、適切な人材を適切な仕事を割り振れる奴のことである。軍が一人で動かせたら、参謀本部は必要ないのである。
そんな事をしながら、早数年…
ーーーーーーーーー
「村長、xxxxさんの家が収穫の人手が足りてないそうで…」
「村長さん村長さん、昨年の麦の種って、どこに保管しましたっけ?」
「子供達がチャンバラごっこして怪我しました、村長からも何か言ってやってください!」
「あーあー、待ってくれ君たち。私はここに居るから、まずゆっくりと話してくれ。」
私はこの村の村長になっていた
???
何を言っているか分からないと思うが、私は村長になっていた。なんでも、前村長こと私を泊めてくれたあのお爺さんには、後を継ぐ子供がいなかったらしい。お爺さんは歳をとった事を理由に、村長を辞職した。
お爺さんの後釜は誰になるのか、なんて他人事の様に感じながら子供達と雪だるまを作っていた*2ら、いつの間にか次の村長候補に祭り上げられていた…
正気か?お前ら
確かに精力的に村の仕事をこなしてはいたが、そもそも私は住所不定無職の余所者だぞ?
そんな怪しい奴に村長任せていいのか?
あれか
ひょっとして、村長ってお飾り職だから、ぶっちゃけ誰がなってもいい奴なのか?
と、住人達に聞いたところ…
「え?あー…そうだっけ?」
「そういえばグスタフさんって、他所から来たんだっけ…」
「馴染みすぎてて、全然忘れてた」
「それな」
「ぶっちゃけ、お前以外は全員、マンネルヘイムさんが次期村長だと思ってるよ。」
「グスタフ、お前教師やめて村長になれ」
とのこと。
……
……
…ここまで信用してくれるのは嬉しい事なのだが、少々不用心が過ぎるのでは?
余所者に寛容とはいえ、限度があるだろう。
そういえば、件のお爺さんはどう思ってるのかと、それとなく尋ねてみたところ…
「よそ……もの……?…???え、お前さんが????」
このお爺さん、完全に私を自分の孫娘だと思うことにしてたらしい。
まじか、大丈夫か村長。
種族違うぞ?
私のことを孫娘にするのはいいが、孫を見せてくれとか言われても困るからな?
大体、私はもともと男だぞ。
もちろん恋愛対象も女性…
女同士でどうやって交尾しろと??(混乱)
ーーーーーーー
平和な日々を過ごす内に、男は世界の残酷さを忘れつつあった。
チェルノボーグで『石棺』の研究に関わっていた男は、感染者になったというのもあり、移動都市を追われていた。
そんな中、やっとの思いでたどり着いたのがこの村だった。
村は森の奥にひっそりとたっていて、どこか神秘的な雰囲気を醸していた。
村の村長を名乗るお爺さんに、感染者であることを恐る恐る伝えると、お爺さんは微笑んで迎え入れてくれた。
ウルサスにおいて、感染者に寛容な場所は希少だ。
ウルサスにもまだこのような暖かい村があった事を、男は神に感謝した。
村に辿り着いてから数日、男の元に軍服を着たサルカズの女が訪ねてきた。
なんでも、男が研究者であったことを聞き付けて来たらしい。
男は風の噂で、『石棺』に関わった研究者が軒並み処刑されたことを知っていた。
(殺られる?!)
男は必死に抵抗した。時間にして、およそ14秒くらい。男的にはかなり頑張った方だと思う。だが、そのサルカズの女は異様に力が強かった。おまけに目が死んでいた。所詮は内勤の研究者風情、鍛え抜かれた監視隊(?)の前では抵抗など意味をなさず、あっという間に連行されていった。
(あっ……俺死ぬんだ……)
研究所にいた頃、いつも話の長いフェリーンの所長からこういう話を聞いたことがある。曰く、人は不可避の死を目前にして五つの心理的段階が存在するそうだ。
『否定』『怒り』『取引』『抑うつ』『受容』
それが本当なのだとしたら、今の俺は最後の『受容』に当てはまるのだろうか?
男は来る死を前にして、希しくも目の前のサルカズの女と同じーーーすなわち死んだ目になっていた。
処刑台へ連れて行かれる囚人の如く、村の中を数分ほど歩かされた。
心なしか、村人たちが俺たちを見て憐れむ目を向けてきている気がする。
「……ここだ」
「……。」
ついた場所は、村のはずれの粗末な小屋の前だった。
なるほど、ここで処刑するのか。
サルカズの女は、小屋の前を勢いよく開いた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「君たち、この人が今日から私に変わって先生をすることになった、レガソフ先生だ。彼の言うことを良く聞くように…」
「………*ウルサススラング*」
死んだ魚のような目の大人二人を迎え入れたのは、小さな子供達だった。
男は、宇宙猫ならぬ宇宙
<登場人物紹介>
村長(後任)
本名は、カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム
ウルサスのとある村で村長をやっている、サルカズの女
村の衛生環境と教育水準の向上に貢献し、市民らの強い支持で村長になった
整った顔立ちで、見慣れない軍服を着ている
共産主義者ではない。
ヴァレリー・レガソフ
ウルサスのとある村で先生をやっている、ウルサスの男
都市で『石棺』についての研究に参加していたが、オリパシーの感染に伴い追放された
少しやつれた顔に四角いメガネをかけている
共産主義者ではない。
小説の読者層を調査したいのですが…
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プリースティスに脅されて…
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一般通過ミリヲタor歴史ヲタ
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ドクターだし歴史も好き
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チャリで来た(未プレイ、未履修)