穹と黄金裔の日常   作:サト3104

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すみません、遅くなってしまいました。
3.7のストーリーめっちゃ良かったです……
あとなんか思ったより評価いただけているようで本当にありがとうございます。


第6話

第6話

「……ん。まだ夜か」

 

 時計を見るとまだ真夜中だった。

 

「……オンパロス、か。」

 

 ケリュドラが宴の開催を宣言したあとはみんなからオンパロスでの出来事を聞かされた。タイタン、黄金裔、半神、火種、暗黒の潮、再創生……

いろんな事を聞くことができたが語っているうちに時間があっという間に過ぎてしまったため一旦はお開きになった。

 

「喉が渇いたな……水でも飲むか」

 

 喉が渇いたので部屋を出てリビングへ向かう。

 

「あれ、誰かいるのか?」

 

 リビングの扉から光が漏れていた。耳を澄ませると微かに話し声が聞こえる。中に入るとそこにはケリュドラとセイレンス、アグライアの3人がいた。

 

「おや、灰色の小魚。こんな夜中にどうした?」

「目が覚めちゃったんだ。喉が渇いたから何か飲もうかと思ったんだけど3人こそ何をしてるんだ?」

「ふふ、カイザーのチェスの相手ですよ。久しぶりに相手をしたくなったようなので」

「ちょうどいい。主人卿、お前も一局どうだ?」

「え、俺?チェスなんかやったことないけど」

「それならワタシが横で教えよう。大丈夫だ。そう難しいものではない」

「それならやってみるか」

「では私はホットミルクでも入れてきましょう」

 

 

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「チェックメイトだ」

「また負けたー!」

「僕に勝つならばあと1000年は足りぬな」

「ふふ、カイザー、お言葉ですが数手前で追い詰められて少し焦っていたのでは?」

「愚問だな金織卿。あの程度で僕が心を乱すとでも?」

「そうですね。失礼しました」

「もう1回!もう1回頼む!」

「いいだろう。もう一局だ」

 

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 チェスの間は誰も喋ることは無かった。対戦をしている俺とケリュドラはもちろん、横でホットミルクを飲んで見守るアグライアとセイレンス。

 沈黙の中響く音は駒を置く音のみ。その沈黙の中でケリュドラが口を開いた。

 

「主人卿。今日お前はオンパロスの事を皆から聞いた訳だが……記憶は戻ったのか?」

「……完全には思い出せてないかな。なんというか……夢の内容を思い出そうとしたら内容がふわふわして曖昧な内容になってるみたいな感じ。けど全て思い出せなくても今ならはっきりわかる。俺たちはみんなで明日のために戦ったって」

「なら問おう。今のお前から見て僕たちの叙事詩はどうだ?どう感じた?」

「そうだな……キュレネの言葉を借りるなら『ロマンチックな物語』だった。そうだろう?」

「……そうか。チェックメイトだ」

「え!?嘘だろ!?」

「油断大敵だな主人卿」

「ならもう一度だ!」

「穹。気持ちはわかりますがもうかなり遅い時間です。そろそろ休んだほうがいいのではないですか?」

 

 ふと時計を見るとかなり遅い時間を指していた。どうやらチェスに夢中になりすぎたらしい。

 

「うわ、本当だ。仕方ないな、そろそろ寝るか。じゃあ3人ともおやすみ!」

 

 3人に挨拶をしてそのまま自分の部屋に戻った。

 

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「……彼は本当に変わらないな。彼を見つけた青と金色のサンフィッシュには感謝しなければならないな」

「同感だ。やつとはチェスをする機会は無かったが。まさかこうして相手をすることになるとはな」

「彼が来てから皆がよく笑うようになりましたにファイノンとキュレネは特に。ファイノンに至っては撮影の時は今までで一番の表情だと絶賛されていましたから」

「ほう?それは興味があるな。その時の写真が出た際は是非とも拝見したいものだ。……そうだ。皆で評価を付けてやるのはどうだ?」

「面白そうだが……本人は恥ずかしさで悶えてしまうかもしれないな」

「それが面白いのではないか」

「ふふ、ではすぐに手元に届くように手配しておきますね」

 

 

 その夜ファイノンは謎の悪寒でなかなか寝付けなかった

 




本当は宴で穹くんに説明してるところを書こうとしたんですけど長すぎてだれてきたのでやめました。
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