トラーパニの港町を治めるキエッリーニ家。
その当主代行を務めるのは、若くして夫を失った未亡人アウグスタだった。
十四年前の災厄で街は焼かれ、多くの命が失われた。まだ彼女は二十歳でしかなかった。
それでも彼女は立ち続ける。
母として、領主として、そして一人の女として。
交易、議会、霊核市場。
剣ではなく理と交渉で街を支えるアウグスタの傍らには、亡き夫の騎士だった男、アントニオがいる。
やがて育つ子供たち。
変わりゆく街。
そして絡み合う人々の思惑。
これは、港町トラーパニとキエッリーニ家を守り続けた、一人の女の物語。
小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しております。
- 1話 赤い獅子の封印と。 (改)
- 2話 大海蛇と遅刻した騎士。 (改)
- 3話 宴と残響。 (改)
- 4話 赤い影。 (改)
- 5話 潮風と遠き残照。 (改)
- 6話 血の誓いと砕ける闇。 (改)
- 7話 朝の問いと赤き牙。 (改)
- 8話 扉の前。そしてその背中。 (改)
- 9話 ルカの迷い。
- 10話 陽光の影、星灯りの下。 (改)
- 11話 ざわめく港町。小さな騒ぎのその先に。
- 12話 責任の先に。
- 13話 雨上がりの港。静かなざわめき。
- 14話 「記録」と「記憶」の狭間で。
- 15話 赤の記憶、白の街。
- 16話 朝焼けと母の溜息。 (改)
- 17話 守るための足音。
- 18話 夕と凪。
- 19話 嵐の前。 (改)
- 20話 訪れる雷鳴。 (改)
- 21話 大掃除。女達は戦場へ。 (改)
- 22話 捜査開始。 (改)
- 23話 柳と剣と探偵と。 (改)
- 24話 詰問と誇り。 (改)
- 25話 夜会。刺客達の夜。 (改)
- 26話 日常に潜む不穏。
- 27話 赤い屋根の家。
- 28話 異界の地にて。 (改)
- 29話 急転。
- 30話 取り戻されない日常。
- 31話 暴動。 (改)
- 32話 英雄の胃袋、只人たちの林檎。
- 33話 守護者。
- 34話 ささやかな幸福と、不躾な客人達。 (改)
- 35話 地獄は各々が編む。
- 36話 夜会の華、執務室の泥。 (改)
- 37話 燻る火種と揺れる柳。
- 38話 昼の茉莉花。 (改)
- 39話 甘い毒、重い数。 (改)
- 40話 正義の道楽。
- 41話 菓子と刃。 (改)
- 42話 絡みつくもの。
- 43話 煌めくもの。
- 44話 たまには、お願いね。
-
45話
選別 。 (改) - 46話 凪の中で。
- 47話 真夏の夜の夢。 (改)
- 48話 若鳥は飛び立つ。
- 49話 雛鳥は嘶く。
- 50話 真っ白な繭の外から。
- 51話 真っ白な繭の中から。
- 52話 「甘か」。
- 53話 茜差す街の匂い。 (改)
- 54話 思わぬ便り。
- 55話 罪と罰。
- 56話 怒りの日。
- 57話 膨らむもの。
- 58話 夢と現の狭間で。
- 59話 女と女と夏の空。
- 60話 それぞれの前夜。
- 61話 先陣の朝。
- 62話 誓いの儀。
- 63話 誓いの儀の裏で。
- 64話 季節は、移りゆく。
- 65話 相棒。
- 66話 親鳥の想い。
- 67話 団欒。
- 68話 一日にして成らず。
- 69話 白の劇場、静かな観客。
- 70話 待つ者達。
- 71話 夜闇の熱風。
- 72話 柳達の憂鬱。
- 73話 悪のお魚屋さん。 (改)
- 74話 泥試合。