繁華街の一角にある雑居ビル。そのビルの入り口には『関係者以外立ち入り禁止』と書かれ、その奥にある地下へと続く階段の入り口には『一見お断り』と書かれており。さらにその階段を下りた先の扉の前には高そうなスーツを着た体格のいい男性が門番の如く佇んでいた。
「ん?」
門番は傍にある監視カメラのモニターにビルへと入り真っ直ぐに奥へと向かってくる二人の男性に気付いた。見たところ2人共高校生くらいの少年だが門番はその佇まいからただの高校生ではない事はすぐにわかった。特に眼帯をした男は隠しカメラのはずなのに完全にこちらを見ている。
間違いなく彼らは我々と同類、それもかなりの実力者だ。
門番は自分の身だしなみを再確認し、2人が階段を下りてこちらに来ると深々と一礼をして
「いらっしゃいませ。ご予約でしょうか?それともどなたかのご紹介で・・・」
門番が尋ねると男が口を開いた。
「鏡高菊代に伝えてくれ。遠山キンジが会いに来たってな」
(遠山!?そうか、この男が・・・ならば後ろのあの男が九狂氷牙か・・・)
「遠山様ですね。失礼いたしました。お話は伺っています。どうぞこちらへ」
門番はそのまま案内人となり扉を開けるとキンジと氷牙は菊代からの招待を受け鏡高組関係者専用の高級中華料理店である『紅寶玉』へと足を踏み入れた。
『いらっしゃいませ』
中では裾は股下ギリギリまで切り詰め、腰から上は細い紐で結び付けたスリットが腋まで入っている。いわゆるサイドオープンチャイナドレスを着たウェイトレスさんたちが通路の両脇に並んで迎えてくれた。
その光景をキンジは極力見ないように通るが、氷牙は逆に何人かのウェイトレスに目を配りながら進んでゆく
「気に入った子がいれば一言おっしゃってください。お席の専属にお付けいたします」
案内人もそれを見てたのか氷牙に伝えるが
「いや、そういう訳じゃない。ただ・・・何人かは武装させてるな?それに武装してる奴は相当な戦闘訓練も受けてるだろ?立ち振る舞いが他の奴等と比べて違うから丸わかりだぞ?」
『・・・ッ』
(一目でそこまで・・・)
案内人も内面では動揺を隠せないがそれでも表面は仮面のように貼り付けた笑顔のまま答えた。
「ご安心ください。彼女達はあくまで警備で紛れ込ませています。お客様には手を出す事は決していたしません」
「客にはね・・・ここを出る時まで客でいられることを願うよ」
(それはこちらもですよ・・・我々も貴方がお客様のままお帰りいただけることを願います・・・)
長年、この店で裏社会の様々な実力者を見てきたからこそ分かる。
この男は非常に危険だ。決して敵にするような、機嫌を損ねるようなことをしてはいけない。もし戦えばたとえここにいる全員が束になっても絶対に勝てないと。
そして一番奥の部屋へと案内されその扉が開かれると
「来たね遠山」
高級料理が並んだ円卓を中心に菊代を始めとする鏡高組の幹部と思しき人達が勢ぞろいしていた。
「組長?彼らが?」
「ええ、いい男でしょう?」
周りの幹部たちもキンジと氷牙を見るなり「成程な」という顔をした。
出来るヤクザほどすぐに相手の実力を見抜く、ヤクザは自分より弱者は食い物にして強者には取り入る。それが正確に、迅速に出来なければのし上がる事も生きる事も出来ないからだ。
レオンは読み損ねたようだがこいつらも案内人と同じく分かったようだ。
キンジとも氷牙とも、もし自分たちとやりあえば確実に勝てないと。
菊代はキンジに続いて氷牙を見ると
「それで・・・あんたが九狂氷牙だね。あんたの話は色々と聞いてるよ」
「へえ?俺の事も知ってるのか?」
「当然だよ。自分のしてきたこと考えてみな。アタシ達だってあんたに潰されたアジトは一つや二つじゃないんだ」
「そうなのか?まあお前等をぶっ潰すのが俺の仕事だし。大体その辺の底辺ヤクザや雑魚マフィアのアジトなんて憂さ晴らしや暇つぶしでしょっちゅうぶっ潰してるからな。何時何処の害虫を駆除したかなんていちいち覚えてねえよ」
そうあからさまな挑発をするように答えると幹部連中は氷牙をギロリと睨むが、懐に隠している物に手を伸ばそうとはぜず席に座ったままだった。
「そんな挑発しても無駄だよ。それで食いつかせてあたし達を叩き潰す口実を作ろうって気だろうがそうはいかないよ」
普段から傍若無人に暴れている氷牙だがそれでも腐っても武偵。何の容疑も理由も無い限りこっちから手を出す事は出来ない。だが・・・向こうから手を出してくるのであれば話は別だ。そういうことならばこちらにも戦う理由が出来る。
「バレてるか、まあお前等じゃなくてもこの店の誰かが隠し持ってる物を出せばその場でこのビルごとぶっ潰してやれるんだがな?」
『ッ!!』
後ろを振り返り通ってきた通路の両脇に控えているウェイトレスに少し殺気を向けてやると訓練されてるためか反射的に背中に隠している物に手を伸ばそうとしたが
「止めな!!!!」
菊代が一喝すると全員、寸前で手を止めた。
「お前達、バックにいな。お前達も全員帰れ」
これ以上挑発されてはたまらないのか菊代はウェイトレス達を下がらせると幹部達にも帰るように命じた。
すると部下たちも何も言わずに席を立った。
キンジも氷牙もその従順ぶりに何か違和感を感じたが今はそれを確かめる術は無いので頭の片隅に追いやった。
そして人払いが済んでキンジと氷牙、そして菊代の3人だけになると
「それじゃあ改めて・・・久しぶりだね遠山」
「ああ・・・中学の時、いきなり家庭の事情とかで中退して以来だったが・・・まさか親の後を継いで組長になっていたなんてな」
「驚いた?それで・・・どう?アタシ、あの頃よりもずっと綺麗になったと思わない?」
「・・・綺麗だってのは否定しないよ」
「えへへ・・・そっかそっか」
先程のヤクザの組長らしい威厳や態度はどこに行ったのか菊代は綺麗だと言われるなり嬉しそうに顔を少し赤くして年相応の少女のような振舞いになった。
そんな菊代を見て氷牙は・・・
「で?俺達をわざわざこんなところに呼んだのはそんな惚気話をするだけじゃないだろ?さっさと本題に入ったらどうだ?」
どうでもいい早く本題に入れと言わんばかりに勝手に席に着くと料理に手を伸ばして食べだした。
菊代も水を差されて恨めしそうに氷牙を睨むと席に着き
「随分とせっかちなんだね?どうしてあんた達の事が分かったかとか気にならないのかい?」
氷牙も冷菜をつまみながら返答した。
「聞かなくても大体わかる。あの学校の上層部の人間、お前等の息がかかってるんだから初めから俺達が転校してくる事なんて筒抜けだろ?そうでなくても転校初日からあんなに派手に振舞っていたんだ。お前達があの学校に絡んでいるなら嫌でも耳に入っていただろうな。強いて気になるところを聞くならどうしてお前が俺達の前に出てきたのかが気になるところだな。昼間の連中。お前等は組の名前を勝手に名乗っているって言ってたけど・・・あれはお前等が用意した身代わりだろ?」
「・・・そこまで見抜いてるか。ホントならあんた達が転校してくるよりも前に証拠は全部隠滅してあるから、後は身代わりに「極道の名前を勝手に名乗っているヤンキー」を用意して武偵に調べさせて無実を証明して噂を払拭する予定でアタシ達は表に出て来る事は無かったんだけど遠山が来るって分かって急遽計画を変更したのさ。あんた達相手じゃ小細工は通じないだろうからね」
「そうだな。小細工抜きでストレートに来るならこっちも助かるよ。その方が楽でわかりやすい」
氷牙は箸を止めずにフカヒレ入り焼売を食べながら返答した。
「でしょ?だからはっきり言うわ。この件から手を引いてくれない?あの学校に極道なんていませんでした。いきがったヤンキーが勝手に極道の名前名乗ってるだけでしたって事にしてほしいの」
「俺達を収賄しようってのか?俺達はあの高校からヤクザの構成員とそれに癒着している奴等を一掃するために転校して来たんだぞ。無理矢理受けさせられた依頼とはいえお前が出てきたおかげで学校がクロって確証が取れっちまった以上はこなすしかないだろ?」
「はっきり言うけどそれは最悪手だよ?さっきも言ったように証拠は全部隠滅してあるし。極道の構成員なんて本当にいないんだからね。それに下手に調べ回って万が一にでも噂が拡がってマスコミにでもリークされてみな?あの学校、特に何も知らない生徒達がどうなると思う?」
「・・・真偽の関係なしに大スキャンダルになって学校は間違いなく評判がた落ち。生徒もマスコミのいい的にされてまともな扱いはされないだろうな。まず進学や就職には大打撃。転校して逃げたとしてもその先で周りからよくて腫物、悪ければ目の敵にされるだろうな」
氷牙も過去を思い返したのか苛立ちながら北京ダックに齧り付きながら答えた。
マスコミにとってはそれが真実かどうかはどうでもいい事だ。大事なのはそれが話題になるかならないか。証拠は無ければ作ればいい。一度報道すれば世間が自分勝手に都合よく面白おかしく拡張して。その後は誰がどんな目にあったとしても知らん顔で次のネタに流れてゆく。まるで作物を食い荒らしては畑から畑へ渡り歩く害虫のようにな・・・
「そこまで分かってるならアタシの言い分もわかるでしょ?一度そんな目に合えば最後、もうまともな学校生活なんて送れない。それにあの学校に通っている奴等は構成員の子供であって誓って極道なんかじゃない。今のご時世、本人だけでなく親が極道ってだけで世間から迫害されるどころかまともな学校にも入学させてもらえないのよ?極道だって人の親。せめて子供にはちゃんとした人生送ってほしいもの。それは九狂氷牙、アンタが一番よくわかってるんじゃないの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「今の反応とアンタの目を見ればわかるわ。アンタ、少なくとも武偵校に入るまではロクな人生歩んでないわね?それにアンタの本性、かなり奥にナリを潜めてるけどそれはこっち側の人間のそれよ?」
氷牙は上海ガニを殻ごと全て平らげると
「そうかもな、お世辞にもロクな人生送って来たとは言えないし。間違いなく俺の本性はお前ら以上の人でなしだ。こんな人生自分以外の誰にも送ってなんて欲しくないな」
「だったらアタシの言い分もわかるはずよ?確かにあの学校に通わせるために人には言えないような汚い事もしてきた。けど偽善だろうと綺麗事だけじゃやっていけないのよ。成し遂げるためにはなりふり構わず使えるものは全部利用するしかないのよ。それでもアンタはあの学校を潰すっていうの?すべての人間がアンタみたいに自力で道を切り開く力があるわけでもアタシみたいに都合のいい正義の味方が現れたりするわけでもないのよ?」
「ーー?お前のように正義の味方?」
氷牙が酢豚を食べながら聞き返すと菊代は一度言葉を詰まらせたがやがて再び口を開きゆっくりと語り出した。
「・・・あんた、遠山から何も聞いてないんだね。かつてはアタシも迫害されてどこの学校にも入学させてもらえなかった極道の子なんだよ・・・そんなアタシが入る事が出来たのは・・・本当の意味で来るもの拒まずな武偵校だけだった・・・けど、そこで待っていたのは地獄だったよ・・・」
察しがついた氷牙は酢豚が盛られていた大皿を置き
「・・・武偵校なんていう武偵の養成所にヤクザの娘なんてどう考えたって水と油だからな・・・周りから目の敵にされたのか?」
「ああ・・・特に女子達には酷いイジメにあっていた。まあ最終的には俺がヒステリア的なやり方で全員に謝罪させて終結させたよ」
「・・・あんたも遠山の体質や性格は知ってるだろ?中学の時偶然にもそれを知ったアタシは自分の身を守るために利用したんだ。アタシには・・・誰も味方なんていなかったからね・・・クラスの連中はもちろん、教員すらもアタシを寝返らせて裏社会専門の潜入捜査官に仕立て上げる事しか考えていなかった。そんな状況でアタシは誰も信じる事ができなかった。唯一味方になってくれた遠山さえ信じる事が出来なくて利用するばかりで、都合のいい正義の味方としか見ていなかった・・・助けてくれた恩を仇でしか返せなかったこと、今では後悔してるよ・・・」
「・・・別に気にしてない。過ぎた事を気にしても無駄なだけだし。この1年の出来事を振り返ればそれこそ取るに足らないような事だ」
「アタシはあんな思いをするのはもうたくさん。そしてアタシと同じ思いをする極道の子を見るのももうたくさん。だからアタシは極道の子がまともな人生歩けるようにあの学校を用意した。それがやっと軌道に乗り始めたんだ。今ここで取りつぶされるわけにはいかないのよ。協力してくれるなら勿論タダなんて言わない。相応の報酬は出すわ」
菊代はプラチナ色のカードを俺達の前に投げると
「暗証番号は1111。欲しいだけ使っていいよ。それに武偵校を退学になってもその後はアタシが責任もって世話する。組長補佐待遇で組に迎えるわ」
氷牙は麻婆豆腐をかき込みながら
「論外だな・・・お前、俺やキンジが金を積めばどうにかなるなんて本気で思ってるのか?」
ばっさりと切り捨てた。むしろ俺達ほど金になびかない武偵はそういないぞ。
「勿論思ってないよ。これは単なるついで。本命は二つ目さ」
「二つ目?」
「藍幇について知りたくない?」
「「――ッ!!」」
その言葉にはキンジは勿論、先程からちっとも箸を止める事が無かった氷牙も箸を止めた。
「アタシが最近藍幇とつながりを持ってるのは知っているでしょ?協力してくれるならアタシが知っている藍幇の情報。今後得るであろう情報も全部あんた達にリークしてもいい。あんた達だって藍幇の情報は喉から手が出るほど欲しいはずだ。違う?」
「・・・確かに欲しい。だが本気か?それは藍幇に対する裏切りだぞ?」
「極道はね、裏切ってなんぼなんだよ。それに言っただろう?偽善だろうと綺麗事だけじゃやっていけない。成し遂げるためには汚い手だろうとなりふり構わず使えるものは全部利用するしかないってさ」
「成程・・・お前、大したヤクザだよ」
氷牙は箸を置き茶を飲み干し椅子から立ち上がり
「ごちそうさん。帰るぞキンジ」
「・・・ああ・・・そうだな」
キンジも続くように椅子から立ち上がった。
「え!?ちょっと!?話は終わってないわよ!?」
菊代が慌てて止めると氷牙も一度振り返り
「さっきの話だが・・・お前には同情はするし共感できるところもある。綺麗事だけじゃやっていけない?当たり前だ。偽善?やらない善に比べりゃずっといい。使えるものはなりふり構わず利用する?素晴らしいじゃねえか。俺自身称賛に値する。お前がただ極道の子供を学校に通わせてまともな人生を送る手助けをするってだけなら俺達は代価なんて無くても迷わず手を貸した。けどな・・・やはりお前は信用できない」
「え?」
「まず、現段階で今のお前の話がどこまで本当なのか確かめる方法は無い。学校の話も俺達を惹くための作り話だという可能性もある。たとえ本当だったとしてもお前は元々何のために俺達をあの学校に来させた?何が後悔してるんだよ?最初からキンジをまた都合よく利用しようとする事しか考えてねえじゃねえか」
「――ッ!?ち、ちがっ・・・そんなつもりじゃないっ・・・アタシだってまさか遠山が来るなんて思わなかった・・・」
「なによりヤクザは裏切って何ぼなんだろ?お前は藍幇を裏切ろうとした。一度裏切る奴は何度でも裏切る。俺達をも裏切らないという保証もどこにも無い。そんな奴をどうやって信用しろっていうんだ?」
そう言って氷牙は部屋を後にした。
菊代はすがりつくようにキンジを見ると
「ねえ・・・遠山は違うよね?遠山なら私の事信じてくれるよね?もちろんもう無償でなんて言わないよ!?何でも望みを言って!?お金でも地位でも情報でも・・・遠山が望むならアタシ自身だって―――」
「なら・・・頼むからこれ以上失望させないでくれ・・・」
キンジは最後の決別と言わんばかりに悲しそうな目で菊代を見ると
「さっき綺麗だと言ったのは本当だ。昔の事を気にしていないのもな。けどな・・・中学時代、周りからヤクザの娘と目の敵にされてボロボロにされながらも挫けずに這い上がって見返してやろうと頑張っていた頃のお前は・・・本当にいい女だったよ・・・そんな高価な着物や化粧で着飾ってヤクザの組長している今のお前なんかよりもずっとな・・・そんなお前だったから・・・利用されても裏切られても構わないと思えたんだ・・・」
そう言い残し去っていくキンジ達を菊代はただ見送る事しか出来なかった。
そして帰り、店の出口までは先程の案内人に見送られた
「ごちそうさん。飯旨かったよ」
「ありがとうございます。料理長も喜ばれます」
氷牙は店を出る直前に案内人に向かって振り返り
「そうだ、一つ聞きたいんだがいいか?」
「何でしょうか?」
「鏡高組、これで引き下がると思うか?」
「質問を質問で返すようで申し訳ありませんが・・・何故私にそんなことを?」
「あんた、少なくともただの案内人じゃないだろ?俺達にだってそれなりに洞察力はあるつもりだ。あんたほどじゃないけどな。それで?どう思う?」
案内人は申し訳なく頭を下げると
「・・・・・・・・・申し訳ありませんがお答えいたしかねます。私は鏡高組の人間です。組に関する事をどうして話せましょう」
「・・・それもそうだな。聞いて悪かったよ」
そして背を向けて去ってゆく氷牙に頭を下げたまま
「ですが・・・これは私個人として申し上げますが・・・もしこの先鏡高組で何かが起これば決してお二人を放ってはおかないでしょう」
「・・・・・・・」
その言葉に氷牙は応えることなく去っていった。
キンジと氷牙がビルから出ていくのを確認すると後ろからウェイトレスに紛れていた警備員が声をかけてきた。
「普段は客に私情を出さない貴方が私個人なんて珍しいですね・・・店長?」
案内人改め『紅寶玉』店長はもう誰もいないモニターを名残惜しそうに眺め
「ええ・・・菊代様が急遽予定を変更するのも納得ですよ。味方になればこれ以上の戦力はありませんし、敵になればこの上ない脅威になる。今日、菊代様が二人を引き込めなかったのは仕方のない事ではありますが同時に大きな痛手でしょう」
『紅寶玉』店長は後ろを振り返り
「あなた達、今のうちに今後の身の振りを考えておきなさい?あの二人が敵になろうと味方になろうとどちらにもならなくても・・・近いうちにこの鏡高組で一波乱が起こります。それこそ・・・組の存続すらも揺るがすような波乱がね・・・」