昨日その原作のイベント行ってもなかなか浮かばない・・・
なにかアイディアが欲しいです・・・
「と、まあそんなわけだ。その後、女子寮の屋上でキンジたちを見てこれは盛大に祝わなきゃと思ってここに来たってわけだ」
これまでのあらましを説明するとキンジは呆れ顔になった
「ほとんど、成り行き任せじゃねえか・・・てかお前何やらかしてんだよ・・・」
「そもそもそんなことあたしたちに話していいの?」
「大丈夫だろ、一応お前らも関係者だしむやみに言いふらすような奴らじゃないのはわかってるしさ」
「しかし・・・レキも氷牙に好意をって・・・いつからなんだ?」
「1年の時初めてパーティを組んだ時からです」
「そんな早くにか?」
ほとんど一目惚れじゃないか・・・
そう思っていたが次にレキが言った言葉で
「はい、氷牙さんとパーティを組むととても仕事がやりやすくなります」
全部吹っ飛んでしまった。
「「「へ?」」」
「特に戦闘時、氷牙さんが動き回って敵を炙り出してくれるので私も敵をすぐ見つけることができ狙撃しやすいのです」
おい・・・それって・・・
「ですから仕事が終わったあとはまた氷牙さんとパーティを組みたいと思います。あなたと何度もパーティを組みたい理由もおそらく好意らしきものからだと推測します」
俺は頭を抱えた・・・
そしてキンジとアリアも同じように呆れながら頭を抱えた・・・
レキは何かと気付いておらず首を数ミリかしげたが
鈍感なキンジでも流石にわかる・・・
(((それは好意じゃない・・・ただ呼吸が合うだけだ・・・)))
俺たちがそう思っていると・・・
「ん?」
突如キンジの携帯が鳴る
そういえば羽田に向かう前に家に忘れてそれっきりだったな・・・
「誰からだ?」
キンジは携帯を見ると・・・その直後何故か硬直した
「どうしたキンジ?」
「あ、あわわわわわ・・・・・・・・」
「?どうしたんだよ?」
俺はキンジから携帯を取り中を見ると・・・
未読メール49件。留守録音18件
しかも全部差出人は・・・白雪からだった
俺はメールを開けてみると・・・
『神崎・H・アリアって女の子がキンちゃんをたぶらかして同棲してるってほんと!?』
『返事くれないけど、どうかしたの?心配だよ』
『ねえ・・・何があったの、キンちゃん!お願いだから電話に出て!』
『もしかしてその神崎・H・アリアになにかされたの!?今すぐそっちに行くから!』
『キンちゃん・・・あの泥棒猫・・・もう許さない・・・』
内容かどんどん暴走した状態になってゆき・・・そして最後のメールには・・・
『・・・見てるんでしょう?この泥棒猫が!キンちゃんをたぶらかしてキンちゃんを汚して・・・ただで済むと思わないで!絶対に叩き斬ってやる!あは・・・あははははっ・・・』
思いっきりヤンデレ入っちゃってるよ・・・これ完全に暴走してるな・・・
「お前・・・メール返してなかったのかよ・・・」
キンジは顔を真っ青にして
「ア、アリア、い、今すぐ逃げろ!ぶ、武装巫女が「残念だが手遅れだな・・・」――来た・・・!」
――どどどどどどどどどどど・・・・・・!!!!――
何か猛牛が突進しているような足音が響いてきた
しかもどんどん近づいて来る・・・
――しゃきん!!――
突如ドアが真っ二つになり吹っ飛ぶ
そして玄関にいたのは・・・
巫女装束に額金、たすき掛けと戦装束の
「白雪!?」
であった
「あーあ・・・そのドア直したばっかなのに・・・」
あ、やっぱり氷牙がドア直してくれたんだ・・・ってそんなことより!
「やっぱりいた!神崎!H!アリア!」
白雪は刀を構えこちらに向かってくる
「ま、待て!落ち着け白雪!」
「キンちゃんは悪くない!キンちゃんは騙されてるだけ!この泥棒猫!キンちゃんを汚した罪!死んで償え!」
「え?ちょ、何?」
「誤解だ白雪!俺はどこも汚れてない!」
「いいからどいてキンちゃん!そいつ殺せない!」
「キンジ!氷牙!何とかしなさいよ!」
「な、何とかって・・・」
「どうにかなるならとっくにしてるよ・・・」
そう言ってる間にも白雪は下駄を鳴らし突進してくる
「天誅ぅ――ッ!!」
金切り声を上げた白雪はアリアの脳天めがけて刀を振り下ろした!
「み゛ゃっ!」
猫みたいな声を上げたアリアは
――バチィィッ!――
白雪の日本刀を両手で挟んで受け止めた
「――し、真剣白羽取り!」
「すごいな・・・リアルで見たの初めてだよ・・・」
さすが格闘術の達人・・・
っと、見とれてる場合じゃねぇ!
「・・・レキ、逃げるぞ!」
「はい」
そして氷牙はレキを抱え
「ちょ、待ってくれ!氷牙!」
「じゃあ、終わった頃に戻ってくるよ」
そう言い残しベランダから跳んでいった
――バキュン、バキュン――
そして銃声に部屋を振り返ると
「キレた!もーキレた!風穴開けてやる!」
とうとうアリアもキレてガバメントをぶっ放した
これが後、第一次俺の部屋大戦と呼ばれる戦争の幕開けであった
・・・ダメだ、こうなったらもう誰にも止められない・・・
そう思い俺もベランダへ出た
無論海へ飛び降りたりはしない、
かと言って氷牙のように遠くまで跳んでいける脚力は俺には無い、
じゃあなんでベランダにだって?
そりゃ簡単さ、物置があるからさ
防弾製のな・・・
そして俺は物置に入り扉を閉めた、ああ逃げたと思いたきゃ思え。
誰だって・・・命は惜しい・・・
そして物置の中には
『ヘタレ』
と書いた張り紙があった
「大きなお世話だ・・・」
そう言って張り紙を引っ剥がし携帯を開いた
それからしばらくすると
――トン、トン――
誰かが物置のドアを叩く
『キンジ、どうせそこにいるんだろ?終わったみたいだぞ?』
この声、氷牙か・・・
それを聞いて俺は携帯をしまい物置のドアを開く
「あれ?レキはどうした?」
「女子寮に送り届けたよ。もう夜も遅いし・・・この惨状じゃパーティーも中止だ・・・」
そう言って親指で部屋の中を指差す
そして・・・俺は室内を見て気が遠くなった
せめてもの理性でか氷牙の料理があった台所は無事だったが・・・
リビングは台風と地震がいっぺんに来たかのように荒れ果てていた・・・
そしてその地震の元凶の娘と台風の元凶の娘は・・・
「はぁ・・・はぁ・・・なんて・・・しぶどい、どろ、ぼう、ネコ・・・」
「あ、あんたこそ・・とっとと、くたばり、なさいよ・・・はふ、はふぅ・・・」
お互い暴れ疲れて力尽きていた
そしてキンジは部屋に戻り
「・・・で、二人共気は済んだか?」
「――キンちゃん様っ!」
キンジがでてきたことに今気付いたらしい白雪が刀を脇に置き、よろよろとその場に正座した。
そして瞳をうるるるっと潤ませ、両手で顔を覆い
「し、死んでお詫びしますっ、 き、キンちゃん様が、私を捨てるんなら、アリアを殺して、わ、私もここで切腹して、お詫びしますっ!」
なんだか訳の分からない状況で余計に訳の分からないことを言い出した
「あ、あのなー・・・捨てるとか拾うとか、なに言ってんだ」
「だって、だって、ハムスターもカゴの中にオスとメスを入れておくと、自然に増えちゃうんだよぉー!」
更に訳の分からないことを言い出した
キンジは白雪の両肩を掴んで
「白雪・・・俺とアリアは武偵同士、一時的にパーティを組んでいるだけだ、それ以外には何も他意はない。」
そうしたら白雪も涙で潤んだ瞳でキンジを見上げ
「・・・そうなの?」
と尋ねた
「俺のこと信じられないか?」
そう言って白雪に顔を近づけた
すると白雪は顔を真っ赤にして
「信じてる。信じてますっ・・・」
あっさり落ちました。
(普段ヘタレなくせにホントこういうところは天然タラシなんだよな・・・)
あれを素でやってるんだから本当にタチが悪い
「じゃあ、キンちゃんとアリアは、そういうことはしてないのね?」
「そういうこと?」
「キ、キスとか・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
キンジとアリアが顔を真っ赤にして硬直していた
「え?もしかしてお前ら・・・」
そして、それを見た白雪が顔を伏せて
「した、のね・・・」
とこれまた暗い声で囁く・・・
「あ、やっぱりしたのか・・・まあ、あの状態でなってるんだからそんなとこだとは思ったが・・・とりあえず俺も殴っていいか?」
そう言って俺は拳を震わせる
「あ、いや・・あれはだな・・・」
「し・・・た・・・の・・・ね・・・」
って、白雪の顔が暗くなっている・・・
「ふ・・・ふふ・・・うふふふ・・・」
虚ろな笑い声まで聞こえてきた・・・
おい・・・どうすんだよ・・・使徒もいないのに暴走飛び越えて覚醒しちゃったぞ・・・
巻き込まれるのはゴメンなのでキンジを殴るのは後日にしようと思い俺は再びベランダから逃げるスタンバイをしてると
「た、確かにそういうことはしたけど――」
ずずぃっとアリアがありもしない胸を張って宣言した
「大丈夫だったのよ!」
――?何が大丈夫なんだ?
「子 供 は 出 来 て な か っ た か ら !!」
後、この瞬間を例えるなら・・・
まさに時が止まった・・・つうか凍りついた瞬間であった・・・
「・・・はぁぅ・・・」
そして白雪が膝をつきぶっ倒れた
今なんて言った?・・・こども・・・コドモ・・・子供!?
俺は錆び付いた人形のようにキンジの方を向き・・・
「・・・キンジ・・・お前あの状況で何してんだよ!確かに覚悟決めろとはいったが・・・そこまでやれとは言ってねえよ!」
「誤解だ!俺はそこまでやってない!」
「じゃあなんで子供が出来そうになったんだよ!どっちにしろアリアに風穴開けっちまったんだろうが!そこまでやったんなら責任とれよ!」
「だってお父様が言ってたもん!キスしたら子供が出来るって!」
って、そういうことかよ!
「「出来るか!」」
俺とキンジは同時に叫んだ
娘の性教育くらいちゃんとやれホームズ家!
「てか白雪どこいった?」
いつの間にか白雪がいない・・・
これ・・・またひと波乱来るんじゃね?
そんな不安ばかりが残り、後、第一次俺の部屋大戦と呼ばれる戦争はひとまず終わった・・・
そして俺は自分の部屋につくと
「何か・・・久しぶりに帰ってきた気がするな・・・」
そう言って自室に向かいベッドに腰を下ろす
アリアが入院してからまともに帰ってすらいなかったからな・・・
「・・・本当に慌ただしかったな・・・」
だがやっと一区切りついた、そう思い安堵すると
――ぐらり――
「あ・・・れ・・・」
突如視界が歪む、呂律が回らなくなり、体が動かない、意識が保ってられない・・・
「な・・・ん・・・だ・・・こ・・・」
満足に言葉を発せないまま俺の体はそのままベッドに倒れ込んでいったが
――ふわっ――
俺の頭は何かに受け止められた
(何だ・・・?)
暗転しかける目で上を見るとそこには・・・
「レ・・・キ・・・」
「氷牙さん・・・あなたはよく頑張りました、ですから今は・・・ゆっくり休んでください・・・」
その言葉を最後に俺の意識は途絶えた
・・・なにか声が聞こえる・・・
―お疲れ様、まあ及第点だね。―
・・・誰だ・・・
―誰だって酷いね・・・忘れたの?―
知らねえよ・・・いや待て・・・その声、確か・・・あの時、レキが人質に取られたときの・・・
―うん、あの時君に問いかけた者だよ。―
・・・なら聞き直すぞ・・・お前は何者だ?
―私は・・・そうだね・・・この世界の創造者・・・《クリエイター》とでも呼んでよ。―
創造主ね・・・で?そんなクリエイターが俺になんの用だ?
―・・・君は、輪廻転生というものを知っているかい?―
・・・確か・・・死んでまた生まれ変わるってアレか?
―そう、生きとし生ける物はいずれ死ぬ。死ねば魂は再びリセットされて新しい生命になる。その新しい生命はもしかしたら同じ人間かもしれないし、動物かもしれないし、未知の生命体かもしれないし・・・あるいは別の世界の人間かも知れない・・・―
俺もそんな魂の1つってことか、それで俺と何の関係がある?
―・・・今まで魂は例外なくリセットされて生まれ変わってきた。けどある時イレギュラーな事態が起きたんだ。―
イレギュラー?
―ある魂が完全にリセットされないまま生まれ変わってしまったんだ・・・―
な・・・まさか・・・
―そう、それが君、この世界で言う九狂氷牙だ。君自身にも心当たりがあるだろう?―
・・・確かに俺には前世の記憶がある・・・キンジに会ったのもそのおかげなのだからな・・・
―そのせいで君はこの世界では本当はゲームで言う村人A程度の存在だったのに一変して世界を変えてしまいかねないほどの存在になっていしまった。―
・・・それで・・・あんたは・・・俺をどうする・・・イレギュラーは排除するのか?
―・・・私はどうもしないよ。だって世界はもう君を受け入れた。―
え?
―世界はとっくに君をも組み込んだシナリオで動いている、けどそのシナリオは未だに未完成、君の未来は未だ真っ白なまま、だから君の未来は君自身でつかみ摂ればいいさ。―
突如氷牙の視界が揺れる
なんだ・・・
―・・・どうやら時間切れのようだね、君はもうすぐ目を覚ます。君は目が覚めたらこの事は何も覚えていないけど・・・話せてよかったよ。―
・・・ま・・・て・・・
―君は未来を切り開くほどの大きな力を秘めている、だけど・・・力に飲み込まれてはダメだよ・・・―
・・・え・・・?
―大丈夫・・・彼女が・・・君の支えになる・・・―
・・・・・・・・
そして再び俺の意識は遠くなり真っ暗な闇に落ちていった
「――・・・ん」
そんなうなり声とともに俺の意識は次第に覚醒してきた
何があった?確か部屋に帰ってベットに座ったらいきなり気が遠くなって・・・
なにか夢を見ていた気がするが・・・どうしても思い出せない・・・
そしてゆっくりと目を開けると
「おはようございます氷牙さん」
眼前に知っている顔があった
「・・・レキ?」
「はい」
レキの顔がやけに近くにある
そして後頭部にはなにか柔らかい感触がある
コレは・・・ダメだ・・・頭がまだハッキリしない・・・
「・・・何が・・・あったんだ?」
そう尋ねるとレキは淡々と答えた
「氷牙さんは自室に戻りベッドに腰掛けた途端そのまま意識を失うように眠りにつきました。おそらくここ数日間の過労と寝不足がたたったのでしょう」
確かに・・・この数日、まともな睡眠はおろかろくに休んですらいなかったのだから当然といえば当然だ・・・
そして俺はまだぼんやりする頭でようやく理解した
俺はレキに膝枕されていたのだ
「もしかして・・・一晩中こうしていてくれたのか?」
「はい」
「なんで・・・俺なんかのために・・・」
「私は氷牙さんの恋人です」
「ああ・・・そうか・・・」
そう聞いて俺は冷めてしまった
恋人は恋人でもウルスとやらの掟に従ってのだろ・・・
そこにレキの意思は・・・どこにもない・・・
あの時、風との関わりを断ち切ったと思ったのに・・・
今度は掟とやらに縛られて・・・結局レキは操り人形のままじゃないか・・・
そう思い俺はまだ冴え切らない頭を無理矢理起こし
「世話になったな・・・礼にレキの分も用意するから朝食くらいは食っていけ・・・食ったら俺は学校に行くから。もし・・・寝不足ならそこで寝ていてもいいぞ?」
そう言い残しキッチンへと向かった
「・・・いいえ、私も学校へ行きます。それと――」
レキの返事を最後まで聞かないまま・・・
それと朝食の用意をしているときふと思ったが・・・
そういえば・・・なんでレキは俺の部屋にいたんだ?
・・なんだかつい最近似たようなことがあった気がするんだが・・・いつだったか・・・