おかげで職場じゃ寝不足で怒られっぱなしです。
ま、知ったこっちゃないし痛くも痒くも無いけどね
「キンちゃん、今日は午前で終わりだよ。帰ってご飯にしよう。」
「悪いな白雪、今からこいつと学食行くんだ」
「あ…そうなの・・・」
白雪が残念そうな顔をするが
「別にいいだろ?白雪さんも一緒に行く?」
「九狂君?いいの!?」
そう言った途端に嬉しそうな顔をした
「いいよなキンジ?」
「まあ、九狂がいいならいいよ」
「じゃあ行くか、あと、氷牙でいい、俺だって名前で呼んでるだろ?」
そして俺、氷牙、白雪の3人で学食に行くことにした。
「それでだ、氷牙?」
「なんだ?」
「ずっと聞きたかったんだが・・・なんで初対面だった俺に殺意なんか持ってたんだ?」
「キンちゃんに殺意!?氷河君どういうこと!?事と次第によってはコンクリ――埋めるよ!」
今、コンクリとか聞こえたぞ・・・沈めるか埋めるかの違いしかないじゃねえか・・・てか言い直した意味なくね?ま、コンクリくらいなら蹴り壊して脱出するけど
「安心しろ、確かに殺意はあるがキンジを殺そうなんて気はおろか敵対しようなんて気もない、そもそも俺だって本当は入学試験の日にキンジの事、初めて知ったんだ」
「ならなんで俺に会いたがっていたんだ?そして俺の名前も知っていたんだ?」
「それがわからん」
「は?」
「え?」
「ただ初めてキンジを見たときあいつが遠山キンジでそして俺はあいつに会いたくて仕方が無かった、そんな気がするんだ」
「じゃあなんで殺意を?」
「なんでキンジに殺意があるのかもよくわからないんだ、何となくだけどあれは俺が殺意が沸くくらいヘタレで恨めしいほどに嫌いな方のキンジだって気がしたんだ」
「??」
白雪は「どうゆうこと?」といった顔をしている。
「じゃあなんで俺のこの体質も知ってるんだ?」
「それもわからん、ヒステリアなんて聞いたこともないはずなのに何故か入学試験の戦場で会った瞬間頭に浮かんできた、あれはヒステリアモードのキンジだって」
「???」
白雪は「一体何言ってるの?」といった顔をしている。
「じゃあお前は自分を転生者だって言ったよな?それはどうゆうことだ?」
「何となくだが、そうだとわかるんだ。」
「何となく?」
「何となくだけど俺には前世の記憶がある。詳しくは分からないがそのおかげで俺は転生者であること、キンジに殺意があること、そしてキンジの体質がわかったんだ」
「????」
白雪は「もう意味がわからない」といった顔をしている。
「・・・・・・」
俺は尋問科じゃないから確信は言えないが・・・少なくとも嘘をついてるようには見えない・・・
「さっきから分からない事だらけだな」
「ああ、わからないことばっかりだ。なんでキンジに会いたかったのか?なんでキンジに殺意があるのか?なんでいつものキンジが嫌いなのか?なんでキンジのことを知っているのか?なんで前世の記憶があるのか?俺にはわからないことが多すぎるんだ・・・ただ、キンジと一緒に居ればその理由も分かる気がするんだ、だから明日俺とコンビを組んでくれないか?俺も・・・自分のことが知りたいんだ!」
キンジにとっての九狂氷牙の第一印象は戦力としては申し分は無いが・・・えげつない、そんな男だった
だが今のこいつは・・・まるで飼い主を求める捨て犬のようだった
それにキンジとしても、このまま訳もわからないまま自分に殺意を向けられ続けるのは好ましくない、ならばせめて殺意を止めてもらうとまでもいかなくとも、殺意を向ける理由くらいは知っておきたい。
「・・・わかった、1日限定のコンビだけどよろしくな」
「ああ!恩に着るよ!」
そうして俺は氷牙と1日限定でコンビを組む事になった。
「そういえば…白雪どうする?」
「??????????????」
白雪は頭から煙を出さんばかりに完全にフリーズしていた・・・