緋弾のアリア 狂牙の武偵   作:セージ

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レキと正式に恋人同士になってもまだまだ夏休み中は入院生活が続きます。
ですが、あの氷牙が大人しく入院してるわけがありません・・・
これはそんな入院生活のとある1日の物語・・・


幕間1話<氷牙の病院脱獄記①>

「ようレキ」

「こんにちわキンジさん」

寮の玄関から出てみればちょうど出かけようとしているレキと鉢合わせた

そしてレキは制服を着てその手にある物は・・・

「今日も氷牙のところに行くのか?」

「ええ、それに・・・いい加減もう限界でしょうから・・・」

「?よくわからんが・・・今日はアリアと白雪が先に行ってるはずだからよろしくな」

「はい」

そしてレキは歩き出してゆくが・・・

 

「っと、そうだ、なあレキ?お前・・・最近よく笑うようになったな?」

そう言われるとレキは一度振り返り

「だとしたら・・・氷牙さんのおかげですね」

と、まだぎこちなさが残ってはいるが確かな笑顔を向けていった

 

 

 

そしてレキは病院へ向かって行った・・・と思ったら・・・

「っておい?どこ行くんだ?そっちじゃないだろ?」

レキは全く見当違いな方向に行こうとしていたのでキンジは呼び止めるが

「いいえ?合っていますよ?」

そう言いながらレキは行ってしまった

 

 

 

 

 

「合ってるって・・・いや待て・・・この展開・・・」

 

そしてキンジの携帯が鳴る

 

「・・・アリアから・・・おいおい・・・まさか・・・」

通話ボタンを押して出る

「アリア・・・まさか2度あることは・・・3度あったのか?」

 

『ええ・・・そのまさかよ!氷牙がまた病院から脱走したわ!!』

 

予想通りの返答にキンジは頭を抱えた

「なあ・・・アイツなんで入院してるんだよ!?」

本当にアイツは全治数年の重症患者なのだろうか・・・

 

『とにかくすぐに捜査網を張るわよ!アンタはレキに伝えて!』

「レキならさっき会ったよ!!校舎方面だ!すぐに追いかける!!」

そう言うとキンジは電話を切ってレキを追って行った

 

 

 

 

 

 

 

――― 一方、氷牙の病室で

 

「ったく!!アイツ目を離すとすぐこれだわ!!」

アリアは激怒していたが無理もなかった・・・

なぜなら氷牙が寝ているはずだったベッドはもぬけの殻になっており

代わりに「もう我慢の限界です。探さないでください」と書いた書置きだけが残されていたのだから・・・

「急いで捜査網を敷かないと!あかり達にも手伝ってもらわなきゃ!」

そう言ってアリアは今度はあかりに電話をかける

 

『はい、間宮です』

「あかり!?今どこにいるの!?」

『あ、アリア先輩、学食で志乃ちゃん達とご飯食べてますけど何ですか?』

「氷牙がいないのよ!探すの手伝って!!」

『へ?九狂先輩?』

「そうよ!いい!?手段は問わないわ!見つけたらすぐに確保して!」

『あの・・・九狂先輩なら…』

「なに!?まさか近くにいるの!?」

『は、はい!います!』

「すぐに私たちが向かうから状況を教えて!!」

『え、ええと・・・』

 

 

 

 

あかりは困惑したのち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私たちの隣でご飯食べてます・・・』

とありのままを報告した

 

 

「へ!?」

アリアは素っ頓狂な声を上げると

 

『おばちゃん!ゴハン大盛りでお替り!あと回鍋肉とチャーシューメン追加!』

『アタシも親子丼と麻婆豆腐追加!』

 

そんな氷牙の声が聞こえてきた・・・

『ライカと大食い勝負やってますけど・・・あの・・・どうします?代わりますか?』

「・・・・そこにいるように伝えといて・・・」

そしてアリアは電話を切って携帯をしまうと代わりに銃を抜いて食堂に向かっていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「切れちゃった・・・アリア先輩どうしたんだろ?」

あかりは携帯をしまうと氷牙に声を掛けた

「あの・・・九狂先輩?」

「ふぁ?はに?(ん?何?)」

氷牙はラーメンをすすりながら返事をした

「今アリア先輩から電話があったんですけど・・・なんか九狂先輩を探してるみたいでしたよ?」

「んぐんぐ・・・まあそうだろうね、どちらにせよここにいることは言ったんでしょ?ならここにいれば向こうから来るだろうから大丈夫でしょ」

なんて呑気なことを言いながら氷牙は器を持ち

 

「おばちゃん!替え玉――バキュン――

 

注文と同時に跳んできた弾丸により持ち上げた器が割れて氷牙と隣にいたあかりはスープまみれになった・・・

 

「ふぎゃ!?何ですか!?」

「・・・あの・・・俺が頼んだのは替え玉で鉛弾は頼んでないんだけど・・・」

二人が固まっていると

 

「氷牙さん」

そう呼ばれ入り口を見ると・・・ドラグノフを構えたレキがいた

「って・・・レキ?なんでここに?」

「氷牙さんを迎えに来ました、絶対安静と言われて仕方なくそうしてはみたけどやっぱり無理で食事も味気ない病人食や点滴ばかりだからそろそろ我慢の限界で憂さ晴らしに何か食べにここへ来てるんじゃないかと思ったんです」

「あ、やっぱりわかる?」

それを聞いたあかり達は目を丸くした

「ええ!?九狂先輩病院抜け出したんですか!?」

「うん、一ヶ月くらい前にクエストで重傷負って死にかけてね、数日前までは集中治療室にいた」

「あの・・・じゃあさっきから右腕使ってないのって・・・」

「うん、右腕無いよ、ついでに左目も潰れた」

と何てことも無いように肩に羽織っていた制服の中から肘から先が無くなっている右腕を見せた

 

「な!?なんでここにいるんですか!?ちゃんと治療に専念してくださいよ!!」

「だってあんな味気ない食事ばっかで最低でも半年も寝たきりにされるんじゃ治るもんも治らないよ」

 

 

そう入院生活に不満を言うが

 

「それならもう大丈夫です私が毎日見舞いに行きます食事の事も私に任せてください。ですから今はちゃんと安静にして療養に努めてください。さあ、病院に帰りますよ」

そう言ってレキは氷牙の手を取る

「あ、でも・・・」

 

 

 

「へい!冨士盛カツカレーお待ち!」

そう言われ氷牙とライカの前には天井まで届かんばかりのカツカレーが置かれた

これはここの大食いチャレンジメニューだ・・・制限時間内に全部食べれば賞金がもらえる系のな・・・

「んじゃ頑張れよ!てかなんで兄ちゃんそんなスープまみれなんだ?」

「気にしないでくれ・・・」

「・・・・・・・・・・・」

氷牙はレキと向き合うと・・・

「ええと・・・ライカとどっちが大食いか決着つけるために頼んだんだ・・・それと一時間以内に完食しないと罰金とられるんだけど・・・」

と、帰るに帰れない事情を説明した・・・

 

「あー・・・悪いけど氷牙先輩!先に貰うぜ!」

そう言ってライカは一足先に食べ始めた

「あ!?ちょっと待て!」

「・・・・・・・・・・」

「ええとだ・・・そんなわけで悪いけどもう一時間待ってもらえないか?すぐに・・・」

 

「・・・・・・・・・・・」

レキは無言のままスッと俺に何か箱を持たせると

「ん?なにこれ?」

そのままスプーンを手に取り

「え?まさかお前・・・」

そのまさか、レキの身長をはるかに超えるほど盛られたカレーを食べ始めた

 

「ま、待て!できるわけないだろ!俺が・・・」

慌てて止めに入るが・・・

「おっと兄ちゃん!残念だが一度手を付けた以上挑戦者の変更は認めない!」

そういわれ手出しが出来なくなってしまった

 

しかもレキの食べ方は・・・ひょい、ぱく、といった感じでスプーンで一口分を掬っては口に運んでいた・・・

こんなゆっくりやって・・・これじゃあ食い切れる以前に制限時間にも間に合わない・・・これはダメか・・・誰もがそう思っていた・・・が、数分後には違和感を感じた

 

 

ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく

 

 

・・・そのペースは変わらない・・・速くはならないが遅くもならない・・・そして一度も休んだり止まったりしていない・・・ライカだって何度かは休んだりしているのに・・・

 

そしてカレーは見る見るうちに減ってゆき・・・

 

ライカが3分の2ほど食べた頃には・・・

 

「ご馳走様です」

レキは見事に完食していた

「き、記録・・・26分31秒・・・歴代1位だ・・・」

この光景には周りのギャラリーや店員たちはおろかあかり達やいつの間にか駆け付けていたキンジ達までもが唖然としているが当のレキはというと・・・明らかに自分の体積以上の量を食べているはずなのにお腹周りはちっとも変化していない・・・

こいつの腹の中には四次元ポケットでも入っているのか?

そしてレキは氷牙に向き直ると

「さ、帰りますよ」

「は、はい・・・」

そう言ってレキは氷牙をキンジ達と共に病院へ連れ戻していった

 

 

 

当然、病院を勝手に抜け出し矢常呂先生はこっぴどく怒られた

 

これで何度目ですか!?とか、なんでもう脱走できるまでに回復してるのか!?とか、もはや貴方は医学にとっては奇跡を通り越して悪夢の象徴です!!とか、ところで何でそんな豚骨臭いんですか?とか散々言われたが全部聞き流した

 

そして体洗ったあと病室に戻るとレキに聞き出した

 

「で?食事はどうにかするって具体的にどうするの?また味気ない食事食って寝るだけなんてとても我慢できないんだけど・・・」

そう聞くとレキは

「それです」

食堂でレキに渡されてからずっと俺が手に持っている箱を指した

「え?これ?」

「開けてみてください」

「あ、ああ・・・」

箱を開けてみると

 

「え?これって・・・」

それは・・・ご飯やおかずが敷き詰められた弁当箱だった

 

「これ・・・弁当か?でもこれどうしたんだ?」

「レキさんが作ったのに決まってるでしょ」

「レキが?でもお前家事なんて・・・」

「レキに感謝しろよ?お前がいつ帰ってきてもいいように毎日お前の部屋掃除して、料理の腕も磨いて、不慣れなことを死に物狂いで特訓してるんだぞ?」

そう言われてレキの手をよく見てみれば・・・その手は切り傷と火傷でボロボロになっていた

 

「じゃあこれ・・・俺のために?手も・・・そんなに傷だらけにして・・・」

「はい・・・」

「・・・・・・・・・」

氷牙は箸をもって弁当を食べた

 

「・・・うん・・・うまい・・・な・・・」

 

所々焦げてたり生焼けだったり・・・調味料も入れすぎだ・・・

でも・・・すっごく美味かった・・・

 

「・・・誰かが自分のために作ってくれたご飯って・・・こんなにも美味いもんなんだな・・・」

「はい・・・私も・・・誰かが自分の作った食事を喜んで食べてくれるのがこんなに嬉しい事だなんて・・・貴方に会わなければ・・・知ることもありませんでした・・・」

そう言って氷牙は10分足らずで弁当を全て平らげレキもそれを嬉しそうに見届けていた

 

「ご馳走様、美味かったよ。確かに毎日これなら・・・もう食事の事は心配する必要はないな・・・」

と、氷牙も今後は食事を理由に脱走する理由は無いと納得した。

「はい、それとこれもどうぞ」

そう言って渡してきたのは・・・

「これは・・・クッキー?」

「はい、これも作ってみました」

 

(クッキー?私そんなの教えた覚えなんて・・・)

 

「ああ、ありがとう」

そう言って氷牙は一つつまんで食べる

 

「――――――」

 

しばしの沈黙・・・

 

「氷牙?どうした?」

「もしかして・・・美味しくないですか?」

レキが不安そうに聞いてきたが・・・

「いや・・・あんまり美味くて言葉が出なかったんだ・・・」

そう言ってまた一つ、また一つと食べ続けて・・・

「ありがとな、美味かったよ」

1分足らずで全て平らげた

 

それを見てレキも

「はい、初めて作った物で不安だったのですが・・・よかったです」

と、レキも嬉しそうに安堵してた

 

(あ・・・もしかして・・・)

そんな二人を見て白雪は何かを察したように

「あ、そうだ!レキさん!思い出したんだけど怪我に効くいい料理があるんだよ!早速帰って練習しよう!」

と言ってレキを連れ出そうとした

 

「え?ですが・・・」

レキは少し戸惑ったが

「ああ、そりゃ楽しみだ・・・次も期待していいか?」

と氷牙が促すとレキは

「はい、楽しみにしててください」

まだぎこちなさが残る笑顔で答えながら白雪と共に病室を後にした

 

ただ去り際に白雪が

「キンちゃん、アリア、後はお願い・・・それと・・・氷牙君・・・かっこよかったよ・・・」

と言い残していったが・・・

 

「あとはお願い?かっこよかった?一体何の話?」

「さあ?」

キンジとアリアは意味が分からずしばらく首をかしげていると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ドザッ――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然後ろから何かが倒れる音がした

 

「――?氷牙?どうし―――ッ!!」

 

キンジが振り返ると

氷牙がベッドから落ちて床に倒れていた

 

「ち、ちょっと氷牙!?どうしたのよ!!」

 

キンジとアリアが慌てて歩み寄ると・・・

 

氷牙は瞳孔は開き、眼球は動き回り、体は痙攣をおこし、全身から冷や汗が出て、唇は真っ青、過呼吸を起こし、口からは泡が噴き出ていた

 

「これは・・・毒物を摂取した時の症状!?でも毒なんていったいどこから!?」

「とにかくコールだ!すぐに医者を呼ぶんだ!!」

そう言ってすぐさま医師を呼び氷牙は緊急手術となり運ばれていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数時間後・・・

 

氷牙が倒れたと聞き慌てて引き返してきたレキと白雪も手術室の前で手術が終わるのを待ち続けた

「くそっ!氷牙・・・死ぬんじゃねえぞ・・・」

「やられたわ・・・まさか武偵病院で毒殺犯が現れるなんて!」

「氷牙さん・・・」

「え、ええと・・・」

 

 

 

やがて手術室のランプが消え矢常呂先生が出てきた

 

 

「矢常呂先生!!氷牙は!?」

「症状から見て間違いなく食物に毒を仕込まれたと断定したため胃と口の中は全て洗い流しました。幸い処置が速かったため大事には至りませんでした。今は容体も落ち着いて眠っています・・・」

そう言うと氷牙がストレッチャーで運ばれて出てきた。

眠っているようだが寝息も落ち着いており本当に大丈夫そうだ

「氷牙さん・・・よかった・・・」

アリアはレキの肩を叩き

「レキ・・・後はアタシたちに任せてあんたは氷牙のそばにいてあげて・・・」

 

「え?」

アリアはガバメントを抜いて

「犯人は絶対にアタシ達が捕まえて風穴開けてやるわ!!アタシの奴隷に危害を加えたらどうなるか・・・身をもって思い知らせてやるわよ!!」

「ああ!当然だ!どこのどいつか知らないが・・・絶対に捕まえてやる!!」

「あ、あの・・・」

「そうと決まればまずは盛られた毒の解析よ!確かこの前あかりが毒に詳しい奴を捕まえたはずだからそいつと取引して情報を聞き出すわ!」

「氷牙・・・ゆっくり休んでろよ・・・目が覚める頃には全部終わってるからよ・・・」

二人は犯人を捕まえようと意気込んでいるが・・・

 

「あ、アリア!キンちゃん!ち、ちょっと待って!」

それを見て白雪は慌てて二人を止めた

「何だ白雪?そんなに思いつめた顔をして?」

「犯人はアタシたちが探すからアンタはレキと一緒に氷牙を看病してあげて!」

「ち、違うの!!二人ともいいからちょっと来て!!」

そう言って白雪は二人を氷牙の病室へと引っ張っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして氷牙の病室に戻ると・・・

 

「で、アタシたちをここに連れ込んでどうしたのよ?」

「白雪?お前なんか変だぞ?何か悩みでもあるのか?」

「うん・・・氷牙君が倒れた原因・・・心当たりがあるんだ・・・」

そう聞くと二人とも目を見開いて白雪に問い詰めた

「―――ッ!!本当か!?」

「犯人に心当たりがあるの!?誰!?誰がこんな真似したのよ!!」

「多分・・・氷牙君が倒れた原因は・・・あれ・・・」

そう言って白雪が指したのは・・・

 

「あれは・・・レキが作ったクッキー?」

「うん・・・」

「?何言ってんだ!?何でレキが氷牙に毒なんか盛るんだよ!?それにアイツ美味いって言って食ってたじゃないか!?」

そう言ってキンジは残っていた欠片をつまんで食べてみた

「あ!ダメ!!」

 

「これの何処に毒なんて入って・・・・」

キンジがしばらく咀嚼していると・・・その顔はみるみる真っ青になってゆき・・・

 

 

 

「$%#¥*@$%!!!!!」

 

 

キンジはのたうち回りながらも近くにあったゴミ箱に顔を突っ込んで吐き出し、そばにあった花瓶の水で口の中を洗い流した

 

「き、キンジ!?どうしたのよ!?」

「がはっ!ごほっ!―――なんだよこれ!!クッキーのはずなのに滅茶苦茶辛くて、とてつもなく苦くて、果てしなく酸っぱくて、とんでもなくしょっぱくて、噛みしめるたびに口の中に絶望的な臭みとドロドロした食感が激痛と共に広がってくるぞ!!」

つまりは・・・殺人的にマズイ・・・という事だ・・・だが・・・

「え?え!?どうゆうことよ!?だってさっきは氷牙が美味いって・・・」

「どこが美味いんだよ!?まだ口の中が刺すように痛いしドロドロした食感とヘドロみたいな臭みが今でもこびりついてるぞ!!」

 

「ああ・・・やっぱりか・・・」

白雪はキンジの背中をさすりながら予想通りといわんばかりにため息をついた

「いや、だからどうゆうことよ!?」

「そのクッキー・・・ホントは失敗だったんだよ・・・でも氷牙君・・・レキさんのために無理して食べたんだよ・・・本当は気絶しそうなほどの刺激にも必死でこらえながらね・・・」

「え?じゃあアイツが倒れたのって・・・」

「一欠片でこれなんだよ?あんな量を平らげたら・・・すぐに倒れなかっただけでもすごい執念だよ・・・」

そう言って白雪はもう一度深くため息をついた

 

 

 

その後・・・この事件は入院生活で氷牙の胃腸が弱っていた上、食べ合わせが悪かったため倒れたという事にされて真相は闇に葬られ・・・白雪はレキの料理指導を一層強化し、キンジとアリアもレキの修行に可能な限り全面協力するようになった・・・

 

 




後、何話か幕間入れたら2学期入る予定です
まだまだ夏休みは終わりません!
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