お久しぶりです。
コチラでは久々の投稿です。
S.O.N.G.本部
その指令室にて装者五人と職員たちが集まっていた。
「響君を除いて、全員揃っているな?」
「はい。響さんは今も医療カプセルで医療中です」
「わかった。ではこれより、数日前に遭遇した青年のことで会議を始める」
その言葉を聞いた全員が息をのむ。
本部に搭載されているスクリーンには、死柄木弔の姿が映し出された。
「翼、クリスくん。直接拳を交えた君たちに聞きたい。奴はどうだった」
「……奴と対峙した際、私は、奴がとても人には見えませんでした。人の皮を被ったノイズ以上のノイズ。と言えてしまう。それ程までに奴の実力も力も、全てが私たち三人を凌駕するほどのもの。下手すれば、キャロルやアダムをも上回るかと」
「あたしも大体同じだ。それに、あのバカはこれまで通り話し合おうとしたけど、あたしは、今回ばかりは無理だと思った。あいつは、あの行動に何の迷いも、躊躇いもなかった。もう、殺るしかないって、思っちまった」
翼とクリスは俯き、治療を受けたとはいえど未だ残る負傷部分に触れる。
それはまさに、死柄木との戦い、その戦闘の差が大きかったことを表す。
「まず初めに、彼がどうやってあのような力を得たかだ」
「いろいろと仮説は立てましたが、映像で確認したのと翼さんたちからの情報から、あの人は五指で触れたものを崩す力が、ノイズと同じではないかと思いました。ですが、ノイズは人しか襲わずソロモンの杖で使役したノイズ、もしくはアルカ・ノイズでしか構造物の破壊はありえません。なにより地面が崩壊していき、それが生体にまで伝播していったのは、かつて世界を分解しようとしたキャロルのチフォージュ・シャトーよりだと思われます」
「チフォージュ・シャトーが人になったとでもいうの?」
「いえ……それに崩す以外にも、空気の放出に黒い棘のようなものを伸ばして物理攻撃。さらに翼さんたちの技を反射させたりなど、異常すぎるほどの力を持ちいてます」
「そしてノイズ以上の力と同じほどに、最も驚愕したのが、治癒能力だ」
次に映し出されるは響たちと死柄木による戦闘が繰り広げられている場面。
そんな死柄木は地に触れることで地面を崩壊させ、はるか遠くまで地平線へと崩した場面。
さらには翼やクリス、響の攻撃を食らったりしても元通りに再生している姿に、反射や黒い棘、空気などの放出する姿などが映し出される。
「翼たちの攻撃を受けた彼は確かに傷が出来ていた。だがその傷は尋常な速さで再生し、完治している。そこもまるでノイズのようだ」
「拘束したとしても崩してくるから意味をなさない。さらに身体を再生なんて……」
「おまけに羽根生やして飛んでたデス!」
「それもですが、シンフォギアが用いるバリアフィールドをまるでないかのように完全無視して崩してきています。いくらギアの出力を上げたりしても、これはどうしようもないかと僕は思います……」
「そんな……」
太刀打ちはあるのかどうかももはやわからない。
世界を分解しようとした錬金術師に、神の力を得ようとした錬金術師を相手し、これまで勝利を得てきた。しかし今新たに出現した敵は、果たして勝てるのだろうか。
だがそれでも立ち向かうしかない。
災害に、脅威に立ち向かえるのは自分たちしかいないのだから。
そんな中翼は呟いた。
「もう一つ、奴は私たちの攻撃がまるで分っているような素振りがありました」
「どういうことだ翼」
「完全な死角からの攻撃。私と雪音、立花の連携をもってしても、奴は私たちがどこから、何の攻撃で来るかわかっているようなそぶりを見せていました。まるで、自身に降り注ぐ危険を事前に感じ取っているような……」
「第六感…のようなものか?」
「ハッキリとはわかりません。ですが、それほどまでに奴は私たちの動きに適応していました。不意打ちなどは正直叶わないかと」
「そうか……」
『危機感知』
自身に対し敵意などの意志に反応する特性を持つ"個性"。しかし使用者にしか分からない力であるが故、外部から見たら第六感などの感覚が鋭くなっていると思うほかない。
だがそれでも彼女らにとっては強大すぎるに変わりなく、今後も接触し、交戦は避けられない。
「……あの青年の名が分からない今、その名を知るまでの間は彼を『ヒューマノイズ』と呼ぶことにする」
「ヒューマ?」
「人間を英語でヒューマン。そこにノイズを足してヒューマノイズだ。理由は……言うまでもないな?」
弦十郎の言葉に、全員が異論できず、苦い顔を露にするしかなかった。
――◆――
同時刻・深夜。
崩れ落ちてボロボロの建物の中、そこに俺は今お邪魔している。
理由は単純…金と情報収集、そして俺の要望に応えられる奴探しだ。
けど、今回もいい結果にはならねぇな…特に最後の要望は。
「ぅ…あっ……」
「こいつは金があまりねぇな…たくっ、錬金術師共はどいつもこいつも金欠集団かよ」
『鋲突』で串刺しにしている錬金術師を放り捨てる。金目も合計で五万も行かない。
"個性"があるから、サバイバルとかでも十分生きていけるが、やっぱり弁当とかの飯が一番うめぇと感じれる。
んで、誰もいねぇと思われる場所に『鋲突』を伸ばす。すると男の鈍い声が響いた。
緑谷から奪った『危機感知』でバレバレなんだよ。
「あ?」
錬金術師……じゃねぇな。
黒いスーツにサングラス……どこかしらのエージェントか?ゲームとかこういう格好の奴は大抵大きな組織に属してる。
「おいお前、ここの奴じゃねぇだろ。俺を付けて来たってことは、俺の情報を集めるためか?」
「ぐっ…! 誰が答えるか、化け物め!!」
「おーおー随分とお堅いことで。まぁ別にいいさ」
貰うもん貰ってから殺――
「――見つけたであります」
「あ?」
――そうとしたら、背後から声が聞こえた。
振り返れば、一部異形型、動物系の"個性"かなにかのガキが立っていやがった。
「誰だテメェ…?」
「ノーブルレッドの一人、エルザであります」
ノーブ、なんだ?まあいい、コイツも追手だろうな。スーツの奴を崩して、振り向く。
構えようとしたら、ガキは言った。
「あなたと敵対する意思はこちらにはありません。むしろ、勧誘に来たであります」
「は? 勧誘だ?」
何言ってんだコイツは?
「あなたも、私たちと同じように人体改造を受けた身……で合ってますか? パヴァリアにあなたの顔はなかったでありますが……」
パヴァリア…なんだ?
何を言ってんのかわかんねぇが、俺をこいつらが知っていることと何か勘違いしているようだな。
それに人体改造ってことは、こいつらは脳無のように改造された身…まぁ俺も似たようなものだが、それ寄りってことだな。
「半分は合っているが、俺のこれは求めて得た力だ。これを取り除きたいとかは微塵も思ってないが?」
「……話が逸れました。先も言った通りあなたを勧誘しに来ました。これまでの行動からして、あなたは衣食住を持ち合わせていないととらえましたので」
……否定できねぇのが痛いな。
まぁでも金はさっきの奴らの残党とかから基本的に貰って普通に買って食ってる。
寝床は……最悪誰も住んでない廃墟当然の建物内だな。
「んで? 俺を勧誘して何になる? 俺に何の得がある?」
「最低限の衣食住の提供。並びにあなたの所持している謎の聖遺物の解析とあなた専用の兵器としての加工……は、どうでしょうか?」
まぁ、悪くはないな。
けどこいつらの目的がわからない。
何より誰かの下に着くのは嫌だからな。
「テメェらの親玉は?」
「『風鳴訃堂』」
……へぇ。
「――ッ!!?」
『鋲突』+『増加』+『拡散』で前方範囲全体攻撃の『鋲突』を繰り出す。
ガキは咄嗟に避けはしたが、一部は掠ったりしている。獣的本能の察知能力かなんかがあるが故の、回避能力か?
「何を…!!?」
「風鳴って確か、あのシンフォギア共と繋がりがあるんだろ? なら断る。それに誰かの下に着くってのは癪に触わるんだ。俺は誰の下にもつかない。俺は俺のやりたいように、自由に生きて、気に入らないもんは壊す。それだけだ」
最終的にはこの世界の日本を始め、全ての国を壊して地平線へと変える。
それを邪魔する奴は誰であろうと容赦なく殺す。壊す。
「お前らが俺の下に着くってんなら話は別だがな。まぁあくまでそれは飾りで、そこまで協調は望んじゃいない。自由に出来ればそれでいい。まぁでも、いい機会だ」
懐からずっと謎な聖遺物の欠片を取り出して、ガキに投げ渡す。
「そいつを解析して、俺も使える兵器したなら、お前らの勧誘考えてやるよ。けどな、それは風鳴抜きの、俺らだけの内密な交渉だ」
「内密な…?」
「あぁ。お前が、お前とお仲間がもし風鳴訃堂とか言う奴に使い捨てのゴミとして切り捨てられたりしたらどうしようもないだろ? だったら俺がお前らを使ってやるよ。死柄木弔は――」
「――
そう言い残し、ガキの横を通りすぎて俺は去った。
あの聖遺物も結局何なのか、何か意味があるのか分からねぇ。
けど、あのガキは見た感じスピナーとかと同じ感じだ。
最初連中はステインに当てられて集まったが、今回はどうかな?
まぁどっちにしても顔は覚えたし、親玉が誰なのかは分かったんだ。
今度会った時敵対だった場合は、容赦なく殺してやるよ。
シンフォギアいろいろとむず過ぎる……死柄木もだけど。と言うか全部がなんかむちゃくちゃになるかも……頑張ります。
それと
他の人達はいません。まぁ雰囲気で言ったって感じです。はい。
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