ゲットしないと喉笛噛みちぎっちゃうぞ   作:イトシキイタダキ

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10章「俺達のワーストは?」

「アンリちゃん。君のトロピウスに先導を任せる」

 

「分かった、カインさん。うちが一番ゆっくりだもんね。ナビあるから大丈夫だと思うけど、厳しくなったら交代よろしく」

 

「アンリちゃん、別に急がなくて良いからな。野郎二人の傷心旅行に付き合えなくなった時点で、在来線で帰ってくれ」

 

「そんな、ソウスケさん、イナホを置いては帰れないよ」

 

「むしろ、連れ帰ってはくれないか?」

 

「何言ってんのソウスケ。ちょ、アンリいきなり離陸しないで」

 

「イナホはもっと反省しなさい。仕方ないからソウスケさんに受け入れられるように頑張りなさい」

 

 トロピウスという緑の巨体が女子二人を乗せて離陸する。カインのチルタリスとソウスケのフライゴンが続いた。

 

 

 

 急峻なクワトロ内陸部は大半が山岳地帯である。

 

 標高を上げるにつれて瞬時にガスがかかる。ライドポケモンなら正面衝突は回避できるが、ナビゲーションに問題がある。

 

 人工衛星を介した位置情報がある現在なら視界が無くとも飛行は可能だ。推奨はされないが。

 

 雲に突っ込むトロピウスとチルタリス。尾に括り付けられたフラッシュライトの光が白いガスを貫通してソウスケごとフライゴンを照らす。

 

 かなり距離が離れている。叫んだら辛うじて聞こえるぐらいである。

 

「トルーネン、ちょっとごめんね」

 

 甘い声と匂いがして、ソウスケの背に柔らかい感触がふんわり乗った。

 

「リーフェ、どうしたんだ?」

 

 擬人化マスカーニャ、リーフェがソウスケの背に胸を預けていた。

 

「それはこっちが聞くんだよ、マスター」

 

 不安げな声色が言った。

 

「ハイナレに行くって何がしたいの? 少し大きな町で食事が美味しいけど、研究のネタでもあるの?」

 

「お前は先生かよ」

 

「私達でも気づくぐらいの逃避ということ。ね、トルーネン」

 

 トルーネンは当然ながら黙ったままだ。

 

「俺は頭を冷やしに行きたいだけだ」

 

「なら、良いけど、はーい次、イシス」

 

 背中の温かさが一瞬消えて、別の柔らかさが乗ってくる。仄かな静電気も感じる。

 

「マスター、大丈夫ですか? 食事取れていますか?」

 

「ああ、薄味のハイワースは何とか入ったよ。全部戻したけど」

 

「1に1引くと0なんですよ」

 

 なんで俺の知る擬人化ポケモン達は人間よりも冴えた返しをしようとするのだろうか。

 

「私達にも食べさせないポケモンフードを食べてどうするんです?クォーターだからって節約ですか?」

 

「節約だよ」

 

「自傷行為だと自覚出来ていますよね?」

 

「うるせえ」

 

「マスター。私はハイナレに行くことに賛成です。休みましょう。テキトウに研究への名目は作りましょう。擬人化ポケモン探しの旅、それで良いです」

 

「お前は本当に賢いな」

 

「そんなことはありませんよ、これぐらいしか出来ませんので、では失礼、トルーネンも」

 

 ソウスケの背は空になり、雲が広がる。

 

 

 

「あー、飛行休みのブラックは最高ね!」

 

「おっさんになっているわよアンリ」

 

 高速道路のフェンスが途切れ、整列した車が見える。小さな広場と、土産物や農作物の売店、フードコートが並ぶ。その奥に清潔そうなエリアがある。道の駅併設のポケモンセンターだ。

 

「水道水、あー生き返る」

 

「お茶ぐらい買えよ、ソウスケ」

 

「ペースはどうだ、カイン?」

 

「ホロビトルーネンの巡航速度には及ばないが良いペースだ。1泊すれば着くぞ」

 

「アンリすげえよな」

 

「彼女が言うには、クワトロに限らずセキエイ民はみんなあれぐらいの旅スキルを身につけているとのことだ」

 

「そうか、パルデアが緩かっただけか」

 

「どうなんだろうな?鉄道や車より、モトトカゲ依存のパルデアも中々変な土地だぞ」

 

 広場でふわふわな白髪、真っ白なドレスの女の子がポケモンランスペースで、雄叫びを上げている。

 

「さあ、欲求不満の野郎共、掛かってきなよ!」

 

 暴力マホイップである。

 

「良いのかカイン」

 

「良くはない」

 

 ミミロルやピカチュウを連れたゴーリキーのようなジーパン男達が、

 

「うちの子達がうるさがっているんだよ、静かにしろ」

 

 と睨みを効かせるが、秒で彼女は返す。

 

「ああ? この腰抜け共が」

 

「ああ、やんのか、こら」

 

 可愛がっているポケモンを後にやった男達がマホイップに向かっていく。

 

 お前らが行くのかよ。

 

「僕は何故ここに?」

 

 白髪2人目の女の子。左手の指に絆創膏を巻いている。先程ソウスケを殺人未遂したワタッコである。

 

「ふっやるじゃねえか」

 

「あんたこそ」

 

 男とマホイップがクロスカウンターを決め合っている。

 

 どっちもおかしいんだよ。

 

 二人は手を取り合っていた。

 

「じゃあ僕はこれで」

 

 今度はその手を掴んだマホイップが微笑み、その口を開く。そのイチゴのような真っ赤な口内を擬人化ワタッコに見せて、にたーと笑った。

 

「あれはやるなよ。もしやったら、ニックネームバラすからな」

 

 カインは溜息をつきながら、警告した。

 

 道の駅の仲良し広場で、擬人化少女の悲鳴が響いた。

 

 何故か拍手が上がった。

 

 

 

 高速道路から離れ、飛行ポケモン三体が渓谷を飛ぶ。雲海の中に山の先が生えている。その中、川があり、鉄橋が渡っている。その頻度が減り、途中で異様な橋が見えてくる。

 

 それはモンジャラのようなツルで作られた橋だった。数百年前に作られたような原始的な橋。

 

「クワトロ名物蔓の橋だよ。こんなのがたくさんあるんだ」

 

 トロピウスの上からアンリが言った。

 

「凄い技術だ。なんで今も続いているんだろうか」

 

「すげーなー」

 

 ソウスケはその様子に大してそのような感想しか持てなかった。普段なら皮肉の一つや二つは思いつくはずなのだが。

 

 

 

 清流の蔓の橋を複数抜けると殺風景な岩肌になってきた谷に伴走する道のアスファルトが無くなっていく。

 

 道に黄色の標識が増えてくる。

 

 がけ崩れ注意。

 

 この先注意。

 

 この先警告。

 

「合っているのか? アンリちゃん?」

 

 ソウスケの呼びかけに対し。

 

「おかしいなあ。ポケセンが対岸にあると確かにGPSのマップが」

 

 関係者以外は立ち入り禁止。

 

 無用者は立入ルナ。

 

「アンリ! 引き返して!」

 

 立チ去レ。

 

 イナホが張り詰めた声を出す。

 

 アンリがトロピウスを制動したときにはすでに道の終点であり、横には無数の警告標識。脇に首の落ちた一対の石像。

 

 入ルナ。

 

 後悔スルゾ。

 

 禁足。

 

 その中を割くように蔓の吊り橋。

 

「何これ? こんなところあったの? でもポケセン、この先らしいよ?いたずらじゃない?」

 

「アンリちゃん、迂回しよう。わざわざ、トラブルに巻き込まれる必要は無い。」

 

「面白そうなのに、どうせ、ゲンガーあたりのいたずらでしょう」

 

 その声に対して紫の女学生がアンリの後に煙のように現れる。

 

「駄目よ、アンリ」

 

 ムウマージの擬人化、ルナだ。

 

「この辺りにゴーストの邪気は感じない。つまり、これは関係の無い悪意よ。私達ですら恐れるタイプのね」

 

 イナホはトロピウスの後に突っ伏していた。目を伏せたいのかもしれない。

 

 ソウスケは吊橋の方にふらふら歩いた。

 

 ああ、これはフィールドワークだ。

 

「行こうぜ、カイン。あの時と同じように新しいもの探しに行こうぜ」

 

 カインの腰から白い少女が現れる。

 

「賛成!殴り込もうよ!」

 

 黄と赤の標識の前で、マホイップの少女は拳を突き上げた。

 

「お前なあ」

 

 カインがいつものように溜息をついた。

 

 アンリは目尻に涙を溜め始めている。ルナの言葉の意味と己の判断ミスを理解したのかもしれない。

 

「では、俺は行くぞ」

 

 ソウスケは踏み出す。首の無い像には6本の尻尾があることをソウスケは確認した。

 

 橋の手前。

 

「ソウスケ! そっちは駄目!」

 

 イナホの悲鳴が聞こえた。

 

 甘い香りと鋭い痛み。

 

「ねえ、マスター? 警告したよね?」

 

 リーフェがソウスケの腕をしっかり掴んで止めていた。

 

「止まってよ。マスターのそれはただの自殺でしか無いんだよ」

 

 リーフェの声にソウスケは踏みとどまる。

 

 俺の自棄にこいつらや、カイン達を付き合わせようとしていたのか。

 

「ああ、ありがとう、リーフェ」

 

 ソウスケは橋の前で引き返す。

 

「この腰抜けが!」

 

 マホイップが叫んだ。

 

「そこでなんでやめるの! 全部ぶっ飛ばそうよ。こんな心霊スポットなんて!」

 

「いや、そういうつもりでは」

 

 ソウスケはただ探索したかっただけである。破壊しようとしていたわけでは無い。

 

「そこには新しい敵がいるはず!」

 

 マホイップの台詞に対してリーフェが。

 

「あなたの狂気にマスターを巻き込まないで」

 

「へえ、よく言えたもんね。この戦闘狂マスカーニャ。本来、いじっぱりで暴れるのが好きなあんたが」

 

 マホイップが手で挑発しながら言う。

 

「私は先に進むわ、あなたのマスターを連れてね、ついでにあなたもぶちのめす」

 

 あ、これはスイッチが入ったな。

 

「おい、カイン止めろ、俺が悪かった」

 

 カインはスマホを見ながら言った。

 

「いや、保存していたマップが言うにはそもそもこれ公道だ。あの標識はただ、交通をみだりに妨害するだけのノイズに過ぎない」

 

「最高ねカイン!」

 

 マホイップが手を叩き喜ぶ。

 

「さらに言うなら俺たちは空を飛んでいる。道路の標識に従う必要は無い」

 

 橋には標識あるから詭弁じゃねえか。

 

 カインはアンリにウィンクした。

 

 騙されてはいけない。それは君への配慮じゃなくて、マホイップを暴れさせる理由付けに過ぎない。

 

「全く、惚れさした女の言うことを聞かねばならないモテ男は大変だ。ああ、あれは使うなよ。即、ニックネームバラすからな」

 

「行くよ、マスター、マホイップごときの体術が私に届くものか」

 

 リーフェは黒い仮面を正した。

 

「あら、あなたのセコさで私を撃破できるとは思わないことね」

 

 マホイップの本来の肉体を反映したクリームのような髪。そこについた一対の妖精の羽根が光った。

 

「付き合ってらんないわ」

 

 アンリに寄り添われていたイナホはそう吐き捨て、瞬時に九尾の巨獣と化す。

 

「ちょっとイナホ!」

 

 イナホはアンリをその大きな口で咥え、その小さな身体を顎で上に放り投げた。落下したアンリは横向きにイナホに乗ることになる。彼女のポケモン達が回収されていく。

 

 道路を逆走するイナホを一瞬ソウスケが見遣る。

 

「どうした、ソウスケ、よそ見をして」

 

「ああ、やはり女の子を乗せるポケモンは絵になるなって」

 

「ああ、アンリちゃんはイナホちゃんに任せよう」

 

「あいつの古巣だろ? 安全な場所は知っているだろ。そして俺達はアンリちゃんのスマホGPSを辿り、すぐに追跡出来る」

 

 あの怪物がビビる場所にロコン像。ソウスケの頭にはそれ以外ありえないという結論が浮かんでいた。

 

 見合うリーフェとマホイップ。

 

 オニドリルがリーフェの背に、エアームドがマホイップの頭に掴みかかる。

 

 ソウスケはそれを初めから視認していた。だが、意識の外に追いやっていた。意味がないためである。

 

 リーフェが後ろ手の一閃を、マホイップが裏拳を放つ。二匹は瞬時に視界から掻き消えた。

 

 それを合図にマホイップがリーフェに踏み込み、拳をしゃがみながら、打ち込む。リーフェの身体がくに曲がる。

 

 攻撃者が顔を顰める。対象の姿が歪み、蜃気楼となって空気に溶けたからだ。

 

 マホイップが突如両手の手刀で空気を切る。すると衝撃で波打つ蔓が現れた。マスカーニャの蔓だ。

 

 今度はマホイップのその精密機械のような瞳孔の下半分に緑髪が浮かぶ。

 

「トリックフラワー」

 

 ソウスケの指示と同時に、リーフェの掌底がマホイップの顎に吸い込まれ、頭全体が爆風と高熱に包まれる。

 

「そこだ、捕まえろ」

 

 今度はリーフェの身体が宙に浮かぶ。爆風を受け、バック転するマホイップの両足が彼女を捕らえたのだ。

 

 そのまま遠心で背から地面に叩きつけられた。上半身が煤けた白の少女は三戦のまま着地する。

 

 堕ちたリーフェは口を拭い、また姿を消す。

 

 距離を詰めたリーフェは、詰められたマホイップはそれぞれ。

 

「邪魔」

 

 マホイップの背後のゴローンに爆弾を、リーフェの背後のグラエナに光線を放った。

 

 二人の周りには無数の野生ポケモンが集っていた。バトルで集まっていたのだろう。

 

 リーフェとマホイップは倒れ伏すそれらには目もくれずに組み手を再開する。

 

「おい、ソウスケ、お前のトルーネンちゃん借りるぞ」

 

 ソウスケの後にいた、フライゴンにカインは呼びかける。

 

「露払い頼む」

 

 ソウスケはそれに頷きもせずに言う。

 

「カイン、他に人いないから、お前のアコを貸せ」

 

「そらよ」

 

 カインのボールから現れたのは分厚い茶色のコートを着た長身の女性。その美しくも幼気な唇はどこか柔らかい印象を与える。

 

「あら、私をご指名?」

 

「ああ、派手に暴れたいだろ?」

 

 ソウスケの声に合わせるようにトルーネンがその爪で野生ポケモンを薙ぎ払う。

 

「ふふっ、分かっているじゃない」

 

 彼女は足の一踏みで地響きを引き起こし、大地にいる野生のレントラーやヘルガーを波状に吹き飛ばしていく。

 

「禁足地と自称するだけあって、数だけは多いなソウスケ。しゃらくさいな、地割れだ、トルーネンちゃん」

 

 道路が割れてヒビの中に、プリンやマルノームが落ちていき、再び閉じる。

 

 道路は完全に元通りくっついた。あれでも死んでいないことが研究で判明しているから、カインですら平気で蹂躙する。

 

「レベルは高くないんだよな。でも、イナホですら怯える何かがいるのだから逃げるしかないよな?」

 

 地震で排除出来なかったヨルノズクがアコに襲い掛かるが、それは止められる。背からアイアンメイデンのように突き出た骨。アコから飛び出た紫の液体を滴らせるそれに捕まれ、瞬時に動きを止める。

 

「ああ、そうだな」

 

「じゃあ、マホイップを回収してくれ」

 

「お前が勝てばよいだけだ、そこだドレインパンチ」

 

「おいおいカイン。リーフェ、テキトウにあしらえ」

 

 激しく、撃ち合いながら、隙を探し合う、リーフェとマホイップ。野生ポケモンの波はトルーネンとアコが地面技で食い止めていた。しかし、漏れ出るような影響は出てくる。

 

「ソウスケ、あれをやってくれ。超音波が来ると厄介だ。よし、目潰しだマホイップ」

 

「感触だけでいけ、リーフェ。ああ、あれかやりたくないんだよな。一発で人外だとバレるから」

 

「広義サイキッカーで押し通れよ」

 

 ソウスケとカインはリーフェとマホイップへの指示を出しながら、対話していた。

 

「まあ、イナホもアンリちゃんもいないし、やるか」

 

「ああ、アンリちゃんがいなくて良かったな。さっき顔色でバレかけていたぞソウスケお前」

 

「展開」

 

 ソウスケの足元に白い円が描かれ、広がっていく。ミルクのような粘性のある煙は四匹と二人を範囲に入れ、止まり、消失する。空気の揺らぎは残る。

 

「ああ、なんでソーナンスなんだろうな。そうでなければ、俺も出られるのにな。よしリーフェ、ふいうち」

 

「出るなよ。すでに十分過ぎるぐらい強力だからな。とけて、躱せ」

 

 リーフェが跳ね、肘に花爆弾を複数付け、起爆する。

 

「吹き飛べ!」

 

 加速した拳がマホイップの左肩を捕らえる。

 

「無駄!」

 

 マホイップの左肩が大きく抉られる。それはダメージとしては乏しかった。純白のドレスごと彼女は液状化していたからだ。

 

 しかし、その反対側から爆発が起こり、マホイップは吹き飛ぶ。不可視の設置爆弾。リーフェの十八番。

 

「へ、そうじゃないとね!」

 

 マホイップは吹き飛ばされた先で、溢れてきたハリテヤマにぶつかる。当然張手が飛んでくるが、それを片手で受け止める。

 

「さっきのトレーラーの運ちゃんの方が歯応えがあった」

 

 そう言った彼女はハリテヤマを後蹴りで退場させた。

 

 いや、さすがにありえねえだろ。

 

 リーフェの後でクチートとチリーンが衝突してそのまま倒れる。蔓が一瞬可視化された。

 

 アコの肋骨に捕らわれたライボルトが稲妻を放つ。しかし、それはアコに達する前に消滅した。状態異常はソウスケが無効化している。電磁波のような物理的ダメージの無い攻撃は届かない。

 

 カインはパラセクトをトルーネンで薙ぎ払う。

 

「そろそろ楽しくなってきたか、ソウスケ!」

 

 青年は指揮するように腕を振るう。

 

「ああ! 五分ほどだな。百分率だぞ。しかし、そろそろ退かねばヤバいな」

 

「何を言っているソウスケ。エリアゼロというガチの禁足地に比べたらこんなもの」

 

「いいや、もっとやべえのがあっただろう。そう」

 

 二人を青年は声を合わせる。

 

「そう、俺達のワーストは?」

 

「スターモービルだ!」

 

 ソウスケは無数の黄色い標識を背景にカカカと笑った。

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