懐いたポケモンが人の姿になる「擬人化現象」を研究する大学生ソウスケ。
 地元パルデアのジムバッジを7つ持つ彼でさえ、遭遇した野生キュウコンの規格外の強さになすすべなく敗北する。
 死を覚悟した彼の前に、そのキュウコンは絶世の和装美少女へと姿を変え、首元を甘く喰みつつ妖しく微笑んだ。
「私をゲットしないと喉笛噛みちぎっちゃうぞ」
 自らを「半分人間」で、ポケモンを使役する「ポケモントレーナー」と名乗り、金銭的に寄生する謎の少女イナホ。理不尽すぎる脅迫により、ソウスケのフィールドワークの旅は崩壊する。
 ジョウトとホウエンの間の小さな地方、クワトロ。
 変哲も無い筈のこの地で、美少女の相棒マスカーニャや訳アリな擬人化ポケモンを侍らす親友カインと共に、ソウスケが見つける真実とは。

※2025年12月27日追記
 お察しの通り、この物語は心優しいトレーナーと可愛いポケモンたちの、ハートフルな冒険譚ではありません。
 以下の成分がほんの一例として含まれておりますので、きあいのタスキを握りしめてお読みください。

* もはやヤンデレ。マスターへの激重感情を隠さない手持ちたち
* 初手で伝票を押し付けてくる最強のキュウコン娘
* 言動がおかしい女子高生や、なぜか強い規格外のモブトレーナー
* 全てが都合の良い「メスたらし」の親友
* 「なんで生きてるの?」と心配になるハードなバトル描写
* なぜか見知らずの土地で一人だけネタにされる某ジムリーダー
* 主力技がドレインパンチの物理型マホイップ
* 銀色甲冑女騎士ボスゴドラの両手剣アイアンヘッド
* 主人公以外に都合の良いゲーム仕様の独自解釈
* モブですら最終進化6体が常識という世界のパワーバランス(※主人公もそうだとは言っていません)
* 芸術の域に達した、主人公への不遇な展開
* 唐突なパロディ、生々しい現実要素、そしてあからさまなホラー
* 戦闘狂賛歌

※2026年1月17日追記
 これにて完結です。
 よろしければ、お口直しに以下の短編もどうぞ。
 近道の御守、あるいはとある少女トレーナーの後日談
 https://syosetu.org/novel/399422/
 擬人化も混血も無い別世界の物語です。本編よりはマイルドなものとなっています。
 女子高生Aと手持ち構成が同じなので、本編後に読んだら笑えるかもしれません。
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