屈強で大食いの巨漢・百田誠司は正義のヒーローである。
あらゆるものを大量に食べ、弱きものを助ける。そんな日常を送っている。
百田に休息は訪れるのだろうか。

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仮面ライダーハンドレッド

 屈強な巨漢・百田(ももた) 誠司(せいじ)が行きつけのラーメン店でラーメンを食べている。

 隣では女子高生の小泉が幸せそうにラーメンを食べているが、正直、彼にはどうでもいい話だ。

「はあ、食った食った」

 汗をかきながら、特盛のラーメンを10杯ほど食べた誠司は、お金を払った。

 料金は10,000円を超えていた。

「お客さん、いつも食べるねえ」

「この大きさですから」

 百田は微笑みながら言った。

「きゃああああ!」

 店を出ると、悲鳴が聞こえてきた。

 百田は急いで悲鳴の元へ駆け出す。

 広場で怪物が女性を襲っている。

「待て!」

 百田が女性を庇うように怪物の前に躍り出た。

「なんだお前は?」

「俺か? 通りすがりの……」

「デブに用はないんだよ!」

 怪物は百田を振り払った。

「うわああああ!」

 百田は弧を描いて吹っ飛び、地面に叩きつけられる。

「さあて、俺の(つがい)となってもらうぞ」

 と、怪物が女性に歩み寄る。

 女性は怯えながら後ずさる。

 百田は立ち上がり、怪物に駆けって殴りつけた。

「ぐお!」

 勢いよく吹っ飛ぶ怪物。

「貴様、デブのくせに!」

 怪物が百田に襲いかかる。

 百田は攻撃をかわし、バックルに百と描かれたベルトを巻く。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「変身!」

 次の瞬間、百田は異形へと変身する。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 仮面ライダーハンドレッドへと変身した百田は、怪物に乱打を浴びせ、グロッキーになったところに、必殺のライダーキックである飛び蹴りを叩き込んだ。

「ぐわああああ!」

 怪物はうめき声をあげなら爆裂霧散した。

 ハンドレッドは変身を解くと、女性を見る。

「大丈夫ですか?」

「あ、ありがとうございます……」

「この街は危険ですので、気をつけてくださいね」

 百田はそう言うと、背中を向けて去っていく。

 女性は百田の背中を見つめながら思った。

(太ってるけど、かっこいい。また会えないかしら……?)

 女性は百田に一目惚れをしてしまったようだ。

 果たして、百田に恋人は。結婚はできるのか。

(ああ、動いたらお腹空いたなあ)

 空腹の百田は近くにあるカレー屋へと入る。

 この男、ラーメンを10杯食べたばかりなのに、まだまだ入るようである。

「いらっしゃい!」

 百田は席に着く。

「日替わりランチのメガ盛りで」

「かしこまりました」

 店員がオーダーを取りに厨房へ。

 百田は運ばれてきたテレビで出るような大食いレベルの量のカレーを一気に平らげた。

「完食おめでとうございます! 当店のメガ盛り大食いチャレンジに成功したので、無料サービスでーす!」

「いいの?」

「はい」

「ありがとう」

 百田は席を立つと、店を出ていくのであった。

 


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