謎の強キャラムーブがしたい少年は願望機に愛される   作:上位存在愛されもの好き

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なんかうまく書けなかった気がする
だいぶ駆け足になっちゃった気がする
うまくキャラを動かせない(遺言)


正体判明、そして……

 

 さて、戦闘開始だ。あいつらの勝利条件は逃げ切ること。だがまあそう簡単にはさせないぜ?

 

「せーのっ!」

 

 振り上げたハンマーを斜めに振り抜く。

 

「ディメンションテレポート」

 

 また転移か。あれやられるとわりとうざいな。

 

「マジックサポート」

「ファイヤボール」

 

 強化された火球が数発。こんなもん風圧だけで消せるが……

 

「はぁっ!」

 

 懐に潜り込んできたか!確かにこの得物じゃ内側には何もできない。

 拳を喰らい吹き飛ぶ。俺ほどじゃないけど強化倍率たけぇなおい。

 

「……っ!つよいねおねーちゃん。じゃあこれはっ!」

 

 生成したボールを吹っ飛ばす。遠距離攻撃がないと思うなよ?

 

「ディストーション」

 

 高速で迫る球体が狙いを逸れる。んー、ベクトルを変えたってことでいいのか?

 

「記録完了、偽物生成、コピーカウンター」

 

 さっきと同じ速度でボールが返ってくる。それだけなら打ち返して終わりなんだが……

 

「ディゾルブ」

 

 次の瞬間、ボールが溶けた。待て液体は全部は打ち返せねぇ!

 

「きゃっ!」

 

 纏わりつく液体が動きの自由を奪う。藻掻いてはいるがすぐには出られなそうだ。

 

「明月先輩」

「わかっている。マジックチェイン」

 

 さらに鎖がプラスかよ。この隙に逃げる気か?

 

「華江、今なら」

「待ってください。アンカー、サンダー」

 

 何かが飛んできた後に雷撃が迫る。まあ甘んじて喰らってやるぐらいなら……

 

「……があぁっ⁉」

 

 いっった⁉待ってなにこれくそ痛いし痺れるんですけど⁉エキナこれどうなってんの⁉

 

『……存在を固定されたね。ボクの改変が効いてない。多分防御魔法を使わせない様にするためだね』

 

 マジか。そんなことできるのかあいつ。

 

『それより創、大丈夫?』

 

 まあすぐ痛みは引いたし。だからそんな申し訳なさそうにしなくてもいいぞ。

 もう逃げられただろうし今日はこのまま帰るか。

 

『……うん』

 

 

 

 

 

 

 ふう。帰ってきたはいいけど次もあれ喰らうこと考えると戦い方を考えなきゃいけなくなってきたな。

 

「ねえ、やっぱりあいつは危険だよ。ボクに干渉できるだけの力がある。だからなにか手を打たないと」

「そうは言ってもなあ。それはあくまであいつの才能だしな。俺が気をつけるしかないだろ」

「ボクならどうにかできるよ?」

「いいよ、今は。それに少しは命をかけて戦ってるやつらの気持ちがわかるしな」

 

 あんまエキナの力でむやみに改変しまくるのもそれはそれでどうかと思うしな。オレを強化するならともかく誰かの足引っ張るのはな。

 

「じゃあ創はあいつに負けてもいいの?」

「勝てたっていうならそれはあいつがすごかったってだけだろ。どちらにしろ負けるふりはする予定だし」

「……そう。ならボクは創に従うよ」

「別になにかしたいってならしてもいいぞ?まあ人を消すとかは一言相談してほしいが」

「わかった。そうするよ」

 

 エキナ大丈夫か?まああいつもあいつでなにか思うところがあったりするんだろ。1人にさせるのも必要なことだ。

 

 

 

 

 

 

 創はあいつのことを評価してる。まああいつに始まったことじゃないけど。

 今はボクが創の一番だ。でもこれからは?

 あいつがそうなってしまうのかもしれない。知らないやつが急に現れるかもしれない。

 そうなるくらいならいっそのこと創のお願いを破ってでも……

 ……思い詰めすぎかな。

 最近ボクでもボクを制御できていない気がする。もしボクの根幹を揺るがすようなことがあったらその時は……思いっきり暴れちゃってもいいかな。

 

 

 

 

 

 

 いつもの先輩との通話の時間。楽しい時間ではあるけど……今日は少し気が重い。

 また今度でもいいんじゃないか。別に知らなくてもいいことだってある。そんな考えが浮かんでは覚悟の邪魔をしてくる。

 でも確かめなきゃ。今確信が持てなくてもいい。また会った時にすればいい。でもなにかしらの情報は得なければ。

 

『おお、今日もなんかあったか?』

「……そうなんですよ。今日また例のあの子に襲われたんです」

『そうか。で、戦況はどうだった』

「なんとか奇策で逃げ切れたってところですかね」

『なら大きな怪我はないんだな?』

「はい。大丈夫です。それでその時助けた子がいるんですけど……」

『おお!どんな子だったんだ?』

「静枝さんっていってちょっと前に転校してきた子ですね。それでなんですけど、その子にまた……」

『……惚れられた、と?』

「はい……吊り橋効果に近いものだと思うんですけどね……」

『まあ命を助けられたらそうもなるだろ。学校で絡める人材が増えてラッキーとでも思っておくんだな』

「そんなんでいいんですかね……」

『だってお前は自分の気持ちを伝えてあるんだろ?』

「はい。(好きな人がいますって言っちゃってますよ)」

『ならそっから先はそいつらの自由だろ。過度に迷惑がかかってない内は好きにやらせたらいいさ』

「……他人事ですね」

『そりゃ見てる分には面白いからな。……そろそろ切るぞ。今日はあいつと一緒にいてやろうと思ってな』

「わかりました。ではまた」

 

 通話が切れる。

 

「はぁー……やっぱそうなのかな……」

 

 確信とまではいかないが近いところまでは行けている。後はぶっつけ本番でもなんとかなるだろう。

 先輩のことは……好きな人のことはわかっている。だからこの推測もあながち間違ってはないはずだ。

 あいつ用の魔法もある。なら次に会った時……多分数日後が勝負だろう。

 それまでは……あの2人のことでも考えるか。どうにかして説得しないとな。

 

 

 

 

 

 

 あれから数日後、俺は再びロリッ娘ムーブをしに後輩の近くまでやって来ていた。

 

「ふんふーん♪……ん?」

 

 機嫌のいい幼児っぽく鼻歌でも歌っていると、そこには後輩たち3人が待ち構えていた。

 

「あれ?おねーちゃんたち、リリィのことまっててくれてたの?」

「ええ、そうですよ。今日で決着をつけに来ました」

 

 そうか。最終決戦をしにきたと。まだちょっと俺の構想よりは早いがありか?

 

「そっか~。じゃあさっそくやろっか」

「その前に、あなたの目的はなんですか?」

「もくてき?」

「ええ、私を守りに来たんですか?それとも倒しに?」

 

 具体的には決めてないんだがなぁ。結局物語に介入するためにきてるだけだし。まあいい感じにはぐらかそう。

 

「そんなのリリィのしたいことをしてるだけだよ?」

「はぐらかしますか。まあいいです。じゃあこっちも早々にネタばらしといきますので。幼女のふりはどうでしたか、()()

 

 ん?今俺のこと先輩って言った?聞き間違えか?

 

「聞き間違いではないですよ。もう正体はわかってます。創先輩、あなたですよね?」

 

 やっぱバレてんじゃん。どこでバレた?それともカマかけか?まあここは……のってやるか。

 

「……バレてるとは思わなかったよ。どうしてわかった?」

 

 姿はあえて戻さず口調だけを変える。

 

「先輩と電話した時に違和感はあったんですよ。例えばリリィちゃんのことにあんまり興味がなさげだったり、私の学校生活を見に来る様子がなかったり」

「それは単純に女子高に行くことを躊躇っただけじゃないか?」

「いえ、先輩ならそんなもの気にせずに来ますよ。こんな面白そうなことがあればね」

 

 よくわかってんじゃん。そりゃエキナがいなかったら直で行ってただろうな。

 

「それにリリィちゃんの言動を見て思ったんですよ。こういうキャラ先輩が好きそうだなって」

「……そうか。っていうかそんな乏しい手札で正体見抜いたのかよ」

「あともう1つ大きいのがありますけど……まあ後で私が勝った後教えてあげますよ」

「なるほど、俺に勝つ気か。なかなかの自信だな。そこまで言ったからには負けたふりはしないぞ」

「切り札はありますので」

「そんなこと教えちゃっていいのか?……スターマイン」

 

 昼の空に咲くは輝く熱き花。熱を持った花弁が弾ける。

 

「……ウィンドウォール」

 

 無口な子が防壁を展開する。まあ花火は風に弱いしな。

 

「じゃあ次だ。ヘルハウンド」

 

 猛犬の形を成した魔力が一斉に襲い掛かる。

 

「この子たちは私が躾けよう。マジックチェイン」

 

 鎖に縛られた犬たちが地面に這いつくばる。今のは悪手だったか?

 

「……お前はなにもしてこないのか?」

「私がなにかしたら終わっちゃいますよ?」

「言うじゃねえか。……リーパー」

 

 後輩の背後に現れた亡霊がその手に持つ大鎌で首を刈り取りにかかる。それを後輩は……

 

「……」

 

 無言で防ぐと、一歩一歩ゆっくりとこちらに歩み寄ってくる。

 

「インフェルノ、ブリザード、トールハンマー」

 

 全てを焼き尽くす灼熱、何もかもが凍る極寒、最高神の力たる雷すらも効いている様子がない。そりゃ見かけと名前に比べりゃあれかもしれないが普通に強めの魔法だぞ?俺の全力だぞ?

 

「じゃあこれなら……!」

 

 最終手段のデカハンマーを構える。だがそれが振るわれる前に後輩が言った。

 

「先輩。私先輩のことが恋愛的に好きです。付き合ってください」

 

 は?

 すき?おれのことが?こんなやつのことが?うそだろ?でも本気の顔だぞ?じゃあマジなのか?そもそもなんで今?

 思考が完結しない、とはこういう状況なのだろうか。その短い言葉に込められた俺には大きすぎる思いに脳の処理が追い付かない。

 その時点で俺が負けていたと気づいたのは後輩が耳元で囁いた時だった。

 

「はい、チェックメイトですよ、先輩」

 

 見れば首元にどこから出したのか剣が添えられている。

 

「なるほど、これは負けだな。切り札を名乗るだけはある」

「そうでしょう?で、先輩、お返事はなんですか?」

 

 返事ねぇ。そもそも俺こういう経験ないんだが。いやエキナからあったか。いやでもあれだいぶ変則的なやつだしな。となると答えは……

 

「ねえ創、なんで()()()()?」

 

 そこには見たことのない表情をしたエキナがいた。

 

「創はボクのものなのに。それとも創はボクのことが好きじゃないの?」

 

 そんなこと言われてもなぁ。まあ彼女いるのに即断らなかった俺が悪いと言えば悪いんだが。

 

「そんなことない。お前のことは好きだよ、エキナ」

「そうだよね。でも今わかった。創の好きは全部同じなんだ。ボクに向けるのも、あいつに向けるのも。だからさ、教えてあげるんだ。ボクにどんな感情を向けていいか。それはもうじっくり教えてあげる。だからさ、君は邪魔なんだよ、百合園華江」

 

 エキナが狂気的な色を浮かべ話したかと思えば、後輩に親の仇かと思うような憎しみのこもった目を向けた。

 

「そうですか。結局あなたは先輩のことを考えていないんじゃないですか?」

「そんなことないよ?創のことを考えて君みたいな邪魔者はいらないって思っただけだから。だから消す。君の存在も、創の記憶も。これで元通りだから。なにもなかったことにしてあげる」

「自己中心的ですね。そういうところも先輩なら好きだと言ってくれるんでしょうけど、私は許しませんから。さあ、かかってきてください。先輩は……私のものです!」

 

 いや誰のものでもないけど?

 そんな俺の意見は当然のように無視されて檻に捕らえられる。

 その外では、世界の命運を懸けた戦いが始まるような雰囲気でただ1人の男の所有権をかけた女の戦いが始まろうとしていた。

 

 ……いや俺どうなるの?




 創

 正体バレした
 ついでに告白された
 間違いなくヒロイン
 なお今も姿はロリのまま


 エキナ

 告白にブチギレ
 ヤンデレっぽさを出せてるかわからない
 枷が外れた(2度目)ので思考上位存在的


 後輩

 好きな人のために強者に挑む姿はまさにお前が主人公
 エキナに挑むところまで想定内






マジで今回過去一うまく書けた気がしないです
なんか変なとこあったら言ってください
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