鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
では、始まります。
〜〜
夜
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鴨志田卓がどうにかフリーズから復帰し、ホテルへと戻って生徒達の様子を見ていた頃。
坂本竜司が楽しいナンパを終えて部屋前近くまで帰ってくる。
明智吾郎から『説得』され、渋々夜のパーティをお断りしてきたのだった。
待ち受けていたのは。
※坂本竜司視点
中岡
「よ、竜司。」
坂本竜司
「…!」
中岡と、武石の2人。
武石
「バレーボール部の奴等がナイトマーケットで買ったものでパーティするんだと。俺達も、負けてらんないだろ?」
彼等はまた、こちらに声をかけてくれている。
俺達、と。自分もまだ、陸上部というまとまりの一人に数えてくれている。
…気まずさ。
逃げ出したさ。
けれども。
逃げずに向き合うと、決めたのだ。
(吾郎はもっと、でけぇもんと向き合ってる。祐介もだ。)
(…俺だけが向き合わねぇのは、違うよな。)
坂本竜司
「…おう。」
「良かったら…入れてくれ。」
中岡
「おっ!!」
「やる気になったか!行こうぜ!」
坂本竜司
「おうよ。…今までツッパって、悪りぃ。」
武石
「いーんだよ、食いまくんぞ。」
「ハワイのビックバンバーガー、地域限定の味があるわビックバン・チャレンジのサイズを誰でもテイクアウトできるわで最強にアメリカンなんだよ。」
「ぜってぇ俺達じゃ食いきれねーんだ、助かったぜ。」
坂本竜司
「ハ、それ威張って言えることかよ?」
…。
絆深まる修学旅行。各地で、皆の絆は深く結ばれていく。生徒間でないものも、一度壊れていたものも。
しかし、何度でもこの言葉を使おう。
…絶頂は転落の秒読みである、と。
坂本竜司が直前の巨乳鑑賞ガーリックシュリンプ食いによってロクに戦力となれなかった事よりも…よっぽど恐ろしい事態が起こる。
〜〜
早朝
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※三人称視点
翌朝。
早朝の、具体的には6時頃。
父親ヤバい組の皆はとある
アハラヌイ・パークというその場所は、ハワイにある天然温泉としてとても有名な場所で。
整備されてコンクリートの防波堤が置かれた区画の他に、少し奥に進めば天然の岩場が多数あり…その一角に、3人は水着姿で入浴していた。
英語ではあるものの、必ず見る位置にある看板によってそのように指示されているからだ。
喜多川祐介
「異国の温泉か。こうして誰も居らず、整備のされていない区画なら…まるでどこかの異世界に来たような心地になるな。」
「ククッ、異世界を経験した者が言うのも滑稽か。」
坂本竜司
「だろ…?」
「気に入ると思ったんだ…もっと、浸かってようぜ…?」
喜多川祐介
「? ああ。」
明智吾郎
「…嫌な予感がしてきた。竜司、お前…」
岩場に腰掛け、足だけをちゃぷちゃぷと漬ける明智が坂本を睨む。
坂本竜司
「ここ、混浴なんだと。水着が基本らしいけどな。」
「…ワンチャン、あんだろ?」
明智吾郎
「チッ、朝風呂なんて殊勝な事だと思ったらこれだ。」
「祐介も何か言ってやれ。この猿に。」
喜多川祐介
「待て、もうじき卵が出来上がる。」
明智吾郎
「んなもんハワイで作るなよ、馬鹿…。」
「第一、原則水着なんだろ?地元民は当然分かってる筈だ。その上で脱いでくる馬鹿なんて…」
観光客しか存在しない、と。
その言葉を、最後まで話す前に。
「うっわ広っ!!景色良っっ!!」
日本語が…響いてくる。
「良い眺め…日本のお風呂とはまた違った良さがあるね。」
「早起きして正解だったな!イクゾっ!!」
父親ヤバい組
「「「!!!」」」
聞こえた声は。あまりにも、聞き覚えのある声であり。
奥村春
「お湯も熱くないからのぼせずに済みそうだし…マコちゃんが来るまで先に入ってよっか。」
佐倉双葉
「でっ、でっ、ででででっ! おうっ! でっ、でっ、ででででっ!」
上機嫌な、奥村春と佐倉双葉。
よりにもよって、ルールや看板をよく見るタイプの新島姉妹を除いた怪盗団女子2名がやってきてしまった…!!!!
やめて!心の怪盗団の
お願い、死なないで明智!
あんたが今ここで倒れたら、冴さんや祐介との約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。ここを逃げ切れば、バレずに済むんだから!