Blue Archive -Document SKIP feat.OMEGA and...-   作:LN58

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【第1部】「ソラ」から落ちてきた宇宙人(ウルトラマン) その名はオメガ
第1話 宇宙人がやってきた ~あまねく奇跡の始発点から~


 

 

はじまりはこの惑星(キヴォトス)に落ちる一つの流星から

 

新たなる光の巨人の物語がいま始まる!

 

 

 

永遠でさえ消せない一瞬に巡り合った

 

誰かが誰かを大切に思う 優しさの記憶が

 

見つけられずに求めてた答えを

 

創り出していくから

 

 

 

ちょっと! ちょっと! 子供が泣いているのがわかんないですか!?

 

こういう時、大人がしっかりしなきゃなんじゃないんですか!?

 

誰か! この子のお母さん、知りませんか!?

 

 

 

俺のことなんか知らなかったんじゃないのか?

 

知らないけどさ……、お前が逃げないから……。

 

俺(・)が(・)逃(・)げ(・)な(・)い(・)か(・)ら(・)、助けに来たのか?

 

気分が悪いだろう、誰かを見捨てていくなんて。

 

 

――――――そうか。やっぱり、お前は“優しい”だな。

 

 

うん。ありがとう。

 

………………。

 

 

ドッゴーーーーン!

 

 

ママー! ママー!

 

ハヤクニゲテ! ママハダイジョウブダカラ!

 

オカアサン! オカアサン!

 

 

さっきの母娘(おやこ)!

 

見(・)捨(・)て(・)る(・)と(・)気(・)分(・)が(・)悪(・)い(・)。お前の言っていることはわかる。

 

おい、何を……?

 

飛べる気がする。

 

何とかできそうな気がする。

 

あんな大きいの、どうにもできねえだろう!?

 

大きく、なれそうな気がする!

 

 

俺 が 助 け る!

 

 

オメガスラッガーにオメガメテオをセット!

 

 

 

シュワーッ!

 

 

 

……大きく、なった。

 

――――――昨日 空から落ちてきた、宇宙人?

 

そうだ、早く あの母娘(おやこ)のこと 助けないと!

 

 

 

熱線怪獣:グライム 撃破!

 

 

 

名前は?

 

え?

 

お前の名前。

 

星見 光成。

 

ホシミ コウセイ。

 

ああ。

 

あ、思い出した。

 

…………?

 

 

俺の名はオメガ!

 

 

 

 

お便り 届いてます。ラジオネーム:ラジオママさん。

 

 

実は私、最初の怪獣が出た時、近くに居て 娘と二人 逃げ遅れてしまったんです。

 

もうダメだって思ったんですけど、そんな時、あの巨人が怪獣と戦い始めました。

 

でも、私は足を怪我して動けなくて、そうしたら、二十歳くらいの作業着を着たおにいさんが助けに来てくれたんです。

 

そのおにいさんは歩けない私と娘を助け出してくれました。おにいさんが来てくれなければ命を落としていたかもしれません。

 

実はその少し前に避難所で娘とはぐれてしまったんですが、再会できたのもそのおにいさんのおかげだったんです。

 

泣いて怖がる娘の側に作業着のおにいさんともうひとり、髪が長くて青い石のペンダントをしたおにいさんが居てくれて……。

 

後から娘から聞いたんですが、その二人、混乱する大人たちを叱ってくれていたんですって。たぶん、娘を怖がらせないために。

 

簡単なことのようですけど、それってなかなかできないことだなって思うんです。人に怒ったり、手を差し伸べたりするのって、今の時代、勇気が要るじゃないですか。

 

だから、あの時 助けてくれたおにいさんたちにお礼を言いたいです。

 

 

素敵なエピソードだねぇ。もしそのおにいさんたちが番組を聞いていたら、是非ご連絡を。

 

――――――

 

アユム先生「良い話だったねぇ!」

 

アユム先生「今のキヴォトスにもそんな人たちがいるんだから、まだまだ 世の中 捨てたものじゃないよね!」

 

ロッピー「ロッピーもそう思いますわ!」

 

ガロンちゃん「ガオガオー!」

 

アユム先生「ねえ、探しに行かない? その二人のこと! 『お礼が言いたい』って話だったし!」

 

生塩 ノア「ダメです」ニッコリ

 

仲正 イチカ「そうっすよ。先生にはキヴォトスに現れることになった怪獣の対策案を至急まとめてもらわないと」

 

白石 ウタハ「ああ。<アトラ・ハシースの箱舟>で先生は並行世界の先生(プレナパテス)に託されたんだろう。だったら、並行世界の先生(プレナパテス)の想いを無駄にしないためにも……」

 

アユム先生「うん。そうだったね……」

 

アユム先生「並行世界の私(プレナパテス)は、【GGF:Global Guardian Force】の隊員で、【SKaRD:Special Kaiju Reaction Detachment(特殊怪獣対応分遣隊)】の候補生だったみたい」

 

アユム先生「やっぱり、私って機械に強いみたいでね。このガロンちゃんは本来は50m級の対怪獣兵器である23式特殊戦術機甲獣:アースガロンを小型化して歩兵戦術機として並行世界の私(プレナパテス)が再設計したものなんだって」

 

白石 ウタハ「うん。だから、これを先生の護衛戦力(ボディガード)として急ピッチで実用化したわけさ。外見が【エンジニア部】で外洋レジャー用に開発していたメカワニに似ていたから、外装もすんなり決まったおかげで大幅な開発短縮に繋がった」

 

生塩 ノア「けど、こうした二足歩行ロボットの開発は先生ご自身が開発したロッピー・ザ・ロボットの実績があればこそです」

 

アユム先生「そうだね。でも、原型機(オリジナル)となるユピー・ザ・ロボットを開発したのは私じゃないから。【SKIP:Scientific Kaiju Investigation and Prevention center(怪獣防災科学調査所)】で量産されていたものを再現しただけだから、そこまでのことはしてないよ」

 

仲正 イチカ「またまたぁ、ご謙遜を。頭と胴体が分離して別々に行動する超高性能多目的AI搭載型ロボットを一から完全再現する頭脳は【ミレニアムサイエンススクール】の天才たちですら敵わない技術力っすよ。ロッピーの量産が叶うなら真っ先にうちにも配備して欲しいっすよ」

 

白石 ウタハ「ああ。先生の頭脳はこうして並行世界の先生(プレナパテス)からもたらされた開発データからも裏付けされているわけだから、“マイスター”の称号を贈ってもいいぐらいだよ」

 

アユム先生「ありがとう。でも、生徒を導く立場の先生だったのに、私なんか大してみんなの役に立てなかったよ。むしろ、みんなに助けられてばかりで足手まといだった……」

 

仲正 イチカ「そんなのはお互い様っすよ、先生」

 

生塩 ノア「そうです。私たちは十分に助けられていますし、返しきれない恩義だって感じています」

 

白石 ウタハ「そうそう! むしろ、これからが先生にとって本番じゃないのかい?」

 

アユム先生「うん。そうだよね」

 

 

――――――私の名前は石堂 アユム。空が赤く染まる滅亡の時を乗り越えた先で学園都市:キヴォトスにK-DAYが訪れた(怪獣が現れた)。

 

 

アユム先生「地球での私は【怪獣防災科学調査所 SKIP】の技術開発者で、」

 

アユム先生「そして、地球防衛隊 日本支部【宇宙科学局】特別調査員:石堂 シュウおじさんの姪で、シュウおじさんと熱い絆で結ばれた【SKIP】調査員:飛世 ユウマさんの薫陶を受けて育ってきた」

 

アユム先生「私はユウマさんの願いを受け継いで怪獣災害で失われていく笑顔を守るために技術畑で頑張ってきた」

 

アユム先生「並行世界の私(プレナパテス)も 所属がちがっていても 同じ思いで頑張ってきたんだから、いよいよ私の眼の前に現れることになった“怪獣(Kaiju)”に負けるわけにはいかないの」

 

アユム先生「でも、映像資料の中でしかもう見ることができない 生きた怪獣の生の迫力は 完全に想像以上だった……」

 

アユム先生「並行世界の私(プレナパテス)が最期に渡してくれた【特殊怪獣対応分遣隊 SKaRD】の装備品のデータで ある程度 対抗することはできたけれど、明らかに決定打に欠けて街は破壊され放題――――――」

 

 

アユム先生「だから、あの時は凄く嬉しかった。まさに絶望の中で降り立った奇跡――――――」

 

 

アユム先生「私たちの世界を守ってくれたウルトラマンアークに会うことはできないけれど、シュウおじさんがその名付け親で、ユウマさんからはたくさんウルトラマンアークの活躍を聞かせてもらったおかげで、」

 

アユム先生「私はずっと“さいきょうのヒーロー”に憧れを抱いてきた」

 

アユム先生「そして、ついに私のところにも来てくれたの!」

 

 

――――――なんて名前をつけたらいいのかな、あの真っ赤な巨人? 素敵な名前にしたいな、キヴォトスにも来てくれたウルトラマン!

 

 

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