Blue Archive -Document SKIP feat.OMEGA and...-   作:LN58

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第13話 アユ姉にバレちゃった! ~夢が残した足跡~

 

 

友好珍獣:ピグモン 送還!

 

 

その日、最強の敵であるエルドギメラ戦において現地にひとり駆けつけた星見 コウセイがメテオカイジュウを召喚してウルトラマンオメガを助けていたのを“シャーレの先生”にして“SKIPのおねえさん”であるアユム先生ことアユ姉に目撃されていたことから、意を決して真実を話そうと星見 コウセイと大木田 ソラトはこれまでの出来事を思い出しながらカンペ(カンニングペーパー)を用意して待っていた。

 

そして、アユ姉が妹分であると一番に可愛がっている一之瀬 アスナと浦和 ハナコを伴って訪れ、いざ本当のことを話そうとしてガチガチに緊張しているコウセイに対してリラックスするようにアユ姉が促し、妹分であるアスナとハナコもにこやかな微笑む。

 

それに一安心したコウセイが口を開こうとした瞬間、アユ姉は立ち所に腕を横に突き出して妹分であるアスナとハナコを制していたのだった。見ると、アスナとハナコの先程までのにこやか表情が消え、愛銃の安全装置に指をかけているのだ。

 

突然のことに呆気にとられたコウセイに対し、アユ姉は怪獣を威嚇するのに使う超音波威嚇装置:ソニッターを静かに取り出して テーブルの上にそっと置いて 何かあったらすぐに撃てるように身構えており、

 

アユ姉だけじゃなく、アスナとハナコの視線は 今 向かい合っているコウセイとソラトの背後をジッと見ていたことで、コウセイとソラトも自分たちの背後に何かがいることに気づいたのである。

 

そう、それは友好珍獣:ピグモンであり、いつの間にか【太陽倉庫】に侵入しており、買い置きしていたお茶菓子を食い漁っていたのである。体には大量のお茶菓子の箱が引っ掛かっていた。

 

しかし、さすがは怪獣災害の専門家である“SKIPのおねえさん”であり、侵入してきた怪獣を刺激しないように立ち回ったことで、ゆっくりと振り返ったコウセイとソラトが職場であり家でもある【太陽倉庫】に侵入してきた怪獣を息を殺して観察する余裕を与えることができたのだ。

 

その結果、一目見てソラトが存在を知っている無害な怪獣ということがわかり、来客用にテーブルに用意した袋菓子を手にとって堂々と怪獣に近づくと、右手に擦り傷のような怪我をして怯えていたことを見て取り、

 

そのため、本来は海の向こうの無人島に住んでいるらしいピグモンはソラトに包帯を巻かれて手当てをしてもらい、

 

更にコウセイからは数多のバイト経験から得た意外な特技であるバルーンアートで作ったリボンをプレゼントされたのだ。

 

それによって、ピグモンはソラトとコウセイに懐くことになり、アスナもまたピグモンのことが可愛いと撫で回し、ハナコも興味津々で盛り上がることになり、その様子をアユム先生はニヤニヤしながらカメラに収めていた。

 

 

いたいの、いたいの、とん…でったー!

 

オッケー! イエーイ! ウッヒヒヒーン!

 

よし、できた。

 

じゃーん!

 

何だ、それ?

 

前にバルーンアートのバイトしててさ。

 

怯えてるんだったら、こういうので、ほら、気が紛れるかなって!

 

どう?

 

似合うじゃん!

 

いいんじゃない!?

 

いいよ!

 

おお、何だよ!? くすぐったいよ!

 

ソラトさん、コウセイくん。いい。実にいいよ。

 

 

しかし、楽しい時間は長続きしなかった――――――。

 

いくら様々な外見の種族の住人が暮らしている学園都市:キヴォトスでも一目見て異形の怪物と言える外見のピグモンであり、怪獣はビルのような大きさという先入観から対応が遅れていたようなのだが、

 

それでも、遠目に見ても確実に違和感をもたれるために【ヴァルキューレ警察学校】の生徒が数々の目撃情報から見回りを強化するのも当然の話であり、

 

実際にビルに入る姿を目撃したという近隣住民の通報で【ヴァルキューレ警察学校】の顔馴染みのおまわりさん:中務 キリノが【太陽倉庫】に確認に来ることになったのだ。

 

住み込みバイトをしている星見 コウセイとしては知らぬ存ぜぬを通し、『アユム先生も来ている』と付け足すことでキリノには安心して見回りに戻ってもらうことには成功したが、さすがにどうしたものかと頭を抱えることになった。

 

すると、ここで居候である大木田 ソラトが“ひとっ飛びして"ピグモンを元いた島に帰すことになり、そのまま勢いよくピグモンを連れて【太陽倉庫】を後にしたのである。

 

そのため、勘の鋭いアスナやずば抜けた知能を持つハナコは全てを察することになり、ソラトがいない間にあらためてコウセイが 今日 話そうとしていたことを話そうと席に戻り、愛用のカバンから一見すると怪獣の玩具に見えるもの(メテオカイジュウ/スリープモード)を取り出して説明を始めようとした。

 

名前はそれぞれレキネスとトライガロン――――――。そこまで聞くと、アユム先生はそこで待ったをかけて、アスナとハナコの方を向いた。さすがはアユ姉の妹分たちであり、それだけで無言のやり取りが済んでいたのだった。

 

そして、アユ姉はそこから深入りすることなく飾り気のない笑顔であらためて“友達”として共に歩んでいくことを表明し、アスナとハナコもこれまでオメガと一緒に怪獣退治をしてくれたお供たち:レキネスとトライガロンを大切に抱き寄せて撫で回す。

 

はっきりとは言葉にはしない――――――。けれども、たしかな繋がりが“友達”の間に結ばれていたことをコウセイは感じ取り、先程まで撮影していたピグモンの映像を再生して再び場は盛り上がるのであった。その中で登場したバルーンアートのバイトのことなどを聞くことになり、星見 コウセイという地球人(人間)の魅力がますます深まった。

 

それからソラトが“ひとっ飛び"から帰ってくると、普段から多忙を極めるアユム先生たちは時間が来たということですでに帰っており、ひとり残されていたコウセイは朗らかな表情で『おかえり』の言葉で出迎えた。

 

何らかの影響で本来の場所から流れ着いてしまい 彷徨っている内に【太陽倉庫】に迷い込んで勝手に食い漁っている 不思議な存在との出会い――――――、

 

星見 コウセイは大木田 ソラトと初めて出会った時のこと;コウセイが作った焼きそばを盗み食いしていたことも振り返ることになり、

 

あれから 山あり谷あり 紆余曲折 笑いあり涙ありの波瀾万丈な日々を送ってきたわけなのだが、ついにエルドギメラ戦で自分がウルトラマンオメガと一緒に戦う怪獣使いとして本当にやりたかったことを見つけ出すことができ、

 

そのことをアユ姉に拒絶されることなく これからも“友達”として付き合っていこうと受け入れてもらえたことで満ち足りた気分となっていた。

 

 

それから怪獣災害がない日常に戻り、【太陽倉庫】で住み込みバイトのコウセイと居候のソラトが今日も元気よく働いていた。

 

こうしてラジオを掛けながら作業に没頭していると平和そのものであり、怪獣や宇宙人の存在はまさに非日常の象徴であった。

 

そう、この【太陽倉庫】に何度もそういった存在が入り込んで来ていたことには驚きであったように、怪獣災害を通じて“キヴォトスを救った英雄”として名高い“シャーレの先生”がよく足を運ぶようになったのも、今 考えてみれば不思議な縁だった。

 

その縁を通じて 学園都市:キヴォトスの首都であるD.U.地区の都心から離れた地域にある雑居ビルの中の【太陽倉庫】に たくさんの生徒たちが姿を見せるようにもなったのだから、人生とは本当に何があるかわからないものだ。

 

そして、怪獣が現れることもなく、アユ姉や珍しい客人の来訪もない 束の間の平穏の日々が過ぎ、いつも通りに【太陽倉庫】で二人が働いて お昼休憩を迎えた時であった。

 

 

――――――なんと、ネットニュースで【シャーレ・オフィス】が爆発したという衝撃的なニュースが飛び込んできたのだ!

 

 

慌てて すぐにアユ姉に連絡をかけても返事が返ってくることはなく、ネットでは“シャーレの先生”の安否を気遣う声や【シャーレ・オフィス】を襲撃した者を特定して制裁を与えようという声がひっきりなしに叫ばれ続けており、情報の氾濫によって かえって事の真相がわからなくなっていた。

 

だからこそ、爆炎が昇り続けている現地に赴いて“シャーレの先生”を救出しようとキヴォトス中から生徒たちが押しかけてきて、現場では何らかの些細な衝突から銃爪が引かれたことで『我こそは先生を救う者である』と意気込んで大乱闘が勃発している始末であった。

 

ネット配信の現場中継だけでも大混乱になっている様子が見受けられ、当然ながらアユム先生ことアユ姉とは“友達”であるからには今すぐにでも【太陽倉庫】を飛び出してアユ姉を助け出したいという欲求に駆られたものの、銃弾一発が致命傷となるコウセイの身を案じてソラトが必死に引き留めるのであった。

 

そんな時、【太陽倉庫】を訪ねてきたのがアユ姉の可愛い妹分である一之瀬 アスナと浦和 ハナコであり、大げさに思えるが、実に数日ぶりの再訪といった感覚であり、

 

怪獣災害の専門家である“SKIPのおねえさん”としてのアユ姉との絡みがなければ、数日前にピグモンと一緒に遊んだ仲ではあっても、そこまで【太陽倉庫】に足を運ぶとは思わなかった二人が【シャーレ・オフィス】にではなく【太陽倉庫】の方に来たことにコウセイは驚き、ソラトは冷静に二人が来た理由を察していた。

 

そう、“キヴォトスを救った英雄”としてキヴォトスで絶大な人気と知名度を誇るアユム先生ことアユ姉の一番と言っても過言ではないお気に入りの二人が【太陽倉庫】に来た理由はまさに“アユ姉の友達”である大木田 ソラトと星見 コウセイの力を借りるためであったのだ。

 

まず、キヴォトス三大学園の一角である【トリニティ総合学園】においても屈指の頭脳を持つ才女:浦和 ハナコの推理では『爆発した【シャーレ・オフィス】にはすでにアユム先生はいない』というものであり、【太陽倉庫】のお昼休憩でネットニュースを見た時には爆発してからすでに何時間も経っており、現場の銃撃戦が終わる気配がないのがその証拠だと言う。

 

要は、生徒のために自分の命を軽く投げ出すぐらいに生徒たちと平和を愛する心優しき地球人である石堂 アユム先生なら、爆発に巻き込まれて意識朦朧としていようが、近くで銃声が響いてきて それが自分が愛する生徒たちの銃撃戦だと気づいたのなら、死力を尽くしてでも、すぐにでも、身を投げだしてでも、仲裁しようと体に鞭打って動くはず。それが生徒たちがよく知る“シャーレの先生”なのだ――――――。

 

一方、爆発が起きてから銃撃戦が始まる前から始まった後でも、いくらでも【シャーレ・オフィス】に侵入する方法を生徒たちは編み出しているため、爆発が確認されてから数時間経ってもアユム先生の発見の報告が上がらないのはおかしいことなのだ。特に、この非常事態、どんな手段を用いてでも一刻も早くアユム先生の許に駆けつけようと生徒たちが必死になっているのだから、爆発した後の【シャーレ・オフィス】に侵入できた生徒たちがすでに何人も居るはず――――――。

 

でも、見つからない。見つかったという報告が一向に上がってこない。これは何かがおかしい――――――。

 

もちろん、この機に乗じて“シャーレの先生”を様々な思惑から我が物にしようとして現場から連れ去った可能性も十分にあるが、【シャーレ・オフィス】が爆発した瞬間の映像がネット上に流されていたということは、【シャーレ・オフィス】は常に何者かによって監視され続けているわけなのだから、出入りする人間も完全に監視されていると考えてもいい。

 

それは同時に、今日の午前に【シャーレ・オフィス】を爆破した容疑者の確定情報がすぐに上がらなかった時点で、少なくとも昨日から今日の午前にかけて不審者の出入りが確認できなかったことを意味していた。

 

ならば、不幸中の幸いとして【シャーレ・オフィス】が爆発した時刻、たまたまアユム先生は現場に居なかった可能性を考えてもいいが、

 

それだったら、今これだけ世間を騒がせている【シャーレ・オフィス】で今度は銃撃戦が盛大に執り行われている状況を放置するのは絶対にありえない――――――。

 

こうして浦和 ハナコは 推理の定石として 不可能な物を除外していって 残った物が例えどんなに信じられなくても それが真相なんだと突き詰めていった結果、人知を超越した事象の総称である“怪獣(Kaiju)”の可能性が脳内を過ぎり、そのわずかな可能性に賭けて【太陽倉庫】に足を運んだのだ。

 

一方、表向きは【メイド部】だが、その実態は【C&C】に所属する凄腕エージェント:一之瀬 アスナも【シャーレ・オフィス】爆破の報を受けて すぐさま独自行動を始めた結果、アユ姉から同じく妹分扱いされている浦和 ハナコと同じく、気づけば紆余曲折を経て【太陽倉庫】に足を運んでいたのだった。

 

もちろん、アユム先生ことアユ姉が【太陽倉庫】に避難している可能性は無きにしも非ずだが、もっと高い確度でそれはありえないとわかっていて一之瀬 アスナは大木田 ソラトと星見 コウセイの許を訪ねたのだ。

 

実は、すでに【シャーレ・オフィス】にいの一番に派遣されて 今現在 現場確保のために銃撃戦に巻き込まれている【C&C】の飛鳥馬 トキの報告により、【シャーレ・オフィス】にはアユム先生の象徴であるサポートロボット:ロッピー・ザ・ロボットとアークガロンが爆発によって機能停止に追い込まれていたことが判明しており、確実にアユム先生が【シャーレ・オフィス】に居た状況証拠を掴んでいたのだった。

 

私生活が破滅的であり 銃弾一発が致命傷となってしまう アユム先生にとっては学園都市:キヴォトスで必要不可欠のサポートロボットだけを残して逃げ出す状況は不可解としか言いようがなく、自身の欠点を自覚して対策として用意させたサポートロボットを失った瞬間に劇的にパフォーマンスが下がることを公言しているからこそ、自ら設計と開発を手掛けて実の家族のように慈しんでいたものを捨てていくことなどできるはずがないのだ。

 

となれば、何者かによって爆発直後に【シャーレ・オフィス】からアユム先生が連れ出された可能性が極めて高く、【ミレニアムサイエンススクール】の総力を上げてアユム先生の行方を探ったわけなのだが、

 

爆発した瞬間の映像がネットに流れるぐらいには 24時間 監視されているはずの【シャーレ・オフィス】から『いつ』『どうやって』『誰が』『何のために』『どこへ』アユム先生を連れ出していったのかがわからず、これには【セミナー】も【ヴェリタス】もお手上げだったのだ。

 

そのため、残された最後の頼みの綱というのが【C&C】一之瀬 アスナの超人的な直感力であり、何でもいいから正解を手繰り寄せてくれることを期待されて、独自行動の許可が与えられたのであった。

 

そうして辿り着いた先がなぜか今回の爆破事件とは明らかに無関係の【太陽倉庫】であり、これにはアスナ自身も困惑しかなかった。

 

しかし、経緯は異なるとは言え、自分と同じように 同じアユム先生の妹分:浦和 ハナコも【太陽倉庫】に来ていたことで言葉にはできない確信が一之瀬 アスナの中で形になろうとしていた。

 

もちろん、それだけでは堂々巡りであり、真相に辿り着くことなどできやしない。誰も爆発した瞬間の【シャーレ・オフィス】の状況を知る者がいないのだから。

 

ところが、ここにアユム先生とは深い仲となっている別の生徒が来たことで、全てのピースが集まったのである。

 

 

――――――【太陽倉庫】に集まった生徒はアユム先生の妹分である一之瀬 アスナと浦和 ハナコの二人だけではなかったのだ。

 

 

タッタッタッタッタ・・・!

 

 

鬼方 カヨコ「ソラトさん!」

 

大木田 ソラト「おお、カヨコ! カヨコも来てくれたのか!」

 

鬼方 カヨコ「ソラトさん! 昨日、何かアユム先生から聞いてない?」

 

 

――――――【アビドス】のことで!

 

 

大木田 ソラト「…………【アビドス】?」

 

大木田 ソラト「――――――【アビドス】」

 

星見 コウセイ「ど、どういうことなんだよ? なんでここで【アビドス】の話が? それが今いったい何だって言うんだ?」

 

星見 コウセイ「あそこって、たしか、昔は“アビドス砂祭り”が全国的に有名だったって話だけど、今はもう自治区のほぼ全てが砂漠に呑まれて見る影も無くなった場所じゃなかったかな?」

 

鬼方 カヨコ「先生、昨日【アビドス】から帰ってきた後、『朝までに絶対にやらないといけないことがあるから、今日は【シャーレ・オフィス】に残って徹夜で残業をする』って連絡があったから……!」

 

一之瀬 アスナ「――――――!」

 

浦和 ハナコ「――――――!」

 

星見 コウセイ「つまり、アユ姉は昨日【アビドス】へ仕事に行った後、何があったかはわからないけど、たぶんだけど、『また【アビドス】に向かうつもりでいた』――――――?」

 

鬼方 カヨコ「うん。具体的なことは教えてはくれなかったけど、アユム先生をして結構な難事件みたい。徹夜をしなくちゃならないぐらいに時間に余裕がない感じだった」

 

大木田 ソラト「アスナ!」

 

一之瀬 アスナ「うん! 今の証言、ちゃんと聞かせてもらったからね!」

 

浦和 ハナコ「もしかすると、先生がまた【アビドス】の根深い問題と向き合ったことで 先生の存在をよく思わない組織に――――――?」

 

浦和 ハナコ「今、【アビドス】で何かが起こっていて――――――、」

 

浦和 ハナコ「もう時間がない――――――?」

 

星見 コウセイ「なあ、おい!? もし、それが本当だとしたら――――――!?」

 

大木田 ソラト「まだだ、コウセイ。まだ俺たちは何もわかっていない」

 

大木田 ソラト「とりあえず、コウセイ」

 

星見 コウセイ「ああ」

 

大木田 ソラト「俺、腹が減った! 飯にしよう、飯!」

 

星見 コウセイ「な、なんでだよ、こんな大事な時に!?」

 

大木田 ソラト「だったら、コウセイにはアユ姉がどこにいるのかわかるのかよ?」

 

星見 コウセイ「そ、それは……」

 

大木田 ソラト「それだったら、俺たちは 何もできない分 何か分かり次第 すぐに動けるように準備しておくべきだと思う」

 

星見 コウセイ「わ、わかったよ……」

 

星見 コウセイ「じゃあ、とりあえず 昼飯にするから、みんなも何か食べる? それとも、お茶菓子でも食べる?」

 

鬼方 カヨコ「待って。それなら、私が昼食を用意するから、ソラトさんたちは休んでて」

 

浦和 ハナコ「いいえ、ここは私たちが用意しますので、カヨコさんも休んでてください」

 

浦和 ハナコ「アスナさん、またソラトさんたちのためにお昼を用意しましょう。そうしたら、おにぎりもいっぱい作り置きしておきましょうか」

 

一之瀬 アスナ「うん、わかったよ、ハナコ!」

 

鬼方 カヨコ「え? でも――――――?」

 

浦和 ハナコ「さあさあ」

 

鬼方 カヨコ「あなたとは【<アトラ・ハシースの箱舟>占領戦】で一緒にオペレーターをしていたから知らない間柄ってわけじゃないけど、なんで?」

 

浦和 ハナコ「カヨコさん、ソラトさんたちに【アビドス】のことについて教えておいてください」

 

鬼方 カヨコ「え」

 

浦和 ハナコ「これは今とても大事なことですから」

 

 

――――――特に、ここから“ひとっ飛びして"行けるかどうかの確認はしておいてください。

 

 

そう、【シャーレ・オフィス】から同じ都内でそこそこの距離にある【太陽倉庫】に生徒たちが集まった。これが勝利の鍵だった。

 

世間を騒がせた【シャーレ・オフィス】の爆破事件に重ねられた“シャーレの先生”失踪事件は瞬く間にキヴォトス中を大混乱に陥れたのだが、

 

【太陽倉庫】に集まった生徒たちの情報を集約することで、昨日【アビドス高等学校】に赴いていたアユム先生の動向がついに判明することになり、

 

それによって、キヴォトス三大学園の筆頭格であったのも今は昔の話である【アビドス高等学校】ひいては【アビドス廃校対策委員会】が直面している アユム先生が立ち向かおうとしていた 危機と混乱が見えてきたのである。

 

同時に、午前中から【シャーレ・オフィス】で続いていた銃撃戦がついに止んだ後、ようやく落ち着いて【C&C】が現場検証すると、ガスの配管システムの異常検知が確認され、そこからガス配管が異常な形に歪んでいたことを突き止め、ここからガス爆発したことが判明したのである。

 

つまり、【アビドス高等学校】の危機と【シャーレ・オフィス】の爆破が結びつけられるのに十分な事件性が確認されることになり、

 

ここから急転直下、その翌日にはアユ姉の仇をアビドス自治区で討つ(江戸の仇を長崎で討つ)ために【太陽倉庫】が【アビドス】へ討ち入りする事態へと発展したのである。

 

いや、正確には【太陽倉庫】に集まった生徒たちが【アビドス高等学校】が直面している新たな危機に武力介入することになり、住み込みバイトの星見 コウセイと居候の大木田 ソラトには打ち捨てられた砂漠の街並みには似つかわしくない大規模な防衛網に特攻させるわけにもいかなかったので、浦和 ハナコの策で【太陽倉庫】で待機状態となっていたわけなのだが、

 

【アビドス高等学校】とは浅からぬ因縁がある鬼方 カヨコたち【便利屋68】【補習授業部】やその他大勢のアユム先生を慕う生徒たちが事情を知ることなくアユム先生の仇討ちのために【アビドス廃校対策委員会】に助太刀した結果、

 

偶然にも生存が確認されたアユム先生が【セイント・ネフティス】【プライベートファンド】【カイザーコーポレーション】が【“雷帝”の遺産】とされる<列車砲:シェマタ>を巡って争うプライベートファンドの総会を数々の防衛線を完全に粉砕して包囲に成功。

 

実際には今回の総会の参加者たちとしては完全に冤罪なのだが、それでも明らかに邪魔者である“シャーレの先生”を亡き者にしようとするには動機は十分ということで、昨日の【シャーレ・オフィス】の爆破事件の首謀者は誰かという突き上げを喰らうことになり、総会の流れは完全に予想外のものとなってしまっていた。

 

そう、予想もしていなかった大量の援軍の到来に【アビドス廃校対策委員会】としては大助かりではあったものの、大勢の生徒たちが学園の垣根を越えて【アビドス】の問題に介入してくるのは、大人であるアユム先生もカイザープレジデントもネフティス幹部も完全に予想外のことであり、

 

その理由も昨日の爆破事件で、“シャーレの先生”の仇討ちのためにキヴォトス中から押し寄せてきたとなったら、どれだけ昨日の爆破事件と今回の総会が無関係だと 自分を思って【アビドス】にまで集まってくれた大勢の生徒たちに向けて “シャーレの先生”自身が主張しても、

 

それ以上に、2年前にキヴォトスを震撼させた【“雷帝”の遺産】を秘密裡に手に入れようとしていた悪党共としては公の場に晒されるわけにはいかないということで総会を強引に切り上げる他なかったのだ。

 

いや、もうこうなってしまったら<列車砲>の存在が露見するのは時間の問題であり、すぐにでも<列車砲>を手中に収めることで、その力を誇示して全てを支配する以外に生き延びる道はない――――――。

 

しかし、その混乱の隙に乗じて【セイント・ネフティス】【プライベートファンド】【カイザーコーポレーション】の三重スパイ(トリプルクロス)であった【ハイランダー監理室】管理監督官:朝霧 スオウが土壇場で全員を裏切ったのである。

 

<シェマタ>の起動キーとなる ネフティスの令嬢:十六夜 ノノミが持っていた ゴールドカードを盗み取り、<列車砲>が隠されている“生徒会の谷”への移動手段であるヘリもカイザープレジデントを突き落として強奪したことで、まんまとその場にいた全員を出し抜いたのだ。

 

こうして、学園の垣根を越えて 自発的に集まった 大勢の生徒たちに出迎えられ、その生存と再会を喜ばれたアユム先生だったが、【“雷帝”の遺産】とされる<列車砲>の存在が明るみになったことで、<列車砲>の脅威がすぐにでもキヴォトス全土を襲うことが判明し、すぐさま朝霧 スオウ追跡部隊が編成され、その脅威を未然に防ぐべくアユム先生は動き出すのだった。

 

一方で、【アビドス高等学校】ひいては【アビドス廃校対策委員会】においては、砂漠横断鉄道再開の裏にある<列車砲>を巡る対応で【アビドス生徒会】副会長にして【アビドス廃校対策委員会】委員長:小鳥遊 ホシノの暴走を止めるべく、真っ先に追跡部隊に名乗りを上げる。

 

そして、アビドス中央駅旧庁舎から出て“生徒会の谷”までに横たわる広大なアビドス砂漠を越えるために、砂漠横断鉄道を再開させようとしていた【ハイランダー鉄道学園】の協力を得て、後詰を用意して まずは最初に向かうべきメンバーを選抜して まさしく文字通りの弾丸特急でロケット燃料で吹っ飛ぶ勢いで“生徒会の谷”を目指すことになったのである。

 

また、ここで<列車砲>確保のために【カイザーグループ】の総力を上げてカイザープレジデントの私兵たちが怒濤のごとく【アビドス】に攻め込んでくるのを迎え討つべく、アユム先生にこの場に残って防衛するように任された生徒たちがブラックマーケットの顔役とも言える悪の元締め【カイザーコーポレーション】と真っ向勝負できる機会に腕を鳴らした。

 

というのも、普通なら泣く子も黙る悪名高き【カイザーコーポレーション】ということで大抵の人間が恐れをなして逃げ出してもおかしくないはずなのだが、それ以上に長年に渡ってキヴォトス中で恨みを買い続けており、“キヴォトスを救った英雄”が守り通した秩序に反逆した“キヴォトスの敵”という共通認識がキヴォトス中の生徒たちの間で共有されていたのが大きい。

 

そもそもとして、“黒服”からの情報提供でアビドス砂漠に眠る<ウトナピシュティムの本船>を見つけるや否や、癒着していた防衛室長:不知火 カヤと通じて【連邦生徒会】や【シャーレ】を武力制圧してキヴォトス全土を掌握する野心を顕にして実行に移した れっきとした前科があるのだから、

 

裏で暗躍していた【ゲマトリア】の存在を知らない生徒たちとしては、今回の【シャーレ・オフィス】の爆破テロを仕掛けられるのは一度【シャーレ・オフィス】を占拠していた【カイザーコーポレーション】という巨悪しかいないわけなのだ。

 

そのため、どうあっても容疑は免れないし、実際に【アビドス】に向かったらアユム先生とカイザープレジデントが対峙していたのだから、爆破テロの件は実際には無関係だとしても、仇討ちのために恨み骨髄に入るのだ。

 

それはキヴォトスの平和のためという大義名分に後押しされた感情でもあり、【カイザーコーポレーション】の毒牙にかかった友人知人を解放するため、あるいは自分自身が【カイザーコーポレーション】にカタにハメられているのを この機に乗じて 借金の帳消しを画策して――――――。

 

何より、トカゲの尻尾切りが得意技の一番の卑怯者;悪事を働く際は【ヘルメット団】と言った不良生徒達を実行役として雇うことで足がつかないように徹底し、万が一にも失敗しても言い逃れができるように自分たちが関与している証拠だけを消して無関係の立場を主張し、たとえ自社の従業員や子会社だったとしても躊躇なく切り捨てると言った 非常にわかりやすい悪の組織の首魁が、今回 なんと 御自ら【アビドス】に足を運んで姿を現し、更には【カイザーグループ】の総力を上げて<列車砲:シェマタ>の確保のためにアビドス自治区に攻め込んできているのだ。

 

この状況、【カイザーコーポレーション】の強大さをキヴォトス中に知らしめる大事件になるかと思いきや、実際には<列車砲>の存在を思いがけず知ってしまったせいで、急遽その確保に向かわざるを得なくなった 社運を賭けた 一か八かの賭けとなっていたのだ。

 

そう、このキヴォトス全土に及ぶ突発的なカイザープレジデントによる【カイザーグループ】の戦力招集は普段の通常業務から外れた非常事態ということで 当然 前もっての準備もないために綻びを生むことになる。

 

そして、これまでのトカゲの尻尾切りが過ぎて 立て続けに使える手駒がいなくなった結果、“シャーレの先生”がキヴォトスに赴任してから 依然として組織の強大さはたしかなものであっても 確実に組織力がガタ落ちしており、

 

カイザープレジデント自らが【“雷帝”の遺産】という与太話に食いついて陣頭指揮をせざるを得なくなった窮状こそが、戦場の中では打ち出される拳にこそ隙があるということで、今こそ悪の首魁:カイザープレジデントを地に引き摺り下ろす絶好の好機と見て、

 

各地の【カイザーグループ】の戦力が次々と出払ったのを見計らって まるで示し合わせたかのように各学園の生徒会組織の意を受けた奇襲部隊が送り込まれることになったのである。

 

そのため、意図せず自分から【カイザーグループ】全体の防備を手薄にしたカイザープレジデントの野望は潰えることとなる。キヴォトス各地で【カイザーグループ】の兵隊が各個撃破されることで、待てども待てどもアビドス自治区に応援が駆けつけることはない――――――。

 

現地の戦力も“暁のホルス”小鳥遊 ホシノが暴れ回ったことで大半を蹴散らされ、カイザープレジデント本人も土壇場になって三重スパイ(トリプルクロス)だった朝霧 スオウにヘリから突き落とされて重傷を負う始末であった。

 

 

こうなったのも、今回の問題の中心となるアビドス自治区で開催されることになった<列車砲>を巡る【プライベートファンド】の総会の前日に【シャーレ・オフィス】が爆破され、【太陽倉庫】にアユム先生の一番の妹分である一之瀬 アスナと浦和 ハナコ、それから鬼方 カヨコが駆けつけたことが全ての発端となっていた。

 

 

そう、アユム先生の教え子である生徒たちの間でちょっとしたブームとなっている【太陽倉庫】という共通の場所に行って情報が集まったことで、【カイザーコーポレーション】が【シャーレ・オフィス】の爆破テロの首謀者という推理が成り立ってしまい、更にはアビドス自治区で何やらきな臭い動きがあることまで知られてしまったのだから。

 

はっきり言って、【シャーレ・オフィス】の爆破事件に加えて“シャーレの先生”の失踪事件で大混乱となるキヴォトスで確固たる証言と分析で辻褄が合った推理が成り立った以上、1日も時間があれば その間に【カイザーコーポレーション】への報復攻撃の準備や根回しなんてできるわけであり、【<アトラ・ハシースの箱舟>占領戦】で学園の垣根を越えたチームが組まれた縁が生きたのである。

 

こうしてアユム先生にとっては“シャーレの先生”としては初めての大型の仕事であった【アビドス廃校対策委員会】の支援要請の件のことを思い出す流れとなっており、あの時の事件を遥かに超えるスケールの悪の陰謀と数多の頼もしき仲間たちの存在もあり、

 

それ以上に“目覚めの刻”を迎えて学園都市:キヴォトスに怪獣が現れるようになってしまった情勢においても、未だにくだらない人間同士の争いが続いていることに呆れながらも、“キヴォトスを救った英雄”は再びキヴォトスの平和のために全力で駆けた――――――。

 

 

 

デカグラマトンの預言者:ビナー 撃破!

 

 

 

一之瀬 アスナ「やったね、ご主人様! ウルトラマンがビナーを倒したよ!」

 

アユム先生「やっぱり、来てくれたんだね、ウルトラマンオメガ。前々からデカグラマトンの預言者とウルトラマンが戦ったらどうなるかを見たかったんだよね」

 

アユム先生「そもそも、<列車砲>目掛けて砂漠に埋まっていたものが大量に降り注いで発射を阻止したんだから、そりゃあ、【アビドス】まで来ているよね」

 

アユム先生「そっか、“生徒会の谷”を照らした3つの照明弾はそういうこと」

 

浦和 ハナコ「そういうことだったんです、先生」

 

鬼方 カヨコ「うん。青色がレキネス、黄色がトライガロン、赤色がオメガ」

 

鬼方 カヨコ「【シッテムの箱】に守られている先生はともかく、銃撃戦の真っ只中に飛び込ませるわけにはいかなったからね」

 

鬼方 カヨコ「実際、シロコ*テラーと同等のキヴォトスに破滅をもたらす存在になりかけていた小鳥遊 ホシノを止めるためには他に気を配っている余裕なんてなかった」

 

一之瀬 アスナ「まあ、以前の戦いでビナーの対処法は確立されていたわけだから、みんなのヒーロー:ウルトラマンが相手になったビナーもイチコロだよね」

 

アユム先生「ありがとう、アスナ、ハナコ、カヨコ。3人が集まって対策をしてくれなかったら、【アビドス】のみんなだけでやり通さないといけなかったから、本当に助かったよ」

 

アユム先生「というわけで、真っ先に応援に来てくれた【便利屋68】【補習授業部】のみんなもありがとう。大好きだよ」

 

アユム先生「もちろん、ヒナもありがとう。よくがんばってくれたね」

 

アユム先生「とは言え、みんな 私を利用して 好き勝手にやってくれたね。私が爆破テロに巻き込まれて生死不明になったのを【カイザーコーポレーション】の仕業に仕立て上げて、キヴォトス各地で排斥運動を展開して【カイザーグループ】を総攻撃なんかして……」

 

鬼方 カヨコ「でも、キヴォトス征服の野心を抱いて 先生のことも手に掛けようとしてきた カイザープレジデントは絶対に野放しにしちゃいけないやつだったから」

 

浦和 ハナコ「全ての生徒たちの味方である“シャーレの先生”にとっては【カイザーコーポレーション】は不倶戴天の敵ですし、私たち生徒からしても【カイザーコーポレーション】は完全な“キヴォトスの敵”という共通認識ですから、今回のキヴォトス各地の【カイザーグループ】が襲撃される暴動は自然と起きたものなんですよ」

 

アユム先生「気持ちは嬉しいけどね。まあ、今回の砂漠横断鉄道再開の裏に隠された<列車砲>を巡る騒乱もやっぱり【カイザーコーポレーション】が一枚噛んでいたわけだから、完全にシロと言えないのがなんとも……」

 

 

大木田 ソラト「おーい!」

 

星見 コウセイ「アユ姉! みんな!」

 

 

アユム先生「ソラトさん! コウセイくん!」

 

大木田 ソラト「どうやら、事件は一件落着って感じだな、アユ姉」

 

アユム先生「うん。カヨコたちが対策をしてくれたおかげで何とかキヴォトスの滅亡はまた回避できたよ」

 

星見 コウセイ「そうだったのかよ!? 俺たち、後から“生徒会の谷”を目指すように指示されていたから、まさか、そんなことが……!」

 

アユム先生「でもね、教員免許を持っていないから“先生”と呼ばれる資格はないのだけど、こんな私を“先生”って呼んで慕ってくれる生徒たちはみんな強い子たちだから」

 

アユム先生「だから、以前と同じように学園の垣根を越えて生徒たちが結集したことで、奇跡はまた起きたよ」

 

 

――――――そして、生徒たちが起こした奇跡が光の巨人:ウルトラマンをこの地に呼んだ。

 

 

アユム先生「本当にありがとう」

 

星見 コウセイ「いいってことよ、アユ姉。俺たち、元から“SKIPのおねえさん”のアユ姉のお世話になりっぱなしだし」

 

星見 コウセイ「それにアユ姉は俺たちのことを“友達”だって言って信じてくれたから、今度は俺たちがアユ姉を助ける番だ」

 

大木田 ソラト「ああ。“友達”っていうのは助け合うもんだ」

 

大木田 ソラト「だから、俺もコウセイも“友達”のアユ姉のことを助けるのに全力を尽くした」

 

大木田 ソラト「でも、俺たちとアユ姉は“友達”だけど、アスナとハナコ、カヨコとだって“友達”だろう?」

 

アユム先生「……そうだった」

 

アユム先生「私、“先生”なんて呼ばれているけど 【連邦捜査部 S.C.H.A.L.E(シャーレ)】なんて部活動の顧問ってだけで 教員免許を持っていないから、そんな偉そうな立場でも身分でもないってことで“近所のおねえさん”のつもりで年下の子たちと分け隔てなく接していたんだけど、」

 

アユム先生「いつの間にか、“近所のおねえさん(そう)”じゃなくなって、“大人と子供の上下関係”に当てはまっていたんだね……」

 

アユム先生「ねえ、ソラトさん。コウセイくん」

 

アユム先生「今回の戦いも“友達”が居てくれたから、勝つことができたよ。大切なものを思い出すことができたんだ」

 

アユム先生「まさにこれは友情の勝利!」

 

 

――――――響き合え 友情の絆!

 

 

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