Blue Archive -Document SKIP feat.OMEGA and...-   作:LN58

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追憶1 夢見る少女(石堂 アユム)の始まり ~裏名義:ユメヲカケル~

 

シュウさん。

 

ユウマくん。

 

 

シュウさん!

 

ユウマくん!

 

 

シュウさああああん!

 

ユウマくううううん!

 

 

私が()()()()()()に目覚めたのは、年来の友人として心から信頼し合うシュウおじさんとユウマさんの仲に並々ならぬものを感じ取った時だった。

 

もちろん、そういう()()()()()()()()ではなかったのだけれど、まだ色恋も知らない多感な時期の無邪気だった少女には敬愛する二人の大人に対して感じ取ったものが何なのかがわからなくて、ずっとモヤモヤしていた。

 

だから、たまたま友人からその手の雑誌を見せてもらった時は雷に打たれたみたいな衝撃が走って、幸か不幸か、私には正確にものを描く才能があったからこそ、私はその時から夢女子となって理想のカップリングを妄想することに夢中になっていった。

 

でも、私が感じ取っていたものは、求めていたものは、描くことで表現したかったものは、肌と肌が触れ合う以上の繋がりではなくて、離れていても心と心が繋がっている ()()()()()()()であることに気づくと、私には()()()というものがなくなっていた。

 

どうやら、私は見ていたい側だったみたいで、私自身が理想のカップリングになりたいとはまったく思わなかった。

 

それ以上に、正確にものを描くことができる才能から二次元と三次元の落差に酷く落胆することになり、二次元と三次元のどちらが美しいものかを絵師として葛藤した末に二次元の表現を選んだことで、私は三次元への興味を失っていた。

 

それ以外にも ()()()()()()を読み漁って いろんなジャンルに触れたせいで、男と女の友情というものに対して物凄く懐疑的になって、そうじゃない ()()()()()()()()を追い求めていった結果、普遍的な愛よりも高尚な愛と称して同性のカップリングに夢を見るようになっていたみたい。

 

そのせいで、私は普通の恋愛というものがいつの間にかできなくなっていて、気付いた時には尊敬する大人2人と同じ【SKIP】の職員となり、27歳。工学系と美術系の才能を存分に発揮することになったけれども、

 

時はすでに平和な時代;怪獣災害の記憶が薄れつつある流れの中にあり、【SKIP】もその役割を終えたということで予算削減が行われていき、私も転職を考えなくてはならなくなった。

 

そして、転職のことを所長に告げられてしばらく、工学博士やインダストリアルデザイナーの肩書に相応しい場所からお声が掛かるのかと思いきや、見たことも聞いたこともない場所からのご指名が来ていたのだった――――――。

 

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