あおいがウチに遊びに来て2日目。あおいとどこかお出かけしたい。だが、のんびりしてたらあっという間に夕方だった。
「あおい晩飯どうする??」
「それなら買い物に行こう!」
「よし!じゃあ行くぞ!」
あおいと俺は身支度を済ませ、買い物に行く。あおいは変装をしないとアイドルとバレてしまうので帽子を深く被り、眼鏡をかける。
「変装もバッチリ!」
「何かの拍子にバレたりしないようにな!」
「もちろん!」
「今日は、なに買うんだ?」
「え~と…今日の晩ごはんとかかな?何かリクエストある?」
「唐揚げ食べたい!」
「じゃあ唐揚げ作るよ」
「あおいの手料理食べれるなんて幸せだ…」
こうやって2人で話ながら歩いて買い物に向かっていると何だか新婚夫婦みたいで楽しい。まだ付き合いの期間が短かったり、お互い学生の身であるため結婚なんて考えてないが、いつかは結婚したい。
「奏太の笑っている顔好きだよ!」
「俺もあおいの笑った顔好き!」
どこから聞いてもバカップルみたいな会話をしてしまった。少し恥ずかしいが幸せなので気にしない。あおいと話していると、あっという間に店についた。
「晩ご飯の食材を探そうか」
「とりあえずお肉ね!」
ショッピングカートを押しながら、あおいと食材を見ていると、見覚えのある後ろ姿があった。
「なぁ…あおい、あの後ろ姿って…」
「ん?あれって…あかりちゃんじゃない?」
「その隣にいる男性は?」
「瀬名さんだ!」
確かあかりちゃんのドレスを作っている人だよな…ご飯でも買っているのだろうな…と思いながら隣のあおいを見ると目がキラッキラッに輝いている。
「え!?やっぱり、瀬名さんとあかりちゃんはそういう関係!?デザイナーとアイドルの関係を超えて、プライベートも支えあうパートナーってコト!?穏やかじゃない!」
熱弁ありがとうございます…だがどう見てもそういう関係じゃなさそうだ。だって2人の歩くスピードは、バラバラ。お付き合いしてるなら片方のスピードに合わせて歩くと思うし、買い物カゴを1人1個持っていることがおかしい。付き合っているなら1つのカゴで買い物をするハズだ。2人とも弁当がカゴに入っているから普通に買い物に来ただけだろう。
あおいの熱弁を聞いていると前から可愛い走り
であかりが近づいてきた。今日も可愛らしい服装で、とても似合っている。
「霧矢先輩!杉崎さん!こんにちわ!」
「あかりちゃんもこんにちわ」
「今日は2人で買い物ですか?」
「そうだよ!あかりちゃんは?」
あおいは、とても気になるみたいであかりにグイッと近づいた。
「え、えっと…瀬名さんと次のドレスについて打ち合わせしてたんですけど…お腹空いちゃって…エヘヘ」
可愛い。あかりちゃんの笑った顔は凄く可愛い。妹みたいな可愛さがある。
「あかりちゃんの新しいドレス…穏やかじゃない!」
「…霧矢先輩達はデートですか?…」
あかりちゃんは、周りにバレないように小声で話してくれた。
「…うん!お泊まりデートしてるの!…」
あかりは、ニッコリと笑顔を見せてくれた。
「お幸せそうで良かったです!」
「あかりちゃんも、瀬名さんとデートだね!」
あかりの顔は真っ赤になった。この反応を見るにあかりちゃんは瀬名さんが好きなのかな?
「デ、デ、デートだなんて…///ち、違いますよ~!」
少し顔がニヤけている。この状況を楽しんでいるな。
「大空なにしてるんだ?」
この人が瀬名さんか…イケメンだ…
「瀬名さん、あかりちゃんと買い物ですか?」
あおい、目がキラキラに輝いてるぞ…色々と聞きたいんだろうな…
「そうですよ。霧矢さんはなにを?」
「あまり大きな声で言えないんですけど…彼氏とデートです…」
「大切な時間を邪魔してすみません。ほら!大空行くぞ」
「霧矢先輩、杉崎さん!また学園で会いましょう!失礼します!」
あかりちゃんと瀬名さんはレジの方向に歩いていった。あかりちゃん嬉しそうだったな…
「あの2人…いつか結婚したりして…」
「かもしれないな」
あおい芸能ゴシップ大好きだもんね…
俺達は晩飯の材料を買ってフードコートでひと息つくことにした。
「ソフトクリーム美味しい!」
「口についてるよ!」
あおいが俺の口についたアイスクリームを取ってくれた。こういうやり取りしてる時が一番幸せだ。
「帰ってご飯作ろっか」
「俺も手伝うよ!」
「お願いね!」
△▼△
買い物から帰ってきた俺達は、すぐに晩飯の準備をした。俺は全然料理ができない。あおいのお手伝いしかできなかったが、初めて料理が作れた。
「奏太!美味しいよ!」
「あおいがいないと俺は料理が作れないよ」
「今度、奏太の料理食べたいな~」
可愛い彼女にそんなこと言われたら作るしかないだろ…
「料理の勉強しておくよ!」
「お願いね!」
あおいからウィンクのサービスをもらった。可愛すぎる…!絶対に料理できる男になるぞ!
晩飯を食べた後は、2人で風呂に入ってすぐに寝てしまった。
3日目
今日でお泊まりデート最終日か…何かしたい…
「あおい、今日は何しようか…」
「それなら!バイクについて私に教えて!」
「え?いいけど…いきなりどうしたの?」
「私!バイクの免許取る!」
「えぇぇぇ!?」
あおいが、バイクの免許取るの!?どういう風の吹きまわしなの!?
「私ね…奏太のバイク乗ってる姿見て、私もバイク乗って一緒にお出かけしたい!って思ったの」
「わかった!バイクについて教えるよ!」
「お願いします!奏太教官!」
△▼△
「とりあえず簡単にだけど今話したのがバイクの種類ね」
「バイクも色んな種類があるんだね…!」
「あおいは、どんなバイクがいい?」
「このアメリカンってタイプのバイクが乗りたい!」
「あおい似合うと思う!」
「教習所通う!」
決断が早い。通ってる時間あるのだろうか…アイドル業も忙しいだろうに…
「決断が早いね…」
「ここで迷ったらダメな気がしたからさ!」
流石です。こうと決めたら、それに向かって頑張るのがあおいだもんな!
「俺もサポートするから頑張ろ!」
「うん!」
この日は夕方にあおいは、学園に戻ってしまった。次の日はお互い学校である。俺もバイトあるし、早めに休むとしますか…
△▼△
「あおい?何見てるんだ?」
昼休み、あおいが変な雑誌を読んでいたため気になって声をかけた蘭。
「私ね、バイクの免許取ろうと思って乗りたいバイクを見つけてるんだ!」
「あおいがバイク!?」
ガッツリ杉崎の影響だな…でもあおいがバイクか~似合う気がする…
「奏太にバイクを教えてもらって興味出てきちゃった!」
「ところでどんなバイクに乗りたいんだ?」
「このレブルってバイクいいなって思うんだ!」
「ザ・バイクって感じがしてカッコいいな!杉崎みたいなヤンキーバイクじゃなくていいのか?」
「流石にあれは…私には乗れないよ…」
流石のあおいも苦笑いか…
「だよな…」
バイクか…私も乗ってみたい…だが事故を起こしたら嫌だから私は諦めるか…
「蘭は、乗り物に興味無いの?」
「そうだな~…どちらかと言うと車に興味あるな…」
「え!?意外!」
「オープンカーとか気持ち良さそうだよな!」
「屋根が開く車だね!」
「海とかドライブ行ってみたいな~」
珍しくアイカツ以外の話をした気がする。いつもならアイカツや化粧品、演技について語ることが多い。たまにはこんな話をするのも悪くない。
「あおい!蘭!何話してるの?」
「乗り物について話してたんだ」
「珍しい!あおい?その雑誌、バイクの?」
いちごも食いついた。私がアイドル以外の雑誌を読んでたら誰でも驚くか。
「あおいもバイク乗るのか~!カッコいいな~!」
「まずは免許からだけどね!」
「頑張ってね!」
「もちろん!」
△▼△
「今じゃ、しっかりとバイク乗りだもんな」
大人になった今でも、俺もあおいもバイクに乗っている。
「私のバイクもカッコいいでしょ?」
「乗ってる姿もカッコいいよ」
「早くバイク来ないかな?」
つい最近、CBR250RRを購入した。しかもあおいは、自分でバイクのメンテナンスを行えるようになった。奏太に教わりながら、メンテナンスをしているうちに技術が身に付いてしまったのだ。
「またツーリング行こうな!」
「次はどこ行く?」
更新待たせてしまって申し訳ございません
なるべく早めに更新できるようにしていきます…