――ストレスが身体にかかると、魔女化が進行してしまうらしい。
監房は寒いし、ご飯は不味い。行動は制限されているし、その牢屋敷も、看守が歩き回っていて、いつ気まぐれに殺されるか分からない。
そんなところにいて、ストレスを溜めなきゃいい、と言う。
――……んな状態で、どうしたらいいんですの……?
自由時間外は監房の中に入ることを強制されているし、同室のココさんとはそこまで積極的に話す相手でもない。ベッドに入って魔女図鑑を見ながら、いかに魔女化を進めないか、ということを考えてみた、ものの。
「………………浮かぶわきゃねー、ですわよね…………こんな場所じゃ」
思わず出た言葉に。返ってくる言葉はなかった。
◇◇◇
その日の夜の、自由時間。
「ハンナさん、こっちきてください!」
特にやることもなく、かといって監房にずっといるのも何か違う、とシェリーさんに誘われるまま付いていくと、向かった先は食堂ではなく、娯楽室。
おいしくもないけれど、食べなければ生きていけないから仕方なく食べる、くらいの立ち位置の食事。てっきり夕食の時間だからシェリーさんは真っ先に行って、食べてから何かをすると思っていたのだけれど――。綺麗に食堂がある一階をそのまま通り過ぎていった。
――シェリーさんはお腹が空いてないのでしょうか? 食べたくない、訳じゃなさそうですわね。あのマズいご飯を平然と食べてましたし……。
だとか思いつつ、シェリーさんについて行くと、入っていったのは二階の娯楽室。食事の時間だからか、または自由時間になってすぐだからか、誰もいない。そしてずんずんと進んで娯楽室の中程まで行ったシェリーさんは、振り返ったかと思うと、両手を十字に広げる。
「ハンナさん」
シェリーさんは、なにやら笑顔でわたくしの名前を呼ぶ。そして自身の胸をぽん、と叩く。――以上。
シェリーさんからは、何も読み取れない。
――ええと、どういうこと、でしょう……?
これまでもシェリーさんは突飛もないことをしでかしやがってきましたし、突然島の外周にある壁をぶん殴ったり、突然看守にケンカを売ったり、突然医務室の薬を舐めたりもした。
この人は突然よく分からないことをする、というのはこれまでのことで分かってはいたものの。
……これは、なんなんでしょう?
やっぱり、分からない。ずっとにこにことして、両手を十字に広げている。
「ハンナさん、ハグですよ、ハグ」
「……は?」
笑顔のまま、この人はマジでよく分かんないことを言ってきた。
ハグ。抱きしめること。……誰が? …………誰を?
「もちろん、ハンナさんが、私を、です!」
むふんと鼻息を吐いて、シェリーさんは自慢げな顔になる。何かムカつきますわそれ。
っていうかわたくし何も言ってないのですが――と言ったところで、『そう思ってるのが分かっちゃいましたので!』だとか言うに決まってる。
「私たちはストレスがかかると魔女化が進行するというのを聞きました。なら、ストレスを溜めないようにすればいいんです」
腕を広げたまま、シェリーさんは言う。その体勢、疲れないんでしょうか。
「だから、その方法が分かんないという話だったのではなくって?」
「だからこその、ハグですよ、ハンナさん。知ってます? ハグをするだけで、一日の三分の一ほどのストレスが軽減されるそうなんです」
先ほどまで浮かべていたドヤ顔を、数割増しにして。それはそれは自慢げに、シェリーさんは言う。目を閉じて、口元はゆるゆるにさせて。『どうですかハンナさん、私、名案ですよねっ!』だとでも心の声が聞こえそうな、そんな表情。もしもシェリーさんに尻尾が生えていたら、今ごろほめてほめてと尻尾をぶんぶんと左右に振れているだろうと思う。
その通りに褒めてやるのも、なんか違う気がして、別の言葉を投げ込む。
「どっから知りましたのそれ」
「もちろん推理小説です!」
「便利ですわねーそれ」
どうせそう言われるでしょうね、と思いながら、やっぱり聞いてみた。思った通りの答えが返ってきた。つまり情報の精度は不明、と。
「というわけで、はい」
「はいじゃなく」
両手を広げたポーズのまま、一歩前へ。わたくしの方へ。
――さぁ遠慮なく私に抱きついてきてくださいハンナさん!
そう言わんばかりの顔をして、シェリーさんは言う。
「………………」
――娯楽室には誰もいないとは、言え。…………その、同い年で、女性同士で、そういうのは、その…………どうかと、思うのですが…………。
上手く口には出てこない。おそらく、恥ずかしい、ということ、なんだと思う。何が恥ずかしいかは、上手く自分の中でも分からないのだけれど――。
シェリーさんがわたくしを悪く思っていないということは、分かる。自分から、ハグしてくださいと言うくらいには。でも、シェリーさんがそう言ってくれるからと言って、その好意にただ甘えるというのも、なんだか、……どうなのでしょうか、と思ってしまう。ストレスを溜めないことは、大事。それは、分かる。分かる、のだけれど――、その手段として、ハグ、というのは…………その…………。
「――――何、言ってやがりますの? 百歩譲ってストレスが軽減されるとして、誰かに見られたりしたら、逆効果でなくって?」
「じゃあ見られないようにすればいいんですね! 分かりました!」
恥ずかしいならそう言ってくださいよーなどと言いながら、シェリーさんは娯楽室にあるソファを軽々しく持ち上げ――きっと【怪力】の魔法を使ったんだと思う――ドアの前へ。どすんと音がしてドアが塞がれる。その前にもきっちりと隙間無くソファを置く。
シェリーさんが何をやっているのかは分からないけれど、何のためにやっているのかは分かる。つまりそれは、バリケード、というもので。ドアが開かないようにするためのあれこれで。
「…………、」
――分かりました! じゃなく!
わたくしの指摘は耳に入っていないのか、最後に残ったソファをドアの前に無造作に積み上げる。ぱんぱんと手に付いた埃を払うような仕草をしたかと思うと、再びわたくしの方へと向かい合う。
「はい、できましたよ!」
「はい、じゃねーですわよ! ちょっとこれ、看守にバレたら面倒事ですわよ!」
「大丈夫ですって、バレなきゃいいんです。終わった後に戻しますから」
しれっとこの人は言う。んなしょーもねーことに【怪力】の魔法を使いやがりまして……と小言も言いたくなるのだけれど、シェリーさんがやりだしたのは、全て自分が言ったこと由来。そう考えると、わたくし自信も共犯、ということになる。
「…………あなた、結構雑ですわね」
だから、わたくし自信に言えるのは、この程度で。
「ハンナさんのためであり、私のためです。さぁ、お互いに発散しましょう」
つまり、このくらいの言葉でシェリーさんは止まらない、ということで。
「ハンナさん」
――今度こそ大丈夫ですよね?
にこにことして手を広げるシェリーさんの顔は、はっきりと、そう言っていた。
逃げ場はない。物理的にも、精神的にも。
ここまでお膳立てをされて、断ったら、何というか…………バカ、としか言いようがない、わけで。
――なーに日和ってますの? あなた骨なしチキンですの?
頭の中の自分が煽ってくる。口が悪い。
――無様ですわね~~~。もう諦めた方がよろしいんじゃなくって?
余計に煽ってくる。うっせーですわ! と一蹴したいのに、今の自分はどう考えてもそっち側。言い返せない。
「………………」
覚悟を決めなければいけない、とは思う。何よりも、シェリーさんが、わたくしを思って、やってくれていることなのだから。それを断ることは、シェリーさんの気持ちを無下にすることと同じだから。
同性だからとか、恥ずかしいからだとか、なんか子ども扱いされてるみたいでムカつくだとか、怪力の魔法――は全然怖くない。色んな理由を付けているのは、全部全部、わたくし自身。割り切って勇気を出せばいいだけの話。心臓が無駄に早く動いていることだって、全ては自分のことだから。
「………………はぁ」
これは、ため息ではなく、意志を決めるときの嘆息。
シェリーさんの方へと、ゆっくりと向かう。シェリーさんの顔が近づくとともに、その笑みが深くなっていくのが分かる。
もしそのまま抱きついたら、シェリーさんの顎に頭突きをすることになるから。少しだけ屈んで、シェリーさんの胸に、頭を預ける。
顔に、柔らかさと温かさが、伝わってきた。同時にシェリーさんの匂いも、また。
手は勝手に、シェリーさんの腰へと回されていて、勝手に力が入るのが分かった。ぎゅう、と気づけばシェリーさんを抱きしめていた。
そこまでするつもりは、無かったのに。気づけば、そうしていた。
なんだか、すごく、すごく――懐かしくて。ほっとして。引き出しの奥の奥に眠っているだけのはずの感覚が甦ってきて。ぎゅうぅぅぅ、と思い切り思い切り、抱きついていた。
抱きつけば抱きつくほど、シェリーさんの温かさと柔らかさと優しい匂いを感じる。ほっとする。安らぐ。落ち着く。力が抜けていきそうになる。
――ああ、これは、確かに…………。
それまでの葛藤が、一瞬で溶けていく。あるのは、ただ、安心感。シェリーさんに包まれている感覚が、気持ちがいい。
シェリーさんが言うのならと、シェリーさんのためと思って、求められるままにハグをして。想像以上に落ち着けてしまっているのが分かる。シェリーさんの言う事も、たまには、合ってるものですわね……と思う、
いつの間にか、頭と背中に、シェリーさんの手の感覚がある。まったく気がついていなかったけれど、優しく叩かれているのを、自覚した。【怪力】の魔法を持っている人らしくない、微かな衝撃が伝わる。気持ちいいが、心地いいが、より、大きくなる。
大きく息を吸う。大好きな人の匂いが身体中に巡っていく。手に力を入れていてよかった、と思った。そうじゃないと――――きっと、そのまま、シェリーさんの足に、ずり落ちていってしまいそうだったから。
くすりと、頭の上から息を吐く音がした気がした。
顔を上げる。愛おしいものをみるような、優しい顔をしたシェリーさんが見えた。ドキリと心臓が存在を主張する。見つめ合う。心臓が音を鳴らし始める。シェリーさんの笑みが、より深まっていくのが見えた。
「どうです?」
――わたくしの顔を見て、わざわざ聞くんですの? 分かってるくせに?
そう言いたかったけれど。シェリーさんが言葉として聞きたいのだろうと思っていたから、答えることにする。
「…………悪くはねーですわね。…………癪ですけど」
「ならよかったです」
口から出てきたのは、方向性は合っていてもほんの少しねじ曲がった言葉。それでもシェリーさんはしっかりと受け取ってくれたようで。安心したように、にへ、と緩んだ笑みを見せた。
シェリーさんの緩んだ顔に、また一つドキリと心臓が鳴る。急に顔が熱くなる感覚がある。
シェリーさんの手はわたくしの頭と背中に添えられたまま。今は優しい手つきで撫でるように手を動かしている。気持ちがいいし、心地がいい。ずっと、シェリーさんに身を委ねていたくなるという気持ちさえ、胸の中に浮かんでくる。
――でも。
と、わたくしの頭の中に、別の意識が混じる。
――シェリーさんにハグして、安心感で、ストレスを減らして。わたくし自身はそれだけでいいんですの? と。
「…………」
ほんの少し、名残惜しいな、と思う。
ほんの少し、またやってもいいかな、と思う。
でも、これからやろうとすることは、このままじゃいけないから、シェリーさんから離れる、決意をする。
シェリーさんの背中から手を離して、わたくしの身体に添えられているシェリーさんの手を、ぽんぽんと叩く。
それでシェリーさんには通じたようで、シェリーさんの身体から解放される。
――もういいんですか?
そう言うように、まじまじとわたくしを見るシェリーさんの頭が、少しだけ傾いて見える。
わたくしは、充分満足しました。……けれど、あなたは?
――されてばっかりなのは、わたくし自身が、許せねーんですの。
これが一方的なわがままだってことは分かる。子どもっぽい理屈ってことも分かる。
でも、そうしなきゃいけないと、わたくしの心が主張する。
「シェリーさん」
名前を呼ぶ。なんですか? と首を逆方向に傾げて、くりくりとした目でわたくしの方を見てくる。
名前を呼ぶ必要があったかと言えば、無い。じゃあなんで呼んだかと言えば、ほんの少し、時間がほしかったから。勇気を、絞り出すための。
「しゃがみやがりなさい」
「はい」
――ハンナさんは何を言うのでしょう? 何をしてくれるのでしょう?
そんな好奇心に溢れた目をしたシェリーさんと、目が合う。
そして、わたくしは――――。
◇◇◇
シェリーさんの後頭部に手を回す。力を入れる。シェリーさんの頭を、胸へと引き寄せる。
ぽすんと、シェリーさんの頭が胸に納まった。シェリーさんが離れないように、軽く手で押さえ続けるも、逆方向に向かう力は感じない。
シェリーさんの動きが、まったくない。
その状態がしばらく続いて、すぅぅぅ、と息を吸う音がした。……それまで息を止めてたんだろうかと思うくらいに、長く長く息を吸う音がした。かと思うと、シェリーさんの手が、わたくしの腰に回される感覚があった。きゅっと手に力が入る感覚があった。
痛くはない。添えるくらいの力の入れ方。もちろん【怪力】の魔法なんて、使っていない。
やがて、胸に当てたシェリーさんの頭が、すり、おでこを擦りつけるように動く。背中の手を撫でるように動かす。少しだけくすぐったいな、と思うし。シェリーさんの反応が、どこか、子どもみたいに思えて、可愛いなと思えて。
そう思った時には、シェリーさんの頭に当てていた手で、優しく撫でていた。青色のさらさらとした髪の感覚が手に伝わる。一度だけじゃなく、二度、三度、何度も、撫でる。
撫でる度に、甘えるように、額を擦りつけてくる。息を吸う音がする。
シェリーさんは、離れるような気配はない。むしろ、ずっと、甘え続けるような、そんな感覚もある。
シェリーさんになら、このまま、誰かにバレるまで。撫でていてもいいかなと思った。
「………………思った以上に」
わたくしの胸に頭を預けているせいで、シェリーさんの声はくぐもって聞こえる。
「………………気持ちがいい、ですね」
「ですわね。――――あなたが言い出したことですけど」
「そうでしたっけ」
しれっとそんなことを言う。素――ではないと思う。きっと。
「私が、ハンナさんにしてあげられればそれでもうよかったんですけど。ハンナさんからもされちゃいましたね」
すぅ、はぁ、と息を吸う音と共に、胸が少しだけ涼しい感覚がある。くすぐったいと思う。でもこれが、心地いいとも思う。
「何言ってますの」
さっきとは立場が逆だな、と思う。でも、それでいい、とも思う。
――されっぱなしは、癪ですから。
「お互いに、発散するんでしょう。わたくしだけなのはズルですわ。あなたも、黙ってされやがりなさい」
――わたくしだって恥ずかしいんですから。少しだけ、頑張ってるんですから。
――だから、あなたも。少しくらい、我慢なさいな。
シェリーさんの体が、かちこんと固まるのが分かる。そして、しばらくして。
「――――はい」
くぐもった声の返事。その声の中に、嬉しい、だとか、くすぐったい、だとか、そんな色が混じって聞こえた気がした、
ハグは、お互いにするもの。
だったら、一方的じゃいけない。されたなら、し返さなきゃいけない。
されたときは分からなかったけれど。
する側も――――気持ちがいいなと、ほんの少しだけ思った。
◇◇◇
しばらくして、シェリーさんの方から手を離した。
離れた直後のシェリーさんの顔は、つやつやしていて、満足そうで。――なんというかアホっぽい顔をしていて。
「いやぁ、想像以上でしたね」
緩む顔を直そうとする気をまったく感じないように、シェリーさんはしれっと言ってのけた。
「まぁ、落ち着くかと言えば、そう、でしたわね」
やっぱり推理小説で得た知識は馬鹿にならないですねぇ、と自画自賛するシェリーさんをよそに、娯楽室の入り口へ。
「ほら、シェリーさん。一緒に片づけますわよ。誰かが入ろうとしてきたら大変ですわ」
「ですね」
わたくし自身ではソファを持ち上げることなんてできない。シェリーさん一人なら軽々持てるだろうと思う。じゃあなんでわたくしが一緒にソファを持とうとしたか、と言えば。
――なんででしょうね、と思う。
なんとなく、そうしたかった、としか言えない。シェリーさんだけにさせるのは違うと思ったから、かもしれない。例え、足手まといでも。例え、無用な善意だとしても。シェリーさんを手伝いたい、と思ってしまったのだから、仕方ないと思う。
一緒にソファを持つシェリーさんの顔は、先ほどと変わらず締まらないもの。どこか嬉しそうに、ソファを運んで、下ろす。
一つ運ぶだけで腕に来た。これをあと、二個。……この先が思いやられる気がした。やると言い出したからには、やるしかないのだけれど――。
「ねぇハンナさん。これからもハンナさんをハグしていいですか?」
「…………」
運んでいる途中、シェリーさんが爆弾を投げてきた。
向かい合ってソファを運ぶ最中。手を離せばソファは落ちるし、顔を背ければ手が重さに耐えきれなくなる。
――このタイミングで言うのはズルですわよ。
答えるしかない状況を作り出されて、ちょっと悩む。
答えは大体決まっているには決まっているのだけれど、答え方に、悩む。
考えて、考えて。ソファを置く段階になって。
「………………勝手にしろー、ですわ」
「はい。勝手にハグしますね」
答えると、瞬間的に答えが返ってきた。
その文脈からすると、四六時中至るところでハグされる可能性がある。その言い方はマズかったかも知れない。
「…………人前では、無しですわよ」
「じゃあハンナさんと二人きりの時は、勝手にやりますね!」
何かが嬉しいのか、シェリーさんはぱたぱたと出口に向かい、一人でソファを持ち上げた。しかも片手で。
どすんと音を立ててソファを元の位置に戻したシェリーさんは、またぱたぱたとわたくしの方へとやってきて。そして。
「えへ」
前の方から、抱きしめてきた。
早速。
同意も得ず。
「…………シェリーさん」
「人前ではやってませんよね?」
頭上から、声が聞こえる。確かに、条件は満たしてる、けど。
――あなた、さっき満足したみたいな顔してませんでした?
そう言いたくもなる。何分前ですの? 最後にやったの。
とは、いえ。
それは、そうとして。
シェリーさんに抱きしめられるのは。シェリーさんの温かさは、柔らかさは、背中に感じる圧力は。
恥ずかしい――よりも、もっと、それ以上に。
心地いいな、と思った。
「…………シェリーさんが終わったら、覚悟なさい」
はっきりと声を出したはずなのに、シェリーさんの胸に顔を押しつけられているせいで、くぐもった声になった。
息を吸うのと同時にシェリーさんの匂いがして、胸が落ち着くのと同時に心臓がうるさくなる。
この後、わたくしがやりかえすことを考えたせいだと思う。
シェリーさんがハグするというのなら。
こっちだって――――望む所ですわ。
シェリーちゃんのハグ。略してシェハグ。
ストレス発散という名目で二人は所構わず至る所でいちゃいちゃしつつハグしててほしいなって思います。