ソードアート・オンライン もう一人の少女   作:かこかりん

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祝!冬休み初日であります。しかし受験生なのでペースはもしかしたらあまり変わらないもしくは遅くなったりもするかもしれません。
それに他にも2作ほど投稿しているので(-_-;)
アリシゼーション参加型の「ソードアート・オンライン新星」
と異能バトルは日常系のなかでの「異能バトルは二次元のなかで」
ぜひぜひそちらも読んでくださると嬉しいです。(販促です。はい、すいません)
では本編行きます。


デュエル

『Kibaouがデュエルを承諾しました。』

と表示される。その窓が消えると同時に60秒のカウントダウンが始まる。

 

この時間では基本装備の確認をすませ自分の集中力を高め、相手との読み合いをする時間だと思っている。がβテストのときはこの60秒が長く感じたのでよりゆっくりと準備を進めていく。

 

ふと前を見るとキバオウらしき男は仲間と優雅に話しているではないか。

 

まぁ、そんなことは関係ない。

 

ようやく30秒をきったところで向こう側が静かになる。

 

キバオウ軍団にも緊張感が現れたようで場は静まり返り息苦しいくらいの緊張が走る。

 

キバオウは片手剣を自分の左肩に構える。おそらく突進技《レイジスパイク》を放つだろう。距離を詰めるのにも十分に使える。自信があるかはわからないが接近戦になればなんとかなると思っているのだろう。

 

たしかに片手用直剣の醍醐味は接近戦の白熱した展開だが突進技等の距離を詰めたり等の相手の意表をつく読み合いもまた醍醐味である。それを教えてやろう。と思いつつ俺も剣を構える。

 

《レイジスパイク》を迎え撃つには普通なら《スラント》か《ソニックリープ》を繰り出すために右肩に構えるがここはあえて相手と同じく剣先を後ろにむけ剣を引く。相手は俺が《レイジスパイク》を使うと思うだろうが俺はマニュアル通りに《ソニックリープ》を打つべくカウントが0になる少し前に剣を構え直すことにする。

 

いよいよカウントが10をきり9.8.7と0に迫っていく。

 

1に変わったところで俺は右肩に構える。

 

0になった瞬間相手は驚きつつも反応できずモーションに突入させ《レイジスパイク》を起こす。

 

迷いのあるソードスキルは、迷いのない――相手の意表を読んだ――ソードスキルに負ける。と俺は思っている。

 

俺もカウント0と同時に右肩に構えた剣を規定の位置までずらし《ソニックリープ》を発動させる。

 

お互いに突進し二人の距離のややキバオウよりの場所で剣が交差する。

 

俺とキバオウの剣がペールブルーの尾を引きながら交差すると光を撒き散らしながら弾き合う。

 

キバオウは態勢をのけぞらせながらはじかれているが俺は手が上に弾かれただけで態勢は持ち直しが容易だった。ひと足はやくディレイから回復した俺は今度こそ《レイジスパイク》を放つ。

 

突進した俺を少し遅れてディレイからキバオウはソードスキルを発動する間もなく剣を前に構えガードの姿勢をとった。

 

しかしソードスキルはソードスキルでないと完全には防御できない(・・・・・・・・・・)

 

ソードスキル同士の相殺より大きいノックバックを喰らうし武器の耐久値、またHPも直接喰らう威力の1/4くらい減る。

 

それゆえに相手の意表をつき自分の展開通りに行くことが大切だ。

 

ペールブルーの光を纏った俺の剣がただ前に置かれているだけの剣を勢い良く弾き飛ばした。

 

と同時にキバオウも再び体を仰け反らせ後ろにバランスを崩しながら足をバタバタさせながらなんとか踏ん張ろうとする。

 

ソードスキルでもいいがそれでは相手に少し時間を与えてしまうので普通に距離を詰め、左足を右上から左下へ斜めに切り下ろす。

 

足を攻撃されたキバオウは、再び体のバランスを崩し体をぐらつかせる。

 

初めてまともな間が空いたので至近距離から《スラント》を放つ。

 

再び右上から降りおろされた刃がキバオウの胸をしっかりと捉える。

 

剣を振り切るとキバオウは後ろへと吹き飛びHPを6割まで減らす。更に後ろにあった岩へと体を勢い良くぶつけ、HPが5割をきる。

そこで俺とキバオウの間に『WINNER Kirito 1:05』と名前と経過時間が表示される。

 

俺は腕を下ろし剣を左右に降ってから背中の鞘へとしまう。

 

一呼吸してから俺はキバオウに向けて

 

「なかなか良い勝負だったよ。だがお前はデュエル前の1分を無駄に使いすぎた。それだけだ。このデスゲームで時間の無駄遣いはしないことだな。」

 

と言い残し二人の方に振り向く。

 

「すごいじゃん!キリト!かっこよかったぁ~。」

 

「敵へのアドバイスといいさすがだな。こういうとこには頭脳働くのは変わっちゃいない。」

 

と二人が目を輝かせながら言うのでこっちも調子が狂う。

 

「ユウキ、ありがとな。こういうとこ…って相変わらず失礼だな。」

 

「でも事実だろ?」

 

黙ることしかできなかった。

 

「さて、どうする?もう少し狩るか?あいつらはリーダーが負けて出直す気らしいが。」

 

「そうだねー。もう少し狩ってから帰ろうよ!的役になれるように相手の攻撃を見極められるようになりたい!」

 

張り切っているユウキを見てから

 

「ミスト。お前もそれでいいか?」

 

と問う。問題なさそうなので狩りを続けることにする。だがこのまま安全な狩りをしていても上達するには時間が掛かりそうなので…

 

「ユウキ、俺から提案があるんだ。ミストにも協力。というかいざというときはミストに頼っりきりになると思うんだが。」

 

2人の了承を得てから俺は真剣な顔で提案を口にした。

 

2人はそれに少し迷い俺にも確認をとった。まぁ、この作戦の一番の被害者は俺でもあるので俺に確認をとるのも当然だろう。

だが俺が提案したので2人の心配には及ばないと返事をし作戦を実行することにした。




とりあえず初のPvPは無事に終わったのではないでしょうか。

一方的になりましたがこの頃のキリトを止められる者はいないでしょう。

戦闘描写に何か違和感のある点があったら申し訳ありません。

次回はキリト考案の作戦で狩りを行います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
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