気分次第で間隔が早くなります(遅くなることは…ないかと思います。
「ユウキ!右に回避!」
俺の声を聞きユウキがコボルドの矢を右ステップで躱す。
次に俺がコボルドとユウキの一直線上に入り後ろから接近する。
するとコボルドは俺を警戒しややユウキの方に移動する。
だがそこには俺の立てた矢がある。
「グルァッ。」
矢を踏んだコボルドが悲鳴を上げる。
「SS1本!」
ユウキが《レイジスパイク》を放つ。かれこれ十数回は繰り返しているのに全くキレが落ちてない。すごい集中力だ。
相手のHPも7割近く削れている。この調子で行けばゲージ減少によるパターン変化に気をつければ倒せる。
俺は《ソニックリープ》を発動させる。そしてそのまま上に飛び弓の弦を狙う。
効果がないであろうことはわかっているがもし死ぬときに後悔は残したくない。これを行なったことによる後悔はない。
頂点まで上がりきったところで剣が弦にヒットする。
ギギギギィ。
という音を立て剣と弦が擦れ合い離れる。弦が鉄なわけないし弾かれなかったということは切断可能だと思える。矢は自動生成だとしても武器には耐久度が設定されているはずだ。
だがこのまま弦を斬り続けるわけにもいかないので…
「ユウキ!次は俺が交代す…!?」
「うわぁぁああ!」
ユウキの大きい悲鳴によって俺の言葉はかき消された。
そのままユウキの方を見ると矢が二本ユウキに刺さっている。
「ユウキ!」
コボルドを見るとまた新たに矢筒から矢を1本とりだし…ん!?
1本ではない同時に3本取り出している。ユウキが矢を喰らった理由はこれか…
しかしまだゲージは1本も削れていないしHPゲージも黄色になっていない…油断した。というより甘く見ていた。必ずしもゲージが減らなければパターンは変化しない。なんてことはないのに…!!
だが今は悔やんだりしている場合じゃない。コボルドは再びユウキに向かって放とうとしている。
俺はユウキを庇うべくダッシュする。
コボルドを横目で見るともうぎりぎりまで矢を引いている。このままだと剣で弾くのもまにあわない…
ザッ!!
俺は地面を思いっきり蹴りユウキに向かって飛んでいく。
ユウキをしっかりとつかみ尚そのまま飛んでいき地面に倒れ込む。
押し倒してしまったがダメージはないだろう…むしろこの状況の方が問題だ。俺はすぐに起き上がり全力で剣を振るい重い矢の一撃を2本弾く。
「ユウキ!ポーション飲んでから矢を抜いて体力回復したら教えてくれ。」
ユウキの体力は矢と継続ダメージによって黄色の注意域までに突入している。
そうこうしている間にもまたコボルドは矢筒から矢を取り出そうとしている。問題はどうやってヘイトを向けさせるか。というよりはヘイトが向かなかった時の対処法だ。
確実を求めるならこのままこの場に留まって俺は矢を弾き続ける。しかしそれだといつか俺の剣が折れる。
安全を求めるならばSS1発打ち込みヘイトを稼ぐ。だが稼ぎきれなかった場合ユウキが危ない。
コボルドが矢を取り出し構える。あと少しで撃ってくる…
時間がない…どうする…………
「キリト!僕は気にしな…」
「うっらぁあああああ!!」
キンッ! ズゴォン! キンッ! ズゴォン!
俺はユウキの言葉を拒み矢を弾く選択を取った。これが正解かはわからない…だが俺はユウキの命を危険に晒すくらいなら自分が身代わりになる。ユウキがさっきタゲをとってくれたように今度は俺が死と隣り合わせになる…!!
最後の1本をは俺の顔のすぐ横を通過した。
「はぁ…はぁ。」
だいぶ疲労がたまってきた。与えられたこの時間もすることはない。ただ次の攻撃に備え集中力を研ぎ澄ますだけ。敵にダメージを与えられない精神的ダメージがキツい…
コボルドは再び矢を3本取り出しそのうちの1本を構え、撃つ。
ソードスキルで弾き返したいのはやまやまだが三連撃をまだ覚えていない。ここは衝撃が大きいが剣の軌道をそらすのみとなる。
そのたびに剣と矢がぶつかる金属音と地面を穿つ轟音が鳴り響く。
1本、また1本と弾き三本撃ち終わったところで。
「キリト!もうそろそろ回復しそう。次の3本弾いたら横にそれて!」
「…わかった。」
俺はこれが最後だと気合を入れ直す。
コボルドは変わらず3本を手に取りそのまま1本を………いや、違う!構えたのは3本同時。そして驚く間もなく3本の矢が同時に放たれる。
富んでくる矢は俺の顔、腹部、左足の3箇所を狙っている。
回避行動は後ろでユウキが構えているためできない。
ここは顔めがけて飛んでくる矢を弾き2本は喰らうしかない…
「ユウキ!俺が受け止めるからSSをう…だっぁあ!!」
俺は矢を弾きながらなんとか望みを言うが残りの矢が当たり言葉が途切れる。
HPは一気に5割近く減り注意域手前で止まってる。
「キリト!今度は僕が…」
「ダメだ!SSを打て!!」
俺はユウキの言葉をかき消すように叫ぶ。その後ポーションを取り出し口にくわえる。
ユウキは少し迷った様子でいたがすぐに《ソニックリープ》を発動させ空中へ飛んでいく。
恐らく狙いは相手の腕だろう。弓を持っている方にダメージを与え行動を遅らせる。いい考えだ。
とりあえずユウキの方は問題ないと見た俺は体力が回復しつつあるのを確認し剣をタップしウィンドウを見る。剣の耐久度はもう少しで半分を切るところまできているし切れ味も若干落ちている。
俺は全ての確認をし終え、次にどのような行動を取るべきか考えるためにコボルドの方に向き直る。
「………!?」
俺は絶句した。そこにはあまりにも考えられない…いや少し考えれば気づけたであろう展開が繰り広げられていた…
書き始めたのが3時です。(本当です
なんか時間かかっちゃうんですよね。
毎回なんかいいところで切ってしまいごめんなさい。
でもサブタイトルに合わせたいので大目に見てください。
今回で初めて2000文字超えた気がする…皆さんも長いと思いませんでしたかね?ww
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。