プログレを読んで書きたいという衝動に駆られたため予定より早く書くことになりました。
13日から学校始まるので間隔が開きます(たぶん
俺の視界に入ったのは矢を構えているコボルドではなく矢を今にもユウキに突き刺そうとしているコボルドの姿だった。
たしかに俺は子供の頃RPGで弓持ちに接近してきた敵に矢を刺したりできればなぁ、と思ったことはある。だが実際にそれをしてくる――しかも1層から――敵なんているとは思わなかった。β時代になかったというだけでここまで違うのか…
思考を巡らせているうちにも着実に矢先がユウキの体に近づき、そして刺さる。
ユウキもくると備えていたらしく刺さっても態勢をあまり崩さず《レイジスパイク》をコボルドの腕にヒットさせた。その一撃が功を奏したのかコボルドのHPゲージがイエローに変化した。
「ユウキ!」
俺は叫びながらユウキの方にダッシュする。ユウキはSSを当てたあとバランスを崩し背中から地面に落下している。しかもコボルドのすぐ近く。
イエローになったことで本格的に攻撃パターンが変わってくる頃だろう。今より安全に立ち回るとなると本当に防戦一方になる。
俺はユウキのそばまで行くとユウキを抱えてコボルドから遠ざける。
ふと後ろを見るとなにやら矢筒の中の矢が空っぽになっている…とおもいきやすぐにどこからともなく矢が補充される。それを見る限り攻撃パターンの変化ではなく矢の変化。なのだろうか、しかし油断はしないように警戒しよう。
「ユウキ、大丈夫か。ポーションを飲んでおけ、あとゲージがイエローになって確認されたことはとりあえず矢筒の矢がなんらかに変化したこと。また矢は俺が調べておく。」
「う、うん。ありがとう。毎度ごめんね、迷惑かけちゃって。」
「謝らなくてもいい。それより今は生き残ることだけを考えてくれ。死なれたほうがもと迷惑だ。」
ユウキは俺の腕の中で矢を抜くといきなり手を解き立ち上がった。
「今度こそ、防御優先で僕がしっかりタゲをやるから、キリト…」
「わかってる。ユウキがタゲをとっているあいだ俺はやるべきことをやる。」
会話が終わるのをご丁寧に待っていてくれたようにその直後矢が放たれる。
俺達は同時に左右に飛び躱す。そのあとに。パコォォォン!!。という甲高い音を響かせ着弾する。
おいおい、威力上がってる割にはずいぶん軽そうな矢じゃないか。これ。と思いつつ俺は矢をタップしプロパティをチェックする。
【瞬矢】
『軽量ではあるが破壊力を誇る特殊な素材によって作られた矢。撃つことはもちろん他の用途にも使用できる汎用性の高い矢である。』
なるほど。先ほどより長いその矢――俺の剣の1.5倍位――を一旦床に置き、【アニールブレード】をストレージにしまう。次いで矢をストレージに入れる。
さっきとは違い軽量なのでなんとか1本なら入ったようだ。
そこから俺はダメ元で装備メニューを開き右手の部位をタップ、そこに瞬矢があることにニヤリと笑みを浮かべながらそれを装備する。
柄らしい柄や鍔はないが片手剣扱いされている剣…いや矢を俺は軽く2.3回振ってみる。【アニールブレード】と比べたら軽いが恐らく無強化の剣と比べればこちらの方が攻撃力は上だし壊れてもなんら心配する必要もない。なぜなら無限に生成されるのだから。
ユウキはしっかりと防御に徹し安全――まぁ、完全な安全なんてないのだが――比較的安全に躱している。
俺は矢を構えソードスキル《レイジスパイク》を放つ。コボルドの左足に直撃しHPゲージを1割ほど削る。悔しいがこっちの方が与えてるダメージは多い。
「ユウキ!俺がタゲをとってるからその間に奴の足に矢を刺せ!」
俺はテキストの『汎用性の高い』という言葉を聞き自由に動けないゲームの時に思いついていた数々のことを実践しようとした。
もちろん矢を投げたい気もあるが剣より長い者を投剣カテゴリで投げれる訳もないのでそれは断念している。
「りょーかい!」
もはや2人は主武装を捨て気持ちを入れ直しクエストボス《コボルド・アーチャー・マスター》に向き直った。
自信がない(笑)
でもプログレ見てアドレナリンが出まくっているうちに書いておきたい←
思えばまだゲージ1本目の半分減らしたところなんですよね...
展開遅いと思っている方もいると思いますが僕の変なこだわりだと思うんですけどなるべく細かく端折らないでアインクラッド攻略を最後まで書き続けたいと思ってますのでお付き合い頂けると嬉しいです。
長くなってしまってすいません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。