引き戸を開け部屋に入る動作。
これをより効率よく行う為の所作をまとめました。

1 / 1
省エネを意識した引き戸の開け方

省エネが叫ばれる昨今。

自らの所作にも省エネを取り入れ、

一挙手一投足、無駄無き様にしたい。

 

そこで手始めに、引き戸を開ける時の所作に

ついて考えてみた。

 

引き戸を開けて部屋に入る。

日常的に誰もが実施している動作である。

その動作を大まかに言うと、

•引き戸を開ける

•部屋に入る

•引き戸を閉める

の3つの行動に集約される。

 

この行動をより効率化したらどうなるか。

それをここに説明したい。

 

まずは引き手(もしくは取っ手)に手を掛け

しっかり足で踏ん張り一気に引き戸を開ける。

引き戸にしっかりと開く為の運動エネルギーが

乗った事を確認して引き手から手を放す。

これにより引き戸は慣性の法則で開き続ける。

と同時に引き戸を開ける為に踏ん張った時、

足と地面の間に起こる作用反作用の力を

バネの様に利用して前に踏み出す。

引き戸から放した手はそのまま慣性の法則に

従って開いてゆく戸の隙間に手を滑り込ませて

戸の反対側の引き手に指を掛ける。

この時、引き戸が開くスピードはかなり速い

ので、手をかけ損ねない様に気をつけよう。

手が引っ張られるので、引っ張られるままに

重心が前に移動する。

先ほど足を作用反作用の法則の力を利用して

前へ運んでいる最中である事もあり、

開きゆく戸に指を掛けることで

重心が崩れる。その重心が崩れるままの状態で

引き手を持つ指を中点として円運動する

ことで遠心力が起きる。

遠心力のままに踏み出した足を内側に

進めることで体を移動させる事が出来る。

さらに、今度はその部屋の中に

差し込んだ足を軸にすることで

その遠心力をそのまま戸にかけた指に伝え、

扉を閉める。

 

こうすれば、はじめに引き戸を開ける為に使った

エネルギーを部屋への移動や引き戸を閉める

為の動作にもそのまま流用する事が出来る。

はじめは運動エネルギーに振り回されて

上手く各動作との連携が取れないかもしれないが

何度か繰り返せば意外と早く習得出来るだろう。

この様に扉を開けて部屋に入るという動作を

考えただけでも、まだまだ効率的にエネルギー

を使える事が分かったと思う。

エネルギーの最適化は何もアスリートにのみ

必要な事ではないのだ。

日常生活からいくらでも見直す事が出来る。

 

同時に人体というものが

緻密な運動エネルギーの処理をもっと効率的に

出来ると言う可能性を知って欲しい!

素晴らしき運動エネルギーの使いまわし。

少ないエネルギーでより多くの運動を

得るための力の循環。

まさに運動エネルギーのSDGs。

 

後世の人らよ!

更なる我らの発展のために、

より効率的なエネルギーの使い方を追求して

行こうではないか!

 

数億年前に滅んだとされる前人類が残した

古文書を解読し終えた幸子は、

「そんな動作してたらダイエットにならないじゃん」

と吐き捨て、古文書を埃を被った車庫の奥に

そっとしまい込んだ。

 


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。