ドラゴン娘とハリー・ポッター   作:ゴールドルナ

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第31話 ドラゴン娘と炎のゴブレット

けっかはっぴょーーーー!!!

 

皆さん、来ましたよ。ついに。なんと、この私、ラシアンナ・ファタルストーンが、伝説の三大魔法学校対抗試合、その正式な選手に選ばれました!!

いやー、当然ですね。

 

むしろ私以外の名前が出てきていたら、あのくそコップは今頃粉々だったと思います。いや本当に。だってあれだけ殴って、ちゃんと意思疎通してたんですよ?そこまでして別の人選んだら、流石に友情ってものを疑います。

でですね、ここでちょっと問題が発生しました。

なんと。

 

私、年齢制限未満だったらしいです。

 

……え?

 

いや、聞いてませんけど?

 

なんかこう、危険な大会だから年齢制限がありますとは言ってましたけど、具体的に何歳かちゃんと聞いてなかったんですよね。だって私には関係ないと思ってたので。危険な大会なんだから、危険に耐えられるなら問題ないじゃないですか。ねえ?

でもですね、炎のゴブレット君が私の名前を出しちゃったので、なんか魔法契約とかいうやつが成立したらしくて、結局セーフになりました。

 

いやー、危なかったですね。あとから駄目って言われたら、ちょっとコップとの関係性が壊れるところでした。むしろ、コップが壊れるところでした。

 

もちろんですね。めちゃくちゃ会場はざわつきました。

 

なんか色んなところから文句が飛んでましたし、ありえないだとか危険だとか、みんな好き勝手言ってました。

 

でもですね意外なことにスリザリンからは拍手が起きたんですよ。

いやー、嬉しいですね。友情です。真の友を得た可能性が微レ存ですね。

 

……まあ、拍手のあとにため息もめちゃくちゃ混ざってましたけど。

あとですね。なぜか他の候補がかわいそうだって声まで聞こえてきまして。

酷くないですか?いや、私まだ何もしてませんよ?

 

 

ちなみに、他の候補っていうのがですね。クィディッチ上手男ことクラム。おしゃれ学校代表のフラーちゃん。あと、ハリーです。

 

……うん。

 

ハリー。

 

いや、年齢同じですよね?私が出てるなら別によくないですか?ねえ?

 

まあでも、ハリーの場合はなんか現帝王らしいので、そもそも年齢の概念からちょっと外れてるのかもしれません。でもですね。

 

ハリーには結構ブーイング飛んでました。

ホグワーツから二人選ばれたっていうのもありますし、自分で名前入れただろ!みたいな感じで怒られてて。

 

でもハリー、自分では入れてないらしいんですよね。ちょっとかわいそうです。

 

 

だって私、ハリーからお肉もらってないもん。つまり違います。ちゃんと依頼受けた相手は覚えているので、例えばロンとか。

 

もしかして、殴りすぎておかしくなったんですかね。

 

そういえばで校長先生に、どうやって名前を入れたのか聞かれまして正直に話しました。

炎が邪魔だったので殴った、と。

 

そしたらですね。校長先生は笑ってました。

 

いや、なんでですかね。怒られると思ったんですけど。

 

で、そのあとですねゴブレットを叩くのは禁止ってのがルールになりました。

うん。まあ、そのほうがよさそうです。ちょっとひび増えてましたし。

 

そしてですね。選手に決まったあとなんか甲高い感じの、うるさめのおばさんに捕まりました。記者らしいです。で、色々聞かれたんですよ。

「どういう気持ちですか」とか、「優勝への自信は」とか。

なのでちゃんと答えておきました。

 

友達百人計画について。いや、大事じゃないですか。

 

今回優勝すれば、知名度も人気も爆上がりですよ。つまり友達が増えます。合理的です。するとですね。そのおばさん、私に対しては妙に優しかったんですよ。

めちゃくちゃ丁寧というか、「まあ素敵!」みたいな感じで。ちゃんと話も聞いてくれましたし。

 

でもあとでハリーに聞いたら、ハリーにはすごい嫌な感じだったらしいです。……なんでですかね?やっぱり友達百人計画の理念に感動したんでしょうか。それとも私のトークスキルが火を噴いたってことですかね!!

 

 

 

 

 

あの日以来、ハリーはちょっとおちんこでます。間違えた、落ち込んでいます。

 

いやほんとに酷いんですよ。なんかもう、歩いてても背中が重そうというか、顔がずっと曇ってるというか。ご飯の量もちょっと減ってますし。ロンとハーマイオニーが横でわちゃわちゃしてても、反応が薄いんですよね。これはかなり重症です。

 

まあ、それも当然なんですけど。

 

最近ですね、ドラコが「ラシアンナを応援しよう、真の代表を!」みたいなバッジを作ってるんですよ。

 

しかも無駄に出来がいい。押すと光るし。言葉が変わったりもする。いや、そこに技術力を使うんですか。

で、そのバッジつけてる人たちが、ハリーを偽物の代表とか言って煽ってまして。なんかこう、廊下歩くだけで視線飛んできますし、ハリーも流石に参ってるみたいです。

 

……まあ、私はいいんですけどね?ほら、応援されるのは悪い気しませんし。

ただですね。問題があるんですよ。

 

あの人たちって私じゃなくてハリーに興味あるんですよね。

いや分かります?「ラシアンナすごい!」じゃなくて、「ハリーを馬鹿にしたい!」のほうが主目的なんです。

 

それって友情じゃなくないですか?なので、ちょっと残念です。

 

 

それにしても、ここ数日のハリーは本当に酷くてですね。

なんというか。絶望してる顔なんですよ。いや、比喩じゃなくて。

 

「なんでこんなことに……」っていう空気をずっと纏ってるんです。しかも、周りに相談してもあんまり改善してない感じで。見てるこっちまでちょっとしんどくなるくらい。

なのでですね。私は決意しました。ここで引いたら親友ではない、と。

 

そう。これぞ友情に熱い女、ラシアンナの本懐というものです。

いやー、格好いいですね今の私。

ということで、思い切って聞いてみたんですよ。

 

大丈夫?って。悩みがあるなら聞くよって。

 

そしたらですね。なぜかハリーがめちゃくちゃドラゴンについて聞いてきたんです。

いや、なんで?モテ期到来ですか?

 

最初は普通だったんですよ。ドラゴンの素晴らしさとか、飛行速度とか、偉大さについて聞いてきたので、私もかつてなく口が回ってこれぞ友達との会話って感じだったのに…………。

だんだん、こうなんというか、弱点だとか、怒るとどうなるだとか、苦手なものだとか、挙句の果てには卵がどうとかってセクハラまでしてくるんですから酷いですよね。

いやいやいや。ちょっと待ってください。それって私の攻略情報では?

でも私は優しいので……まあ親友ですし。ちゃんと答えてあげました。

うっかり。ええ。

 

例えばですね、おいしいお肉には結構弱いです。いい匂いすると気を取られますし。あと、急に目の前で光るもの振られるとちょっと気になります。大きい音も意外と嫌ですし。

 

……あれ?これ。

かなり具体的では?しかもハリー、めちゃくちゃ真剣に聞いてくるんですよ。

うなずきながら。時々メモ取りそうな勢いで。

 

もしかして、私を倒そうとしてません?

いや、別にいいですけどね?相手になりますよ!!

ねえハリー!!正々堂々きなさい!!燃やし尽くしてあげます!!

 

 

それにしても、最近ドラゴンの匂いがしてるんですけど、またハグリッドがなんかしてるんですかね。

 





感想とかってないんですかね?書いてもいいんですよ。
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