残念美女教師の決闘日記   作:もちマスク

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ダメージステップの手順ってこれであってます……?
ほぼコピペですがポルナレフ状態になります。



だって義務教育だもの。え、違うの?

理解できる方がおかしい。

それが、遊戯十代の嘘偽りのない感想だった。

眼前に広がるのは(つわもの)どもの骸と、それを見渡す銀髪教師。

全ては1時間前に始まった。

 

「あぁ…教科書しまえ。いらんそんなの。その代わり私が言うこと書くこと実践すること全てノートにとるじゃんよ。でなきゃ進学できないと思え」

 

九鬼優亜の指示に、訝りながらも生徒たちは教科書をしまう。

彼女はそれを確認すると、ドンッ✩とプリントの束を教卓におき、前に座る生徒たちに取りにこさせる。

 

 

「さて。お前たちに聞くが、デュエルモンスターズのルールは全て理解しているか?」

 

気だるげだが、よく通るどこか柔らかい声。

生徒たちは一瞬何を聞かれたのかわからなかった。九鬼の美声に呆けたわけではない。自分たちとて、試験に受かってこの場所にいる。目の前のこの教師はそれを理解していないのだろうか?と、ほとんどの生徒が憤りを覚えたからだ。

 

「デュエルモンスターズのルールは非常に覚えやすい。だが、理解するのは困難の極みだ。私の授業では、そのルールを完璧に把握してもらう。いいな?」

 

「ちょっと待ってくださいよ、先生。オシリスレッドの落ちこぼれならともかく、オレ達にまでそんな初歩的な講義をすると言うんですか?そんなの中等部でとっくに終わってますよ」

 

声を上げたのはオベリスクブルーの生徒。

名は万丈目準。昨日、遊城十代と校則違反デュエルを行った生徒で、オベリスクブルーでも名のある少年だ。

彼の顔には九鬼を見下すような嫌味な笑みが浮かび上がっており、それがまた九鬼をイラつかせる。

そんな彼の言葉に賛同する声も多数上がり、しまいにはほとんどの生徒が不満の声をあげはじめた。

 

「えぇい、うるさい黙れ潰すぞ。ならワン丈目、ダメージステップはいくつの手順を踏むか言ってみろ!」

 

「ダメージステップの・・・手順?」

 

「あ……? まさかわからんとか抜かすんじゃないよな?オベリスクブルーのワン丈目くん」

 

「万丈目だ!1万をかけろ! えっと、ダメージステップはバトルフェイズに行い―――」

 

「んなこた聞いてない。わからないなら私の講義を受けろうつけ者。いいか、ダメージステップは全部で『18個』の手順を踏む。まずはダメージステップ開始時の裏側表示のモンスターのタイミングだ。ここでミスティックソードマンなどの効果を適用する。次にモンスター公開タイミングだ。ここでマシュマロンなどの単純な永続効果の適用を行う。またリバース効果発動トリガー確定もここだ。次にモンスター公開後タイミング。ドリルロイドやスフィアボムなどの誘発効果発動はここだな。次。戦闘に関わる誘発、永続効果摘要。リフレクトバウンダーのダメージ反転の誘発効果を発動するタイミングだな。そしてフリータイミングを挟んでここからダメージ計算時にはいる。まずダメージ攻守値判定だ。『お注射天使リリー』の効果の発動はここだ。スカイスクレイパーの効果も忘れるな。次。ダメージ処理開始前。みんな大好きクリボーはここで使う。ガードヘッジを使うなら厄介で、次の手順に入る。ガードヘッジ発動時特殊対応処理だ。その次にモンスター同士のダメージ判定で、その後にプレイヤーへのダメージ判定が入る。そしてようやくダメージ確定及びモンスターの戦闘破壊確定だ。ライフからダメージ分減らすのもここだ。ココまでがダメージ計算時。次。戦闘結果に対してのモンスターの誘発効果適用タイミング、そして戦闘結果発動するモンスターの誘ダメージ・回復系発効果解決タイミング。マシュマロンはここでダメージを与えるわけだな。なお、同時に強制効果が被った場合、スペルスピードの早い方から発動する。はい次。戦闘時誘発するリバース、誘発効果の発動タイミング。リバースモンスターの効果発動。次。破壊確定モンスターを墓地または除外に移動する。次。墓地に移動したことで発動するモンスターの発動タイミング 。キラートマトやクリッターはここだ。ダメージステップ終了前に入るぞ。ここで伝説の柔術家などの効果を発動、解決する。はい最後。ダメージステップ終了。」

 

 

マシンガンのように九鬼の口から発せられる専門用語の数々。ヒエラテックテキストにも匹敵する程の難解さ。

うるさかった教室に、一瞬にして沈黙が訪れる。

コンマイ語なるものを習得しなければならない今、ダメージステップで止まるわけにはいかないのだ、さっさと講義を進めたい。

 

「……さて、まあいきなり理解しろといっても無理だろうが。なぜ貴様らはノートを取らない?私はいったはずだ、私が言うこと書くこと実践すること全てノートにとれと。三沢だけか、書いてるのは」

 

その言葉で正気に帰り、先程とは打って変わって、一斉にノートを取り始める生徒たち。それは万丈目や天上院明日香も例外ではなかった。

 

「書いていて何を書いているのかわからなくなってきたわ…」

 

「な、なんだこれは…超エリートの俺が…」

 

ただの書き取りでSAN値チェックを行う生徒達を横目に見ながら優亜はカ〇リーメイト(チーズ味)をぱくつく。

 

「ノートを取りながら聞くじゃん。私の授業で居眠りすることはぜったいに許さない。私が寝る時間とゲームをする時間を削ってまで貴様らに高説を垂れてやってるんだ。寝たらもう起きることはないと思え。なぁ、フレイムウィングマンの効果を忘れていたくせに寝ようとしている十代くん」

 

理解できないと分かるや否や、睡眠の姿勢を取ろうとした十代が慌てて姿勢を正す。

今回ばかりは彼も文句を言うことはなく、隣の翔にルーズリーフを1枚受け取り、バツの悪そうな苦笑いを浮かべる。

 

「そうだ、もし寝ているものを見かけたらその場で私に知らせろ。そしたら0.2点やる。5回摘発すれば1点だ。私の出すテストは先程のダメージステップだけではないぞ。少しでも点数が欲しいんじゃないのか?」

 

悪魔の囁きだった。

裏切りが裏切りを呼び、疑心暗鬼を惹き起こす。

友情破壊の罠が仕掛けられたといっても過言ではない。

 

 

「ZAP!ZAP!ZAP!谷口!先生、谷口君が寝ています!」

 

「国木田てめぇ!交互に寝て片方が見張りとノート取りって約束しただろ、裏切り者め!」

 

「おお生徒、国木田。裏切りとはなんですか。私の授業を聞かないつもりだったのですか?」

 

「いいえ、私は完璧で幸福な生徒ですので九鬼先生の授業で眠るなんてありえません。きっと谷口は反逆者なのです」

 

「WAWAWA~!?」

 

 

阿鼻叫喚。生徒同士は互を警戒しあい、友が倒れるのを今か今かと目をぎらつかせる。

デュエルモンスターズをこんなに苦しく思ったことはないと遊城十代は語る。

 

「はは…マシュマロンは2でソードストーカーちゃんなんだよね、兄貴…」

 

「翔!?しっかりしろ、しょーーーーーーー!!」

 

 

 




1、ダメステ開始時(モンスター裏のままタイミング)
2、ダメステ開始時(モンスター公開タイミング)
3、ダメステ開始時(モンスター公開後タイミング)
4、戦闘に関わる誘発、永続効果摘要
5、フリータイミング
★ココからダメージ計算時----------
6、ダメージ攻守値判定
7、ダメージ処理開始前
8、ガードヘッジ発動時特殊対応処理
9、モンスター同士のダメージ判定
10、プレイヤーへのダメージ判定
11、ダメージ確定及びモンスターの戦闘破壊確定。
★ココまでがダメージ計算時------------------------------------
12、戦闘結果に対してのモンスターの誘発効果【適用】タイミング(プレイヤーダメージ誘発含む)
13、戦闘結果発動するモンスターの誘ダメージ・回復系発効果解決タイミング
14、戦闘時誘発するリバース、誘発効果の発動タイミング
15、破壊確定モンスターを墓地(除外)に移動する
16、墓地(除外)に移動したことで発動するモンスターの発動タイミング
17、ダメステ終了前
18、ダメステ終了

とのことです。
すっげぇわかりやすい早見表ですがわかりにくい。
何を言ってるのかわからねぇと思うが(ry
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