適応って強すぎんか? 作:マーボーマコマコ
閻魔亭再復刻きましたね!
作者は現在水着武蔵ちゃんに44連回しましたが、星4以上のサーヴァントはまだ出ていません。
ちなみに体調不良に関しては、学校行ってたら頭痛、眩暈、体がだるいなどの症状があり、放課後家で体温測ったら38度ありました。今は元気です。
とある山中の崖下
木々はなく開けた場所のそこに2人、傍観者も含めれば4人の人物がいる。
1人は緑谷出久。
言葉を発さずに、相手を睨み拳を構える。
傍観者の1人はオールマイトこと八木俊典と言峰真。
2人とも橋の方で切り株に座っている。
そして、
緑谷の視線の先。
拳を構える人物が1人。
凛々しい顔立ちは服装がスーツということもあり、男性のように見えるが確かに女性だ。
特徴的な短く切り揃えたワインレッドの髪が風で揺れる。
真がチラリと2人を見た後。
「はじめ!!!」
「「!」」
森に響く声量で真が叫び、同時に2人が動く。
「ワンフォーオール、フルカウル!」
全身にOFAをまとった緑谷が一気に前に出る。
それに合わせて女は華麗なステップで緑谷を回避。
逃すまいとブレーキをかけた緑谷を女の拳が容赦なく腹を撃ち抜く。
ここで一瞬動きが止まったのは悪手だった。
一気に踏み込んだ女が怒涛のラッシュを叩き込む。
ジャブ、すぐにフック、そしてアッパー、最後にボディブロー。
一瞬の隙に数十発を叩き込まれた緑谷はなすすべなく後方へ吹っ飛んでいく。
だが、ここで終わるように鍛えた覚えはない。
意識を取り戻した緑谷は即座にフルカウルを再度発動。
デコピンと同じ動きで空気を弾き、体勢を立て直す。
結果、すぐそこまで迫っていた女の拳にガードを間に合わせた。
そのまま距離を取り、拳を構え再び特攻を仕掛ける。
一気に飛んできた緑谷へ女は拳を構える。
その拳が振るわれると同時に、緑谷は拳と見せかけデコピンを放つ。
それにより、女の拳は急停止した緑谷に届かず空を切る。
そのまま懐に入った緑谷が拳振う、
事はなかった。
それよりも早く、女の膝が緑谷の顎を完全に捉えた。
その一撃で、呆気なく勝敗は決した。
「さっきの動きは良かったですよ。しっかり教わったことを活かせてましたし。本日はもう十分では?」
「それもそうか。おーい、緑谷ー!おーきーろー!」
「うん。起きたよ言峰君。それと、バゼットさんもありがとうございました。」
「いえ、少しでも役に立てたらよかったです。」
ペットボトルの水を飲み干しながら女、バゼット・フラガ・マクレミッツは笑った。
「顔赤くしてんじゃねーよ緑谷。」
「してないよ!」
顔を赤くして黙った緑谷を茶化しながら、第一回緑谷強化訓練は幕を閉じた。
月曜日の朝。
欠伸を噛み殺しながら登校した真は何やら校門前が騒がしいのを見かける。
「げっ、マスゴミじゃん。」
うまく避けて通ろうとした真だったが、何やらドス黒い笑みを浮かべると、姿勢を正してマスコミのいる校門の方へと歩いて行った。
「あ、雄英の生徒ですよね!オールマイトが教職についたことについてお話を聞かせてもらってもいいですか?」
「すみません。お答えしかねます。」
話しかけてきた女性リポーターを少し困ったような顔をしつつ、やんわりと受け流す。
だがそれを見た他の記者たちが何度も聞いてくる。
「授業は受けたのですか?」
「どんな授業でしたか?」
「オールマイトは学校ではどうですか?」
う〜ん、しつこい。
答えらんないって言ってんだろうが。
優しそうだからって押せばいけるとでも思ってんのかな?そう見せてんだけど。
これに騙されるなら、そいつは記者辞めた方がいい。
そもそもだ。
本当に答えたくないなら「知りません」や「まだ見たことないです」など言っておけばいいにも関わらず、わざわざ「お答えしかねます」と返したのだ。
この時点で俺が何かを知っているというのはわかるだろう。
この際だから一つ言っておこう。
人に少なからず悪い印象を持たれるような職業、または行為を行う場合に絶対に必要な力がある。
人を見極める能力だ。
陳腐な言い回しだが、裏返せば、それだけ当たり前の事ということだ。
何もどっかのキャスターからルーラーに転職した名探偵のような力はいらない。
ただ、相手の持つ違和感に気づく、もしくは相手が危険か否かそれだけでも直感的にわかればいい。
この場合もそうだ。
背筋を伸ばし、その立ち振る舞いから普段から気を張り、隙がないのは見てわかる。というか見せている。
そんな相手が、こんな簡単にボロを出すのか?
まあある程度感の鋭い記者は俺に群がる小さな集まりから少し距離をとって他の生徒の方へ行っている。
まあ無意味だが。
「すみません、もう行かなければ…」
「まだ時間には余裕がありますよね。ちょっでいいんですよ!」
しめしめ、いい感じに固まってるな。
ちょっとずつ位置を移動しながら、俺の周りにはかれこれ五分ほど記者たちがまとわりついている。
そろそろか。
さっきから落としていた毛糸に波紋を流しながら、チョチョイと引っ張ると、あら不思議!
「うわ!」
記者の1人が転んだのを皮切りに、ドミノ倒しの要領で次々に記者が倒れ、重たい機材を持っていた人はそれを思いっきり落としていた。
ついでに俺も巻き込まれた体で転んだ。
踏ん張ろうとした人もいたが、毛糸で足を引っ張られ呆気なく転ぶ。
30秒後には、俺含めまとわりついていた記者十数名が転ぶ大惨事となった。
「何するんですか!!」
まるで悲劇の中心人物のような顔で叫ぶ真。
その大声に周囲の人々が真に注目する。
「この制服は父さんが高い金を出して買ってくれた物なのに…」
「あの、すみません…」
「ヒーローになりたいなんて言ったばかりに…お金もないのに、頑張ってここに通わせてくれているんですよ!!」
そうしてわざとらしく一部が破けた制服を見せつける。
ちなみにこれは、転んだ際に自分で破いた物だ。
「そもそもここは校門前ですよ!!僕らはここに学びにきてるんです!!それをわざわざ止めてまで、あなた達は僕たちの学習を邪魔したいんですか!!そもそも取材したいなら学校に許可をとればいいじゃないですか!!」
「それが、許可が取れず「だったら!」」
「そこで諦めるべきであようが!!」
ここで忘れてはいけないのは、しっかりと正論で殴ることだ。
感情に任せて変な事をいえば後で何書かれるか知ったもんじゃない。
「本当に「そこまでにしとけ」相澤先生?」
さてさらにヒートアップしようとしたところで、後ろから静止の声がかかる。
後ろを振り向くと我らが担任相澤先生が立っていた。
この感じ、こっちの目的分かってて止めに来たな。
「わかりました。それでは。」
俺は最後にマスゴミの方々に向かって一礼してから教室へと向かった。
時間は飛んで…
お昼時。委員長決めも終わり、ほとんどの生徒が、食堂へランチラッシュの作るご飯を買いに行くが、俺は違う。
うちはお小遣い制だが、月何円とかではなく、親父の仕事などを手伝った際にまとまった金額をもらうというルールだ。
だが、ここ最近は雄英入学などで忙しくしていた為、原作の俺個人のお財布事情は非常にピンチなのである。
結果、俺は弁当を持参している。
あ、制服に関しては教室に入った後自前の裁縫セットで5秒で直した。
まあそうゆう経緯で、俺が教室で飯を食おうとした時だった。
「言峰、少し話せるか?」
「ん?」
話しかけてきたのは、轟だった。
「なるほどね。」
ここは屋上。
轟から話があると言われた際に、話を聞かれにくい事、やっぱり青春といえば屋上だろ!というミーハー精神でここに連れてきた。
鍵?それは、その、あれだよ。オロロンチョチョパ〜ってやったんだよ。
「おまはどこまで気づいてたんだ?」
「まあ、仮説程度かな。炎熱系ヒーローの息子が炎じゃなく、氷を使う。しかも片腕からしか出さねえっていうかなり奇妙な光景だったからな。」
「そうか。」
屋上で話してくれたことは、例の個性婚の話だった。
まああんだけ知ってるかのような発言してたら接触してくるよな。
「俺は、親父が憎い。俺たち家族をめちゃくちゃにして、母さんを傷つけたあいつのことが憎い。」
「それで、左だけで勝事に執着してたと。」
気持ちはわからんでもない。俺も姉さんの一件では割と本気で親父に激怒したからな。
これそんな関係ないか。
正直、エンデヴァーのやってることはクソだし、はっきり言って理屈がわからん。
オールマイトを超えたい?
はっきり言ってもっと現実的な夢を持つべきだと思う。
それは置いといてだ。
「思ったんだけどさ、轟はなんでここにいるんだ?」
「は?」
「言い方が悪いな。つまりだ。お前の親父の目的はお前がヒーローになり、オールマイトを超える事なんだろ?だったらそもそもの話、ヒーローにならなきゃいい。それでもなぜ、お前は雄英にきた?」
「…」
轟は下を向いている。
さっきから分けてやった麻婆に口をつけてもいない。
「俺は、」
3分ほど立ってから轟は口を開いた。
「俺は、親父とは関係なしにヒーローになりたい。オールマイトみたいな、誰かを助けるヒーローに憧れたからここにいる。」
轟は真っ直ぐな目で、そう言い切った。
「そうか、ならお前は今後どうするんだ?」
「それは、」
「戦闘訓練でも言ったが、ここは使えるもんを使わないでやっていける場所じゃない。」
俺は手に持った麻婆を置いて話を続ける。
「たとえば爆豪。あいつは天才だ。強力な個性と絶対的なセンスにタフネスまで、性格はあれだが、実力は本物だ。今でこそ、瞬間火力でお前が上回るかもしれねえが、それも時間の問題だ。」
そこまで言った時だった。
校舎内から大音量で警報が響き渡った。
「言峰!」
「わーってるよ!」
即座に俺と轟は屋上から迷わず飛び降りる。
「轟!着地任せた!」
「わかった」
「ひゅ〜かっこいい!」
氷を出しながら、素早く降りていく轟の肩を片手で掴む。
地面から3メートルほどの位置から飛び降り着地する。
「どこだ?」
「こっちだ」
飛び降りる際に、一箇所だけ壁が崩れているのが見えた方へ走り出す。
「ん?ああ言峰か。」
「相澤先生、轟もいますよ。」
「お疲れ様です」
「それで、どうなったんですか?」
「侵入してきたのはマスコミどもだ。だが…」
「明らかにマスコミにできることじゃない。と」
「ああ、この件は教師たちで調べる。他の生徒に余計なことは言うなよ。」
「わかりました。」
そうして俺たち2人は教室へと戻った。
その日の最後に、委員長が緑谷から飯田に変わった。
ちなみに俺は八百万に投票した。
次の日。
今日はレスキュー訓練の為、全員バスに乗って移動中。
緑谷は何やら質問攻めになっている。
梅雨ちゃん勘鋭いな。
で、今日は確かヴィランが攻めてくる日のはずだ。
序盤のビッグイベントのため、ギリ覚えてるが…何だっけ。
確か、死柄木と黒…ワープのやつと脳無がきてたはず。あ、黒霧だっけ。
だから警戒すべきなんだろうけど…とてつもなく眠い。
理由は昨晩だ。
放課後家に帰ると先輩が来てたんだよ。
でまぁ色々あって親父とバゼットも混ぜて実戦しようっていう話になったんだが、ここまでは良かったんだ。
そこまでは。
夜の12時ごろに…
姫様がくるまでは。
そっからは酷かった。
なんせ怪物2人(人外)の戦闘に巻き込まれたんだからな。
裏山はとんでもない事に。
久しぶりに親父が事後処理で忙殺されかけてた。
そんな事があり、とてつもなく眠くて…
「轟、俺寝る…」
「わかった」
よし、これでゆっくり休m…zzz
ハッ!
え〜っと、俺は確か眠ってて…
ゆっくりと後ろを振り返ると、そこには見慣れたクラスメイトの姿があった。
たった3人だけだが、
「…八百万。」
俺はあたりを見渡した後、後ろにいた八百万に聞いた。
「ここ、どこだ?」
書いてる途中に回した55連目でついにでました!!
なんだかんだ星五獲得したの久しぶりな気が…最後にゲットしたのプレラーティですしそんなに前ではないですね。
バゼットですが、実は個性把握テストの話で入学式開場で真を探してビデオカメラを回していたというエピソードを挟もうと思ってたんですが、忘れていました。
さて、USJ編開幕です!
後、主人公とその周りについてを更新しました。
new! ってついてる場所です。