天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「...適当に歩いてたらこんなところまできちゃった...」
はい、ティレルです。今私はスメールシティで迷子になっています。...ここどこでしょう、なんだか学者さんみたいな服装の人が増えてきたような...ここがニィロウちゃんやシロウさんが言ってた教令院ってところなのかな...?と私はどうしようと少しあわあわしながら道を行ったり来たりしていると、
「...そこの君。先ほどからずっと同じ場所を行ったり来たりしているが何かあるのなら俺が聞こう。本に集中できないからな。」
と近くの日陰で本らしいものを読んでいた男の人が話しかけてきた。急に声をかけられた私は急に話しかけられたことにびっくりして肩をびくっと震わした後、
「え、えっと....私ですよね?」
と恐る恐ると言った感じでそう確認する。その確認にその男の人は、
「はぁ...君以外に誰がいるんだ。道にでも困っているのなら普通に人に聞けばいいだけだろう。それとも何か教令院に用事でもあったのか?」
と面倒くさそうにしながら本を閉じ後そう返す。わ、私そんな不審者みたいだったんだ...次から気をつけよう...と自分が怪しい感じになっているを自覚し、次から注意しようと心に決めた後その人に近づき、
「い、いえ。ただ考え事をしながら歩いてたら道に迷っちゃいまして...読書の邪魔しちゃってごめんなさい。」
とそう謝罪する。その謝罪にその男の人は、
「気にしているのなら早くどこに行くつもりなのかを話してくれないか。」
と特に気にした様子もなくそう返してくる。な、なんと言うか...すごい我が強そうな人だな...悪い人ではないんだろうけど少し怖い...とそうちょと恐怖を覚えながら私は、
「えっ、えっと...いろんなお店とかがいっぱいあった方向へ行こうとしてたんですけど、そこにはここからどう行けばいいんですかね?」
とそう質問する。その質問をされた男の人は黙って私をじっと見つめた後、
「そこの道をまっすぐ降りたら迷うことなくつけるはずだ。そこに行けば色々なところへ行ける導線が貼ってあるからな。」
とそう答えた後すっと懐から本を取り出してもう用は済んだだろうと言わんばかりに本を読み始めた。本のいいところで邪魔しちゃって少し不機嫌な時だったのかな...何かお礼はしたいけどあんまり喋りすぎるとこの人にとっては鬱陶しくなるだろうし...でもこのまま引き下がるのは申し訳ない。なら...そこまで考えた後、
「教えてくれてありがとうございます。私、ティレルって言うんですけど次会った時はぜひお礼をさせてくださいね。」
と距離を取られるなら自分から距離を詰めることにした私はそうその男の人に言う。その私の様子にその男の人は、
「そこまで気にする必要もない。君からしてみれば俺みたいなやつは不愉快でもあるのは自覚はしているからな。だが名乗られたのなら私も答えよう。俺はアルハイゼン、教令院の書記官だ。私にようがあるのならアルハイゼンに用があると教令院の誰かに言うがいい。どうしてもお礼がしたいと言うのであればその時受けよう。もしかしたら同居人もついてくるやもしれんがな。」
と本に目を離さないままそう私に返してくる。...!名前を教えてくれた、気まぐれかもしれないけどやっぱりなんでも試してみるものなんですね。...もしかしてシロウさんはそれを期待して自分から名乗っているんでしょうか...と、そうだ。不機嫌にしない様にお別れしないと。とそこまで思考した後私は、
「もちろん大歓迎です!じゃあ私はこれで。アルハイゼンさん、また会いましょう。」
とそう頭を下げた後アルハイゼンさんと別れるのであった....
—ティレルが離れた数秒後
「珍しいね、君が人助けだけならまだしもお誘いを受けるなんて。」
と俺に近づいてくる男がいた。まったく、誰も彼も俺の読書の邪魔を。と、この男についてはいつもだったな。初対面で困っていたあのティレルと言う少女に失礼だ、訂正しておこう。とその様に俺を思いながら、
「俺にだって人を助ける時くらいはあるさ。それに今回誘いに受けた理由は食事中にうるさくならなそうだったからだ。流石に人前では黙るだろう。」
とそう思ったことをそのまま言う。その言葉にカーヴェは、
「君ってやつは本当に...まぁいいさ。ツッコミを入れてるとキリがないのは今までの生活で理解している。」
とそう呆れた様に言ってくる。俺からしてみればこの男は居候の立場なのにこう俺に意見をしてくるのかが不可解だが...俺からしてみてもこの男について少しくらい理解している。それに人というのは人物によって多くと少なくもなるが時に利益ではなく気持ちを優先するときくらいはあるということもあることも知っている。つまりはそういうことなのだろう。とそう俺は考えた後本に目線を戻して続きを読め始める。すぐそばでカーヴェが何かを言っている様な気もしたが特に気にすることでもないと考え俺は本を読み続けるのであった....