自縄自縛の十種影法術〜平穏に過ごしたいのに、私の周囲が許してくれません〜 作:多眼犬
次回からは閑話を少し挟んだ後、後半を書く予定です。
「ウゴッ」
我が校の体育館にて⋯⋯体育教師となった⋯⋯禪院甚爾いや既に婿入りしてるので伏黒甚爾こと天与の暴君様が、悟の馬鹿に盛大な膝蹴りを土手っ腹にお見舞い⋯⋯。
ちなみに私や硝子の方は、容赦なく金的された事で白目を向いて倒れてるサマーオイルさんを真白を含めた三人により、全力で反転術式による治療中という状況⋯⋯。
いや⋯⋯どうしてこうなったかと言いますと⋯⋯。
話は私が半人半蛇の呪霊をぶちのめしてから早数日まで遡るのですが⋯⋯あの後、気絶した半人半蛇の呪霊⋯⋯基、
まぁ⋯⋯これは私としても好都合だったので、主従契約を結んで一先ず禪院家の地下に放り込みましたが⋯⋯。
そう言えば特殊個体の犬神、猿神、蛇神が揃った訳ですね⋯⋯以前に別で犬神と猿神と蛇神の呪霊を数減らしに戦わせたら、何か融合してキメラ見たいな外見に変貌した事があったんですよね⋯⋯そう考えると、三体の特殊個体なら何か違う変化があるんじゃ無いでしょうか⋯⋯近いうちに試してみるのも悪くないですね⋯⋯。
後ちなみにですが⋯⋯どうも領域侵食による影響なのか⋯⋯どうも
私自身は真白と思考が共有されてるので、多分ですが乙骨のリカちゃんみたいに、真白を経由すれば結構な数の術式を保有出来る可能性が⋯⋯。
まぁ⋯⋯それ以外にもありとあらゆる事象への適応により3つ以上の術式を保有してる状態に自らを適応させるとか⋯⋯まぁ⋯⋯裏技としては色々とある訳ですがね⋯⋯。
まぁ⋯⋯そう言う訳で、呪霊を実家の地下室に輸送する事もあって⋯⋯一度は実家に帰った訳ですが⋯⋯そしたら偶然にも九十九さんと遭遇しまして、せっかくならと、九十九さんの奢りで外食に来た訳ですが⋯⋯。
その結果⋯⋯私の目の前の席で、鍋には手をつけずに私を黙って見てくる天与の暴君様⋯⋯。
いや⋯⋯その時はマジで何でこうなった!?と思いましたよはい⋯⋯私は九十九さんに奢って貰うメシで楽しくモツ鍋を頂く予定だったのに、まさかの天与の暴君様と同伴とか聞いてないって話ですよ!!
そもそもの話、私としては天与の暴君様との接触だけはなるべく避けたかった⋯⋯。
だって何れにせよ理子ちゃんの件で、絶対にエンカするんだから、態々敵対する事が分かってる相手ですし⋯⋯何より私も禪院家である以上は、100%恨まれてるでしょうし⋯⋯気まずいったらない訳ですよ⋯⋯。
いや⋯⋯まぁ⋯⋯何やかんやヒモの才能と言いますか……そのせいで禪院家の女中連中内では、口説かれてホスト狂い見たいに、物凄くガチ恋しちゃった連中やら、禪院家に目をつけられる事を恐れ、表立ってないだけで隠れて遠くから見てた隠れファンの連中が、かなり至りして、実は禪院家では一番モテてたりするのですが⋯⋯。
そのせいで禪院家を去った時は酷いものでしたよ⋯⋯そもそも民度が終わってるような呪術廻戦の世界で、更に民度が終わってる様な肥溜めの禪院家ですよ。女中連中が嫁ぎ先の伏黒家への恨み言やら呪詛を吐き散らしてましたからね⋯⋯。
てか⋯⋯ひょっとしてママ黒さんの死因ってその女中連中の負の感情が呪いに転じたとかが原因とかじゃないですよね⋯⋯。
あっちなみにですが私は甚爾さんて、どっちかって言うと細マッチョな方なので、甚一さんの弟様であると言う位の認識ですね⋯⋯。
とまぁ⋯⋯それ以上に原作知識等から、
とまあそんな事もあるので、伏黒甚爾に私が接触した事実が発覚すると、ドブカスのメスガキや女中連中に何されるか分かったものじゃない⋯⋯絶対に後々面倒な事になる⋯⋯なので私としては関わり合いには成りたくなかった訳ですよ⋯⋯。
「なぁ⋯⋯」
「あっはい⋯⋯なんでしょうか?」
「一応聞いとくが⋯⋯お前がコイツや飲んだくれジジイが、話してた魔魅って事であってるよな⋯⋯」
開口一番に天与の暴君様から飛び出た言葉に、私は思わずジト目で九十九さんを見ました。
九十九さんはそんな私を気にする事無く、鍋の中のモツを皿によそってモクモクと食べています。
「⋯⋯ハァ〜〜⋯⋯まぁ⋯⋯私が知る限りで飲んだくれジジイと、九十九さんが共通して知ってるマミと言う人物でしたら、私で間違いは無いでしょうね」
私は深くため息を吐き出した後、口角をヒクつかせながらもそう言いました。
「ふぅん⋯⋯なるほどな⋯⋯神童とは聞いてたがまさかこんな小させぇガキだったとはな⋯⋯」
「まぁ⋯⋯天与の暴君様から見れば、私が小さいガキなのは否定しませんよ」
私は少しばかり嫌味を込めてそう言った後、鍋をよそってそのまま食べ始めました。
いや⋯⋯こうなった以上はもうヤケ食いです! むしろ食べなきゃやってられませんよちくしょうめっ!!まぁ⋯⋯それにせっかくの外食なんだから食べなきゃもったいないですからね!!とまぁ⋯⋯この時の私はそれ位にはヤケクソ気味に開き直ってましたね⋯⋯。
「天与の暴君様ねぇ⋯⋯サルとは呼ばねぇんだな⋯⋯」
「ん? そりゃあ貴方がサルなら、禪院家の殆どの連中は猿以下でしょ⋯⋯」
いや⋯⋯マジで禪院家の殆どの連中って、自分達で生み出した肥溜めに集ってる、蝿以下の何かだからね⋯⋯。
それと比べたらま〜だ人に近い生物である、猿と同等に扱ったら猿が可哀想なまであるでしょ⋯⋯。
それに⋯⋯天与の暴君様と猿を同等に扱ったら、猿 からしたら恐れ多い話でしょうしね⋯⋯。
「プックククク猿以下って」
そんな事を思ってたら当の本人である天与の暴君様は、なんかツボにハマったのか机を腹抱えながら笑い始めました。
てか九十九さんも同様に肩をプルプルと震わせながら、笑うのを堪えてるしまつ⋯⋯えっと⋯⋯私何か変な事は一つも言ってない気がするのですが⋯⋯私が可笑しいのでしょうか?
「プフッ⋯⋯まっまぁそれはともかくとして本題に入ろう⋯⋯」
とまぁ⋯⋯その後は九十九さんは咳払いの後改めて話し合いが始まったのですが⋯⋯。
「あぁ⋯⋯俺としても就職先に心当たりがあるって聞いて来たわけだが⋯⋯」
なるほどなるほど就職先ね⋯⋯ん? 私は黙々と食べてた箸が止まった⋯⋯てかな〜〜んか嫌な予感が⋯⋯。
「あぁ⋯⋯そこにいる私のマイシスターの通ってる学園での体育の講師だ⋯⋯学園には既に私から推薦を出しておいたから、後はどうするかは君が決めるといい⋯⋯」
⋯⋯私はまありの突然の状況に無量空処の状態になりました⋯⋯いや⋯⋯マジで余りの情報量に頭の中が真っ白なんですよね⋯⋯てか甚爾さんアンタ原作じゃ呪術高専で講師なんてやってませんでしたよね⋯⋯。
「そうだな⋯⋯こんなロクデナシの俺を好いてくれたアイツの為にも少しはな⋯⋯」
うっ嘘でしょ⋯⋯嘘だと言ってくれよバーニィ!?
悲報⋯⋯私の知らない場所で原作ブレイクしてた件⋯⋯。
えっ何⋯⋯なんで原作死亡キャラのママ黒さん生きてんの? まっ全く意味がわからんぞっ!? 教えはどうなってんだ教えは!
いっいや⋯⋯まっまだアイツとだけしか言ってないしぃ⋯⋯まだママ黒さんと確定した訳じゃ⋯⋯。
「フフ⋯⋯また君の奥さんの話かい? 相変わらずしけてしまいそうだよ」
⋯⋯はいほぼママ黒さんが確定しましたよこんちくしょう⋯⋯。
とまぁそんな感じでパパ黒さんは私達、呪術高専の体育教師として入り、早速鼻っ柱をへし折る前提でフルボッコにして今に至る訳ですね⋯⋯。
いや⋯⋯ほんっと〜〜にもう何もかも無茶苦茶ですよ⋯⋯もうどうにでもなれって気分ですね⋯⋯。
はぁ⋯⋯もういっそのことあのクソメロンパンも原作ブレイク同様に、ナレ死してくたばってくれたらいいのに⋯⋯私はそんな事を思いながら盛大に溜息を吐くのでした⋯⋯。
おまけ
旅旅さん、風海さん、望月さん、あかさたなはまやさん、Windoweggさん誤字修正ありがとうございました。
今際一笑さん、ヘスティアさん、ino2さん高評価ありがとうございました。
Qどういう事⋯⋯だってばよ(甚爾に何があった?)
A今作の甚爾は原作と違いママ黒さんが死んでない為原作より丸くなってます⋯⋯なので賞金稼ぎよりも安定した収入をと思い、九十九さんに何か良い働き口って無い? 的に相談した結果が今回の話になります。ちなみにママ黒さん辺りの裏話は閑話で書く予定だったりします⋯⋯思ったより字数が伸びない場合はお蔵入りになるかも知れませんが⋯⋯。