NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが 作:ぜんはいざ
「フフ……ここにいらしたのね」
エマが唐揚げを俺の口の中に突っ込もうとした瞬間、現れたのはヨゼフィーネと取り巻きBのローザだった。
見ると、その手にはお弁当を持っている。
「ヨゼフィーネ様もお昼? じゃあ俺達と一緒に……」
「ええ、言われなくてもそのつもりですわ」
俺が誘うまでもなく、ヨゼフィーネが隣に座る……って、ちょっと近くない?
それはエマも感じたようで、彼女に即座にジト目を向けているぞ。
「ところで、その後どうなったかニコラスはご存知かしら」
「ああ、あのボンクラ……んっんー。ランベルト皇子は平民に落とされたと、兄上から聞いたよ」
「ではカロリング王国の王太子の件は?」
「えーと……」
そういえば、あの暴君ヤンデレについては詳しく聞いてないな。
確か帝国から追放したとかなんとか。
俺からすれば、せっかく王太子を人質にしたんだし、賠償金や領地くらいぶん取ってもいいと思うんだけど。
「……お父様からお伺いした話だと、その……きょ、去勢されたらしいですわ」
「おおう……」
恥ずかしそうにもじもじするヨゼフィーネからそう聞いた瞬間、俺は思わずサレ夫スティックを手で押さえる。
見ると、ユミルも同じように押さえていた。見た目メスガキでも、やはりコイツも男だった模様。
「じゃ、じゃあ、下手をすればカロリング王国に帰還したら、今度は大軍勢で帝国を攻めてくるんじゃ……」
「その心配はありませんわ」
先程とは打って変わり、ヨゼフィーネはきっぱりとそう言い切った。
もし俺なら、自分のアイデンティティを奪われたら一生恨むと思うんだが。
「ええと……それはどうして……?」
「フフ……別にそんなの、どうでもいいじゃないですの」
ヨゼフィーネが見せた含みのある笑みに、俺は色々な意味でぞくり、としてしまった。
ヤッバイ。これは悪役令嬢として、覚醒してしまったか?
「それより、さ、さっきの話、聞きましてよ? あなた、領地に戻らないそうじゃない」
「あ、ああ……」
「な、なら、わたくしと同じですわね! 今年はわたくしも、帝都で過ごすことになっておりましたもの!」
Iカップの胸をばるんっ! と突き出し、ヨゼフィーネが何故か偉そうに告げた。
そうなの? とローザを見やると、彼女は無言で頷く。つまりそういうことらしい。
「……そうなんですかー? ヨゼフィーネ様、帝都は暑いから、毎年夏は避暑地で過ごすって、去年おっしゃってたじゃないですかー」
「こ、今年は涼しいですもの!」
ジト目で睨むエマにツッコまれ、ヨゼフィーネは目を泳がせながらそんなことを
なお今年は記録的な猛暑らしく、帝都は去年と比べて五度以上暑い。
「そ、それに、お父様が最近入手された
珍しい花、ねえ。
どんな花なのか、ちょっと興味が湧いてきたんだけど。
「なあ、ヨゼフィーネ様。その花って、見せてもらうことって……」
「残念ですわね。
途中で俺の口を人差し指で
え? 何これ? 小学校低学年並みのエロ知識しかない彼女に、どうしてここまでエッチなお姉さんムーブができるんだ?
「まあ、その話はもういいじゃありませんの。それより早く食事を済ませませんと、お昼休みが終わってしまいますわ」
いつもの様子に戻ったヨゼフィーネが、おもむろにお弁当を広げる。
ほほう……やはり悪役令嬢だけあって、豪華な内容だな。
というか二段重のお弁当で、しかも中央に鎮座しているのって、伊勢海老だよな?
この世界にも伊勢海老が存在するなんて、初めて知った・
「あら、ひょっとしてわたくしのお弁当に、興味がおありなのかしら」
「それもあるけど、いつもは食堂でフルコース食べてるヨゼフィーネ様にしては、珍しいなと思って」
そう……普段の彼女は、取り巻きと一緒に食堂のテラス席で、優雅に昼食を
エマがお弁当を作ってきてくれるようになってからは、ヨゼフィーネとローザの二人で食べることが多いみたいだけど。
「その……べ、別にいいじゃないっ! わたくしだって、大勢で食べたくなる時がありますのよっ!」
顔を真っ赤にするヨゼフィーネ。
恥ずかしくなって逆ギレする彼女、バチクソ可愛いんだが。
「そ、そうか。なら早速食べようぜ……って」
何故かエマが俺の左腕にしがみつくと、ヨゼフィーネから離すように引っ張った。
「ええと、これだと食べづらいんだけど」
「大丈夫ですよー。ニコさんは、このわたしが食べさせてあげますから」
ニコニコ笑顔のエマはそう言うが、目が全然笑ってない。
それどころか、ご主人様であるはずのヨゼフィーネを
「むむ……でしたら……!」
今度はヨゼフィーネが、頬を
「え、えいっ! ですわっ!」
「っ!?」
なんとエマに負けじと俺の右腕にしがみついてきたんだが。
何これ。両腕がHカップとIカップに挟まれてるんだけど。最高かよ。
「どど、どうしたんだよ急に!?」
「ま、負けませんわ! わたくしだって……わたくしだって……っ!」
「むうううう! は、離れてくださいー!」
とうとう二人の綱引きが始まってしまうが、被害者であるはずの俺は、このラブコメな展開に頭がついていけない。というか、さっきからおっぱいの感触を堪能するのに必死である。
(ま、まさかとは思うけど……)
俺は一つの可能性に気づき、おそるおそるステータスをオープンしてみる……と……っ!?
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名前:ヨゼフィーネ=ヴァイデンフェラー
性別:女
年齢:16
種族:人間
職業:公爵令嬢(学生)
スキル:【悪役令嬢】
経験人数:0人
開発度(口):0
開発度(胸):21
開発度(膣):18
開発度(尻):89
好感度(ニコラス):だだ、大好きですわよっ! いけませんのっ!
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どうしてこうなった。
これじゃサレ夫の俺が、ヒロインを寝取った間男みたいになってるんだけど。
しかもあれだけ純真無垢だったヨゼフィーネが、こんなに
経験人数がゼロだから、つまりオナニーしたってことだよな。
というか、尻の開発度がアナルセ○クス開放してるどころか、このままカンストしてしまいそうな勢いなんだが。
男を含め、この世界は尻をぞんざいに扱い過ぎる。もっと大切にしようぜ。
「ぐぎぎ……っ。どうしてニコラス殿ばかり、いつもいつもこんな美味しい思いをするでござるか……っ!」
「本当だよー☆ センパイは、ぼくのものなのに☆」
いつの間にか屋上に戻ってきていたフーゴが血の涙を流して
収拾がつきそうもない状態に、俺もう吐きそう。
「……ニコラス氏、エロゲの主人公みたい」
「おい。なんでエロゲなんて言葉知ってる」
ぽつり、と呟いたローザに、俺は即座にツッコミを入れた。
とにかく、俺が何を言いたいかっていうと。
「くっそ、楽しいかよ」