【7/20オーバーラップ文庫から発売!】NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした 作:ぜんはいざ
オーバーラップ文庫から7/20ごろ発売!
後書きまでどうぞお読みくださいませ!
「えーと……興味本位で用具室に盗聴器を仕掛けて遊んでいたら、たまたまその、
昼休み。
俺は屋上でエマとヨゼフィーネの前で正座しながら、必死に言い訳をしていた。
なお、もちろん全て俺の創作ファンタジーであり、クリームヒルト先生のオホ声(CV.涼花み〇せ)は俺の脳内にしか再生されていない。
「つまりー、ニコさんはそういう趣味があったということですかー?」
「そうなりますわね……」
二人から
いや、だって、あまりいい言い訳が見つからなかったんだから、しょうがないだろ。
「ですけど、盗聴器はたしか、フーゴの魔導具じゃなかったかしら?」
「そうですー。なら、フーゴさんも一緒に聞いていたということですかー?」
「さ、さあ……どうだったかなー……」
追及を受け、俺は視線を泳がせる。
この場にフーゴがいなかったことが不幸中の幸いだが、いずれにせよ嘘がバレる前に、アイツに口裏を合わせるように言っておかないと……って。
「……ヨゼフィーネ様、フーゴ氏を連れてきた」
「い、一体何事でござるか!?」 拙者、何も悪いことはしていないでござるぞ!?」
お腐れ様の手によって、早々に退路を断たれてしまった。
このままでは、俺の嘘が露呈してしまうじゃないか。どうしよう。
「実はフーゴさんにー、教えてほしいことがあるんです」
「な、何でござるか……?」
「最近、ニコさんと一緒に、誰かのイチャイチャックスを盗聴していたことってないですかー?」
「っ!?」
待って。『イチャイチャックス』ってなんだよ。ルミナスシリーズの世界に、新たな造語が爆誕したんだが。
でも、機会があったら今度使ってみよう。学院内で流行らせてみたい。
「な、何のことでござるかなー?」
顔を背け、吹けもしない口笛を吹く真似をするフーゴ。
その仕草だけで、答えを言っているようなもの……なのだが。
(まさかコイツ、俺を
言っておくが、俺はフーゴと一緒に盗聴をしたのは、例のボンクラ皇子と女装したヤンデレ暴君の会話を拾った時だけ。決してエロ目的でそんなことをした覚えはない。
なのにフーゴは、あえて泥をかぶることで、俺を助けてくれるっていうのかよ……っ。
「いいから白状なさい。黙っていたら、ただではおきませんわよ」
腕組みをし、すごむヨゼフィーネ。
その迫力に、M心を刺激された変態ブタ野郎のフーゴは、
「ふう……仕方ないでござるなあ……」
観念したとでもいうように、肩を
ちょっとイラッとするのはともかく、まさかここで裏切るつもりじゃないだろうな。
フーゴの一挙手一投足を、俺は
「ニコラス殿に脅されて、仕方なくでござる。本当は拙者も、そんなことはしたくなかったでござるよ」
俺を指差し、流れるように裏切りやがった。
一応は俺の嘘を補完する形になったため、これでクリームヒルト先生とアルミンの件は追及されないだろうが、今度は別件で酷い目に遭わされそうな予感。
「なるほどー。つまりフーゴさんは、親友のニコさんに全てなすりつけるつもりなんですねー」
「フフ……いい度胸じゃない」
「ブヒッ!?」
それを察知したフーゴは、豚らしい悲鳴を漏らした。
「とりあえず、彼の魔導具は没収したほうがよさそうね。エマ」
「んふ♪」
ヨゼフィーネの言葉と同時に、エマがフーゴを取り押さえる。
フーゴ? 食用に解体される前の豚のように、がたがたと震えているが?
「フーゴさーん。大人しく差し出したほうが、身のためですよー?」
「はは、はいでござる……」
エロい目的のためなら皇室の落胤であるユリアンに敵対したフーゴも、さすがに地上最強の生物の前では無力。素直に盗聴器を差し出した。
「ではー、これはわたしが預かり……」
「待ちなさい。この盗聴器は、わたくしが管理いたしますわ」
ヨゼフィーネの言葉に、エマの眉が僅かに動く。
「……ヨゼフィーネ様に、こんなふしだらな物を持たせるわけにはいきませんよー。なのでこれはー、わたしが持っていたほうがいいと思います」
「あら、どうしてかしら? むしろこの魔導具は、使い方次第では帝国にとても有益なものよ? なら、ヴァイデンフェラー家が管理するのは当然ではなくて?」
冷たい微笑みを浮かべ、牽制し合う二人。
あれ? ひょっとして、二人とも盗聴器が欲しかったりする?
「ではお尋ねしますけどー……その魔導具、何に使うつもりです?」
「っ!? ……例えば、
「
何故か頷き、こちらを見やったエマ。
ひょっとして、フリートラント家が監視対象に入っているとか……って、さすがにそれはないか。
「ふう……ならこうしましょう。この魔導具、一緒に使うというのはいかが?」
「……それなら、仕方ないですねー」
どうやら取引が成立した模様。
エマとヨゼフィーネは互いに歩み寄ると、がっちりと握手を交わした。
だけど……なんで二人とも、俺を見てるんだよ。
あと笑顔が怖い。
「グ、グフフ……拙者の渾身の魔導具が、奪われてしまったでござる……」
「俺を裏切ったお前の自業自得では」
「酷いでござる! 酷いでござる!」
涙と鼻水とよだれでぐっちゃぐちゃになったフーゴの駄々っ子パンチを
「エマとヨゼフィーネは、誰を盗聴するつもりなのだろうか」
そう
お読みいただき、ありがとうございました!
『NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした』
オーバーラップ文庫様から7月20日ごろ発売!
オーバーラップ様の公式サイトでは試し読みも始まっておりますので、マッパニナッタ先生のレーアのオホ声イラストをぜひぜひご覧ください!
また、ゲーマーズ様やメロンブックス様では、有償特典のタペストリーも発売されます!
amazon様など各書店でも予約も始まっておりますので、どうかどうか、ご購入をお願いいたします!!!