【7/20オーバーラップ文庫から発売!】NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした 作:ぜんはいざ
オーバーラップ文庫から7/20ごろ発売!
後書きまでどうぞお読みくださいませ!
「ふいー……」
夕食を済ませ、俺は寄宿舎に備え付けられている大浴場で湯船に浸かり、至福の溜息を漏らす。
前世で日本人だった俺は、大のオフロスキー。年に数日しかない休日は、いつもスーパー銭湯に通っていたほどだ。
だが。
「センパーイ☆ 一緒に洗いっこしようよ☆」
「グフフフフ……ユミル殿も、素晴らしいちっぱいをお持ちでござるな」
「黙れキモブタ☆」
「ブヒヒヒヒ!?」
……風呂くらい、ゆっくり浸からせてくれよ。
なんでフーゴとユミルまで、一緒に入ってくるかな。
「だけど、センパイの裸を知っているのはぼくだけだよね☆ あのエマセンパイですら、まだ見ていないだろうし☆」
何故か勝ち誇るユミルだが……悪いな、実は既にエマに見られているんだよ。
そして俺のほうも、エマの陥没乳首をバッチリ目撃しているわけで。
「ねえ……☆ これって、いつでも裸のお突き……間違えちゃった☆ お付き合いができるってことだよね☆」
「その間違いわざとだろ。あとくっつくな」
何が悲しくて、風呂で裸のオスガキに迫られなきゃならんのだ。
たとえ見た目が美少女だとしても、不釣り合いなオスガキスティックをぶら下げている時点で罰ゲームなんだよ。
などと二人に絡まれ、
「あれは……」
大浴場に入ってきたのは、アルミンだった。
ご丁寧に、ショタスティックをタオルで隠して。
「むー……☆ ロリ枠はボクだけで充分なのに☆」
アルミンを見て、頬を膨らませるユミル。
お願いだから、どさくさに紛れて俺の膝の上に座るな。間違って俺のサレ夫スティックがアナルにインしたらどうするんだよ。
「あ……」
騒がしくしているものだから、アルミンがこちらの視線に気づいた。
彼はぺこり、とお辞儀をすると、そそくさと隅っこに移動して身体を洗い始める。
だが。
「当然とはいえ、スティックもショタサイズか」
「ふふん☆ ボクの勝ちだね☆」
ドヤ顔を決めるユミル。
というかお前のオスガキスティック、間男仕様だけにオーバーサイズなんだよな。
ちなみに、コイツが登場する『ルミナスの壊れた日々Ⅷ』のサレ夫であるボンクラ皇子は、ユミルの半分にも満たないポー○ビッツである。
俺? 同じサレ夫だが、一緒にしないでくれ。一応は標準サイズだぞ。……多分、きっと、おそらく。
「それよりセンパイ☆ さっきから彼のこと、気にしてるよね☆ 何かあるの☆」
「そうか? 気のせいだろ」
などと返してみるが、気にしていないと言えば嘘になる。
実際、あのショタはクリームヒルト先生が結婚していることを知っていながら不倫をしており、そのせいで間男のテオが暴走することになるんだ。
本音を言えば、オマエ等が余計なことをしたせいで、友人が巻き込まれたわけなのだから。思うところがあるのは当然だろ。
「とにかく、一つ言えることは、どの世界でもショタは一定の需要があるってことだよ」
「ぼくとしては、ジャンルが被るしこの世界から消滅してほしいけど☆」
アルミンを
ちなみに俺的には、オスガキも性癖じゃないのだが、どうすればいい?
◇◆◇◆◇
「それでフーゴ。もちろん盗聴器を奪われたまま、ってわけじゃないんだろ?」
次の日の休み時間、俺はフーゴと一緒にトイレに向かいつつ、そう尋ねる。
この変態な友人のエロに懸ける情熱を、俺だけは理解しているからな。この程度の障害で、くじけるような奴じゃない。
「グフフフフ……当然でござるよ。幸いなことに、盗聴器は以前に作った盗撮用魔導具とは違い、それほど費用がかからないでござるからな」
「つまり……」
「既に製作を終えているでござるよ。ほら、これでござる」
「おお!」
さすがはスキル
というか、奪われたのは昨日だっていうのに、作るの早過ぎじゃないか?
「まあ本当は、最初からスペアを用意していたというだけでござるが」
「何だよ、もったいぶりやがって」
種が明かされてしまえば、拍子抜けである。
普通に考えれば、既に超小型高性能カメラの時に懲りているはずだから、リスクヘッジをするのは当然か。
「グフフ……それより、そのことを拙者に尋ねたということは、ニコラス殿は誰を盗聴するでござるか?」
「さあな」
下卑た笑みを浮かべ尋ねるフーゴに、俺は素っ気なく返す。
誰を盗聴するも何も、結局のところ一人……いや、二人しかいないわけで。
「ということだから、スペアの盗聴器を寄越せ」
「ブヒ!? 唐突に
などと言ってやがるが、本当は最初から分かっていたくせに。
お約束な反応に溜息を吐きつつ、俺は右手を差し出すが。
「……これはラスイチなので渡せないでござる。その代わり、拙者も一緒について行って、一緒に盗み聞きするでござるよ」
交換条件だとばかりに提案するフーゴ。
コイツ、俺が誰を盗聴するか分かっていて、最初からそのつもりだっただろ。
俺は眉間を押さえ、思案すると。
「ハア……分かったよ」
「! 本当でござるか!」
俺は溜息を吐き苦笑して頷くと、フーゴが身を乗り出し喜色満面の笑みを浮かべる。
まあ、今回は別に俺の大切な友達が何か酷い目に遭ったりするわけじゃないし、ちょっとくらいご褒美をやってもいいよな。
そうして俺とフーゴは、トイレで用を足しつつ、放課後に落ちあう約束をしてそれぞれ教室に戻った。
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『NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした』
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