【7/20オーバーラップ文庫から発売!】NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした   作:ぜんはいざ

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発売まであと6日!
オーバーラップ文庫から7/20ごろ発売!
後書きまでどうぞお読みくださいませ!


ショタのオホ声聞かされるって、どんな罰ゲームなんだよ。

「おい……後をつけられたりとか、してないよな?」

 

 放課後、校舎裏に来て周囲を見回すキモデブな友人に声をかける。

 驚きのあまり声を上げそうになるフーゴだったが、口を押さえ必死に(こら)えると、俺だということに気づき安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 

「お、驚かさないでほしいでござる。とりあえず、エマ殿やヨゼフィーネ様には見つかっていないと思うでござるよ」

「ならいい」

 

 有象無象のクラスメイト達なら見つかったところで痛くもかゆくも……あるが、それでもダメージは少ない。

 もしこれが、エマとヨゼフィーネに知られでもしたら、俺は二度目の転生を迎えることになってしまう。

 

「よし。時間も惜しいし、早速向かうとしよう」

「どこへ行くでござるか?」

「生徒指導室だ」

 

 ということで、フーゴを連れて校舎裏を後にしようとする……んだけど。

 

「「っ!?」」

「……ニコラス氏も、フーゴ氏も、まだまだ甘いの」

 

 立ち塞がるように現れたのは、取り巻きBのローザ。

 どうやらつけられていたようで、俺はフーゴをジト目で睨む。

 

「せ、拙者、ちゃんと確認したでござるよ!? 決してローザ殿に気づかれるなどということは……っ」

「……ボクはニコラス氏を見張っていたから」

「俺ぇ!?」

 

 お腐れ様のターゲットは、まさかの俺だった模様。

 隣とはいえ違うクラスだというのに、どうやって待ち伏せていたのだろうか。授業をサボったとしか思えない。

 

「ええと……このこと、エマとヨゼフィーネ様には……?」

「……こんな面白そう……ゲフンゲフン。何をするのか分からない以上、まだ言えない」

 

 今、本音がちょっと漏れたよな?

 俺達がこれから何をするのか、分かってるんじゃねーか。

 

「つまり、ここでローザを仲間外れにしたら二人に密告して、一緒に連れていったら黙っていてくれるってことでOK」

「……そのとおり」

 

 ちっぱいを張り、ドヤ顔でサムズアップするローザ。

 正直俺、(いま)だにコイツことが理解できていない。

 

 この前も、『エロゲ』なんてワードが飛び出したし。

 

「ハア……分かったよ。ただし、連れて行く以上は俺の指示に従ってもらうからな」

「……了解」

 

 敬礼ポーズで答えるローザに、俺は溜息を吐く。

 予定外の人員追加はあったものの、今度こそ目的の場所である生徒指導室へ向かうとしよう。

 

 そして。

 

「よし。まだ来ていないな」

 

 中に誰もいないことを確認し、俺達は中へと入る。

 鍵? そんなもの、最初から掛かっていない。

 

 というのも、『ルミナスの壊れた日々Ⅶ』ではそのほうが都合いいからと、あえて開けっ放しにされているのだ。

 誰にとって都合がいいか? それはこの後確かめてくれ。

 

「時間もないんだ。早く済ませるぞ」

「な、何をでござるか……?」

「決まってるだろ。盗聴器を仕掛けるんだよ」

 

 フーゴを急かし、生徒指導室内に盗聴器を設置させる。

 たしかコイツの話では、最長十二時間の録音が可能だったはず。なら、証拠としては問題なく成立するだろう。

 

 そうして、廊下の陰で待つこと二十分。

 

「! 来た!」

 

 現れたのは、クリームヒルト先生とアルミン。

 二人は周囲を警戒する素振りを見せながら、生徒指導室の中へと入っていった。

 

「……ニコラス氏は、どうしてあの二人の盗聴を?」

「証拠集めのためだよ」

 

 あの二人が不倫している証拠を手に入れれば、テオが暴走しそうになった時に皇立学院側に報告の際に使うことで、ゲームと同じ結末を回避することができる。

 既にテオには二人の関係についてわざと教えてはいるので問題ないとは思うが、要は念のための保険だ。

 

 別にクリームヒルト先生とアルミンが不倫していようが知ったことじゃないことに変わりはないし、できれば関わり合いたくないが、ここがルミナスシリーズの世界である以上、何が起こるか分からないからな。

 

 ……いや、違うか。

 何が起こるのか分かっているからこそ、そうならないための準備を怠らないようにしているだけだ。

 

「ニコラス殿の話は分かったでござるので、早く聞くでござるよ!」

 

 もう待ちきれないとばかりに、俺とローザの会話に割り込むフーゴ。

 これからとんなオホ声が聞こえるのか、楽しみで仕方ない様子である。

 

「分かったよ。それじゃ、頼む」

「任せるでござる!」

 

 盗聴器の受信機を高々と掲げ、フーゴがスイッチを入れた。

 

 その時。

 

『ふふ……気持ちいい?』

『せ、せんせえ……切ないよお……っ』

 

 妖しく笑うクリームヒルト先生。

 アルミンの奴は、生き絶え絶えといった様子である。

 

「ひょっとして、じらされているのかな」

「きっとそうでござるよ!」

「……予想どおりというか、やはり先生が責めであのショタが受けみたい」

 

 まあ、それはそうだろうな。

 アルミンのアナルの開発度が、それを物語っていたし。

 

『じゃあ、いつものように入れるわね』

『ん゛……お゛、お゛お゛ん゛……っ゛』

 

 ……別にショタのオホ声なんて、聞きたくないんだが。

 

 そういえば、『ルミナスの壊れた日々Ⅶ』に限らず、サレ夫や間男の声は当てられていないから、アルミンがどの声優なのか、聞いてもよく分からんな。

 推しの声優だったら、すぐに特定できるんだけど。

 

 などとくだらないことを考えながら、俺達三人は、女教師とショタによるセ○クスを最後まで盗聴した。




お読みいただき、ありがとうございました!

『NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした』

オーバーラップ文庫様から7月20日ごろ発売!

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