【7/20オーバーラップ文庫から発売!】NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした   作:ぜんはいざ

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発売まであと5日!
オーバーラップ文庫から7/20ごろ発売!
後書きまでどうぞお読みくださいませ!


地上最強の生物と悪役令嬢が仲間に加わった。

「……証拠としては文句なしではあるんだが」

「はっきり言って、不完全燃焼でござるな」

 

 生徒指導室前を後にした俺達は、帝都のカフェに来て反省会をしていた。

 別に俺達に反省する要素はないんだが、それでも、あの二人のセ○クス現場を盗聴しても何一つ響かなかったわけで。

 

「……ショタは専門外だから、ボクの(へき)では受け入れられない」

「奇遇だな。俺もだよ」

 

 アルミンを(あお)ったりじらしたりするクリームヒルト先生の声は拾えたが、肝心の彼女自身の(あえ)ぎ声(できればオホ声(CV.涼〇涼)希望)は一度もなかった。

 つまり二人のセ○クスは、一方的にショタを責めるだけのプレイだということ。

 

 とはいえ。

 

(それは最初から分かっていたけどな)

 

 そもそも『ルミナスの壊れた日々Ⅶ』は、アルミンとのセ○クスに物足りなさを感じていたクリームヒルト先生につけ込んで、テオをはじめ間男達が彼女を寝取るというストーリー。

 

 なのでオホ声どころか(あえ)ぎ声一つ出さないのは、ある意味そういう仕様だし、彼女のステータスだってクリトリスはともかく膣や子宮の開発度が低いのも、ミニマムサイズのショタスティックでは仕方のないこと。

 設定ではセ○クスレスとなっている夫のマンシュタイン伯爵に関しては、言わなくてもお察しである。

 

「まああとにかく、おかげで証拠も手に入ったし、助かったよ」

「お役に立ったのなら何よりでござる。……ところでその録音データ、拙者ももらってもよいでござるか……?」

「使う気満々じゃねーか」

 

 というかお前、不完全燃焼じゃなかったのかよ。どこまで守備範囲が広いんだよ。

 

「……必要ないと思うけど、ボクも欲しい」

「ローザもか」

 

 あれだけ言いたい放題だったくせに、結局それか。

 だったら最初から、もっと(へき)(さら)け出していこうぜ。

 

「じゃあ聞くでござるが、ニコラス殿は録音データのお世話になるつもりはないでござるか?」

「もちろんだ」

 

 俺は胸を張って堂々と告げる。

 残念ながら、俺の心のタグに『男性受け』も『逆転無し』も存在しないんだよ。

 

「とにかく、二人とも協力してくれたお礼に音声データは複製してそれぞれ持ち帰っていいから、マスターデータは俺が持っておくぞ」

「やったでござる!」

「……わあい!」

 

 呆れ顔でそう告げると、二人は大はしゃぎしてハイタッチする。

 そもそも複製が可能なのか知らないが、製作者のフーゴが言ってるんだから大丈夫なのだろう。

 

 俺達は寄宿舎に戻ると、フーゴに音声データ(再生機能付き)を複製してもらい、それぞれ持ち帰った。

 

     ◇◆◇◆◇

 

「昨日はお楽しみだったそうですねー」

 

 次の日の朝、教室にやって来たエマが告げる。

 たとえ笑顔でも、それを額面どおりに受け取ってはいけない。

 

「ローザとフーゴと、三人でカフェに行ったらしいですわね。仲がよろしいこと」

 

 今度は羽扇(うせん)で口元を隠しヨゼフィーネが現れた。

 揃いも揃って朝から皮肉を言いに来るとか、暇なのかな?

 

「……ちなみに、その情報はどこから?」

「んふふー。もちろん、ローザとフーゴさんですよー」

 

 おのれあの二人。こうなることが分かっているくせに、なんでバラすかな。口が軽いにも程がある。

 

「それで、三人揃って何をしていたんですの? ……あなたのことだから、何か目的があるのでしょう?」

 

 ついさっきまでの()ねた様子から一変し、ヨゼフィーネが慎重な面持ちで尋ねる。

 とりあえず、さすがのあの二人も盗聴についてはゲロってはいないようだ。

 

 だが、さて……この二人に、言ってもいいものだろうか。

 

 クリームヒルト先生とアルミンのセ○クスを盗聴したのは、既にご存知のとおりテオが暴走しそうになった時のための保険。

 もしアイツがヒロインを寝取ろうとした場合、即座に学院に音声データを提供し、あの二人を追放する算段だ。

 

 その結果、クリームヒルト先生が離婚したり、アルミンが実家から勘当されたりしても、知ったことじゃない。

 

「んふふー、わたし達は知ってますよ。ニコさんが何かをされようとしている時はー、きっと誰かのためだってことを」

「ええ。今回もいつもの、ニコラスのお節介だってことくらいわね」

 

 そう言うと、エマとヨゼフィーネが両サイドから身体(正しくはおっぱい)を押しつけ、柔らかい笑みを浮かべた。

 俺に対する信頼度が望外に高くて恐縮するが、HカップとIカップの圧力がすごすぎて、理性が保てずそれどころではない。

 

 そもそも二人は勘違いしているが、最初はレーアと婚約破棄するための、寝取られの証拠集めだったので、クッソ個人的な理由なんだけど。

 

 まあそれはさておき、そろそろ嫉妬で目が血走った男子生徒達の視線がものすごく痛いので、二人には一旦離れてもらうとして。

 

「お節介かどうかは分からないが、迷惑ストーカーと化した友人が犯罪に走るのは、さすがに止めないと、と思ってな」

「なるほどー……」

 

 それだけで誰を指しているのか気づいたようで、エマは仄暗(ほのぐら)い表情でうつむき席に座るテオを見やる。

 

「そういうことならー、是非わたし達にもお手伝いさせてください!」

「本当ですわ! というか、わたくし達に内緒で動こうとするなんて、水臭いですわよ!」

「は、はは……」

 

 ずい、とバチクソ可愛い顔を近づけるエマとヨゼフィーネ。

 

 だけど、つまりこの二人を犯罪すれすれ(というか犯罪)に巻き込むことになるので、いいのかなー、と思いながら、俺は乾いた笑みを浮かべるしかなかった。

 

 まあ、今さらなんだけど。




お読みいただき、ありがとうございました!

『NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした』

オーバーラップ文庫様から7月20日ごろ発売!

オーバーラップ様の公式サイトでは試し読みも始まっておりますので、マッパニナッタ先生のレーアのオホ声イラストをぜひぜひご覧ください!

また、ゲーマーズ様やメロンブックス様の有償特典のほか、各書店様でもSSリーフレットなどが付属されます!
本編では描かれなかった、レーアの寝取られの過程を間男別に読めますよー!

amazon様など各書店でも絶賛予約中!
どうかどうか、ご購入をよろしくお願いいたします!!!
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