【7/20オーバーラップ文庫から発売!】NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした 作:ぜんはいざ
オーバーラップ文庫から7/20ごろ発売!
後書きまでどうぞお読みくださいませ!
「あと一週間で、夏休みでござるなー」
「そうだなー」
昼休みの屋上で、空を眺めながら呟くフーゴに気のない返事を返す。
あれからテオに目立った動きもなく、むしろ教室では
一方でクリームヒルト先生とアルミンは、放課後になればいつも生徒指導室でセ○クスに興じている模様。
といっても、満足しているかどうかは別の話だが。
やはりショタという性癖だけでは、難しいのかもしれない。
「さすがの拙者も、放課後の度にあの二人を盗聴するのは面倒になってきたでござるよ」
「分かる」
テオが色々としでかさないために、俺達は毎日あの二人を盗聴している。
そのせいで、俺達の放課後ライフは台無しだよ。チクショウ。
「だがまあ、それもあと一週間の辛抱だ。夏休みになれば、テオだけでなくあの二人も、それぞれ実家の領地に帰ることになる」
「そうなれば、そもそも接触する機会が失われるということでござるな」
「そういうことだ」
できればクリームヒルト先生とアルミンの関係も、そのまま自然消滅してくれればいいのに。
そう思うのだが。
(まあ、無理だろうなー)
『ルミナスの壊れた日々Ⅶ』は後期の授業期間が舞台となっており、ご存知のとおり『寝取られエンド』と間男との『純愛エンド』しか存在しない仕様。
なので夏休みが明ければ、いよいよストーリーが始まってしまうわけで。
(よくある転生もののラノベみたいに、原作の強制力が働く的なものがあったりするのかなー……できればお断りしたいところだが)
などと心の中で
だが、ヨゼフィーネを救うことができた今となっては、ありがたいことにそれは存在しないことが証明されている。
つまりありがたいことに、必ずしも『Ⅶ』と同じストーリーが始まることが保証されているわけじゃない。
なら、それにワンチャン賭けてみるっていうのも、ありではないだろうか。
既にクリームヒルト先生とアルミンが不倫してしまっている以上、阻止できなさそうだけど。
俺にできることといえば、せめて友人のテオの暴走だけでも止めることくらいか。
「まあ、そっちはそういうことだから、お前はそろそろ補習という名の現実に向き合えよ」
「せっかく忘れていたのに、思い出させるなんて酷いでござる!」
短い手足をバタバタさせ、猛抗議するフーゴ。
俺達と一緒に遊ぶこともできず、コイツは学院に残って合格するまで補習三昧だからな。プークスクス、可哀想に。
などとフーゴを
「ニコさんは、帝都に新しくプールができたことを、ご存知ですかー?」
右隣で俺達のやり取りを見守っていたエマが、ニコニコ笑顔で尋ねる。
鈍感ラノベ主人公とは違うこの俺は、質問の意図をちゃんと理解しているぞ。
「もちろん。夏休みの間に、一度は行っておかないとな」
「そ、そうですわよね! 行ってみないことには、どのような施設なのか、分かりませんもの!」
左隣でちらちらと様子を
うんうん。君の言いたいことも、鈍感ラノベ主人公とは違うこの俺は理解しているぞ。
ただ。
「じゃあセンパイ、ぼくと二人っきりで一緒に行こうよ☆」
そんな二人の思惑を無視してそんなことを
とはいえ、エマもヨゼフィーネも、みんなを出し抜こうと考えていたことは見抜いているけど。
「分かった。じゃあ
「……わあい!」
「酷いでござる! 酷いでござる!」
喜ぶローザとは対照的に、フーゴは涙と鼻水とよだれで顔をぐっちゃぐちゃにして猛抗議する。
だけど、こればかりはどうしようもないしなー。(棒読み)
一方で、俺の言葉を受け複雑な表情を浮かべるのは、エマ、ヨゼフィーネ、そして提案者のユミルの三人。
オスガキはともかく、二人には少々悪い気もするが、
「むー☆ しょうがないなー☆」
口を尖らせ、渋々了承するユミル。
エマとヨゼフィーネも顔を見合わせると、肩を
よしよし、とりあえずこの場は丸く収まって何より……。
「じゃあさ☆」
……まだ何かあるのかよ。
「せっかくだから、放課後はみんなで水着を買いに行こうよ☆」
まさかの素晴らしいご提案だった。
お読みいただき、ありがとうございました!
『NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした』
オーバーラップ文庫様から7月20日ごろ発売!
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音声動画につきましても、7月20日に公開予定!どうぞお楽しみに!
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