NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが   作:ぜんはいざ

13 / 106
地味系女子の裏の顔。

――――――――――――――――――――

名前:フーゴ=クナップ

性別:男

年齢:16

種族:人間

職業:伯爵子息(学生)

スキル:【特級魔法技師】

経験人数:1人

開発度(口):7

開発度(胸):31

開発度(膣):0

開発度(尻):24

好感度:30

――――――――――――――――――――

 

 ヤバイ。コイツ、既に女子の誰かを毒牙にかけてやがった。

 

 ただ、昨日の放課後時点でのコイツのステータスは、経験人数を含めほぼ全ての項目がゼロだったことを覚えている。なら、それから何かがあったということだ。

 

「……すみません。俺、もう帰ります」

「ちょ、ちょっと、どうしたんですの!?」

 

 俺の雰囲気が変わったことに気づいてか、ヨゼフィーネが困惑した様子を見せる。

 ひょっとしたら、自分がこの教室に来るなと余計なことを言ったせいで気を悪くしてしまったのかと、そんなことを考えているのかもしれない。

 

「いやあ、実は用事があったことを忘れてましてね。結構急ぎなんで、焦ってしまって」

「そ、そうでしたの……」

 

 変に気を遣わせてはいけないと思った俺は、努めて明るい感じで嘘の理由を告げた。

 それを受け、ヨゼフィーネは安堵(あんど)の表情を浮かべる。誤解が解けたようで何より。

 

 やっぱりヒロインには、勘違いなんかで余計な気を遣わせたくないからな。

 

 ということで、慌てて自分の教室に戻った俺はカバンを手に取り、フーゴの後を追おうとした……んだけど。

 

「わたしもご一緒しますよー」

「エマ!?」

 

 なんと教室の前で、帰り支度を済ませたエマが笑顔で待ち構えていた。

 どうやらフーゴの尾行について来るつもりらしい。

 

「い、いやいや、俺の用事が何なのか、分かってないよね!?」

「分かりますよー。うちのクラスのフーゴさんを追いかけるんですよね」

 

 おおう、見事に当てやがった。

 というか、どうして分かったんだよ。

 

「んふふー。ニコラスさん、教室に来るといつもフーゴさんを見ていましたし、特に今日は彼を見た瞬間に表情が変わりましたから」

 

 得意げに下から俺の顔を(のぞ)き込むエマ。

 まさか間男を観察しているところを、彼女に観察されていたなんてな。その関係、まるでラブコメ相関図みたい。決してナイスボートな某クズ主人公のエロゲみたいな相関図とは違うぞ。

 

「それに、一緒にあのチャラチャラした黒い人をとっちめた仲じゃないですかー。きっと今回も、婚約者絡みなんですよね?」

「…………………………」

 

 恐るべきエマの洞察力に、俺は言葉を失う。

 俺、そんなに分かりやすい行動をしていただろうか。いや、してないよな。

 

「沈黙は肯定と受け止めますー。なので、早く追いかけないと見失ってしまいますよ」

「ちょ!?」

 

 エマに強引に手を引っ張られ、俺達はフーゴを追いかけた。

 

     ◇◆◇◆◇

 

「……まさかフーゴさんに、恋人がいるなんて思いもよりませんでしたー」

 

 学院の玄関まで来た俺達は、フーゴが地味な女子生徒と一緒にいるところを目撃してしまった。

 なるほど……彼女がフーゴの餌食になったのか。俺だって前世を含めまだ童貞だっていうのにチキショウめ。

 

「ニコラスさんはあの女性をご存知なのですかー?」

「いや、初めて見るぞ」

 

 『ルミナスの壊れた日々Ⅲ』に限らず、ルミナスシリーズ全てにおいてあんな女子生徒は登場していない。

 エマやローザのように二頭身ドットキャラだけのNPCである可能性もあるが、そうなると誰なのかを特定するなんて絶対無理だ。

 

「あ、動くみたいですよー」

 

 フーゴはいやらしい笑みを浮かべ地味系女子の腰に手を回し、玄関を出て行く。

 俺達も気づかれないように、物陰に隠れながら後を追うのだが。

 

(あの野郎……!)

 

 なんとフーゴの奴は地味系女子の腰だけでは飽き足らず、大きなお尻までさわさわし始めたじゃないか。

 通行人もいるっていうのに、大胆な真似をしやがって。羨ましい……ゲフンゲフン。酷いことをする奴だ。

 

「うわー……あれって、普通に痴漢ですよねー……?」

「双方合意の上かどうかにもよるが、いずれにしても公然わいせつではある」

 

 余談だが、前世にあった同人関連の商品の販売サイトでは、海外のクレジット会社の審査がエロに厳しくなったせいで、痴漢を含めいくつかのワードが使えなくなった。

 だからそのサイトでは、禁止ワードを伏せ字にしたり、中には『秘密さわさわ』とか『すやすやえっち』とか、違うワードに変換してたっけ。

 

 え? このゲームに『秘密さわさわ』や『すやすやえっち』はあるのかって?

 もちろん、しっかりタグ付けされていましたが何か?

 

 それはさておき。

 

(あの地味系女子が、フーゴの童貞卒業の相手ということでいいんだよな?)

 

 ということで、俺は恒例の【ステータスオープン】を発動させると。

 

――――――――――――――――――――

名前:リタ=アイスナー

性別:女

年齢:17

種族:人間

職業:子爵令嬢(学生)

スキル:【女王様】

経験人数:189人

開発度(口):98

開発度(胸):92

開発度(膣):99

開発度(尻):93

好感度:30

――――――――――――――――――――

 

 …………………………おん?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。