【7/20オーバーラップ文庫から発売!】NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした   作:ぜんはいざ

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一点で開発すると、抵抗力皆無。

「……アルミン君。あなたは先生を騙して、そんなことを考えていたのね」

「っ!?」

 

 悲痛な表情を浮かべ、うつむき立つクリームヒルト先生がいた。

 その両脇には、エマとヨゼフィーネが控えている。

 

「まあ、最初からそのつもりで先生に隠れて見てもらっていたわけだが……それにしてもオマエ、いくら何でも頭悪すぎ」

 

 どうしてクリームヒルト先生に聞かれている可能性に思い至らないのか、本気で理解に苦しむ。

 そもそも俺のことを認識していたなら、エマとヨゼフィーネがいないことに違和感を覚えろよ。

 

 二人はいつも、俺の(そば)にいるっていうのに。

 

「せ、先生! 違うんです! これは全部、ニコラス先輩が仕組んだことで!」

 

 胸に手を当て、アルミンが必死に訴える。

 まさかとは思うが、あれだけ醜態を(さら)しておいて、まだ何とかなると思っているんだろうか。

 

「僕は……僕は先生に見捨てられたら、これからどうすれば……っ」

 

 感極まり、とうとう涙を(こぼ)すアルミン。

 もし前戯(ぜんぎ)……じゃなかった。本性を見せずにショタの仮面を最後まで被り続けていたのなら、確実に信じてもらえたと思えるほどの名演技。今さら遅いけど。

 

「もちろん、補習を受ける必要もないわけですから、速やかに実家に帰りなさい。……虐待も受けていないようだし?」

「う……うう……っ」

 

 諦めが悪かったが、とっくに試合終了していたことにようやく気づいた模様。

 絶望の表情を浮かべたアルミンは、膝から崩れ落ちた。

 

「プークスクス。先生で童貞が卒業できなくて、残念だったな」

「っ!」

 

 (あざけ)りながら肩を叩いてやると、アルミンが血走った目で(にら)む。

 そう……コイツがどれだけ(のたま)おうが、所詮は使い道のない残念なショタスティックを持て余すだけの、悲しき童貞。

 

 ……言っておくが、DT卒業に関しては、俺には可能性しかないから。むしろ可能性の獣だから。

 

「そういうことだから、オマエは安心してこの学院から退場してくれ」

 

 『ルミナスの壊れた日々』という、NTRだらけのいかれた世界からな。……って、あれ? ひょっとして、早々に退場したほうが幸せなのでは?

 

 項垂(うなだ)れるアルミン。

 だが、ゆっくり立ち上がると、おぼつかない足取りでクリームヒルト先生の横を通り過ぎた。

 

 その時。

 

「っ!?」

「動くなッッッ!」

 

 どうやら懐に隠し持っていたようで、アルミンは小さなナイフを手にクリームヒルト先生を羽交い絞めにした。

 

「や、やめなさい……こんなことをしても、どうにもならないわ……」

「黙れよ。こうなった以上、せめてあんたを好き放題してやらないと、気が済まねーんだよ」

 

 ショタに似つかわしくない匕首(どす)の利いた声で、彼女の説得を無視して空いている左手を伸ばすと。

 

「ん……んぅ……っ」

 

 アルミンはHカップのおっぱい……いや、乳首をピンポイントでつまみやがり、先生はくぐもった声を漏らす。

 開発度がそこまで高くないため、ユリアンにコリコリされていたレーアとは反応が違うようだ。当然か。

 

「ハア……最後まで往生際の悪い奴だなあ……」

「う、うるさい! 余裕ぶってんじゃねーよ!」

 

 額を押さえ溜息を吐く俺。

 それが気に入らなかったようで、アルミンがナイフを彼女の首筋に当てつつ、今度は左手を股へと差し込んだ瞬間。

 

「っ!? ん゛お゛っ゛!? お゛、お゛、お゛ん゛ん゛ッ゛ッ゛ッ゛!?」

 

 突然、屋上にこだまする、クリームヒルト先生のオホ声(CV.○貴涼)。

 確かに俺は以前、彼女のオホ声を聞きたいと心の中で願ったことがあったが、まさかそれが今日だったなんて。

 

(だが、彼女の開発度は全体的にあまり高くなかったはず…………………………あ)

 

 俺は、ようやく思い出す。

 彼女の開発度、クリトリスだけ異様に高かったことを。

 

 あの部位だけ高かったということは、おそらくは彼女自身が開発したのだろう。

 つまりクリームヒルト先生は、クリオナが大好きだったということか。

 

「ハア……ハア……先生って、こんな声を出すんだ……まるでケダモノみたいだね」

「お゛……お゛、お゛……そ、そんなこと、な゛い゛い゛……ん゛、ん゛……っ゛」

 

 もっとこのASMRを聞いていたい衝動に駆られるが、エマの瞳からハイライトが消えかかっているので、そろそろお開きにしよう。

 

「エマ」

「んふ♪」

「っ!?」

 

 俺の合図で、瞬く間にアルミンのナイフを奪い、そのまま床に組み伏せる。

 そもそも、こちら側に地上最強の生物がいる以上、物理で訴えようとした時点で敗北が確定しているんだよ。

 

「これでオマエは、ただ退場するだけでは済まなくなったな」

「ぅ……」

 

 この後に待っている未来を想像したのか、アルミンは顔を青くし、(うめ)き声を上げる。

 このままだと貴族の身分が剥奪されるのは確実だし、さすがにこの程度じゃ極刑ということはないだろうが、それでも国外追放くらいはあり得るだろうからな。

 

 まあ、それはそれで罪を償ってもらうとして。

 

 ――バキッッッ!

 

「ぷげっ!?」

「……オマエの身勝手な欲望のために、親身になってくれた先生を傷つけるんじゃねーよ」

 

 どうにも許せなかった俺は、アルミンの髪をつかみ、思いきりぶん殴った。

 だってそうだろ?

 

 コイツのせいでクリームヒルト先生が、今も悲痛な表情を浮かべているんだから。




お読みいただき、ありがとうございました!

『NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした』

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今後も『NTRエロゲ』についてのイベント告知などが控えておりますので、どうぞお楽しみに!

それでは皆様、どうかどうか、本作のご購入をよろしくお願いいたします!!!
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