【7/20オーバーラップ文庫から発売!】NTRエロゲに転生して婚約者を寝取られた俺を救ったのは、地上最強の取り巻きモブ女子Aでした   作:ぜんはいざ

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胸糞案件。

「さ、災難だったでござるな……」

「言うな……」

 

 その日の夜、俺はフーゴの部屋で憐みの視線を向けられた。屈辱である。

 まあ、それは置いといて。

 

「それで、テオの奴はどうだ? 何か怪しい動きは……」

「むしろ怪しくない動きなんて、皆無でござるよ。アルミンというショタが排除されて、完全に調子に乗っているでござる。ストーキングのオンパレードでござるよ」

 

 フーゴ曰く、クリームヒルト先生があの醜いオークのクレーム対応をしていた時も、ちゃっかり教官室を陰から(のぞ)いていたらしい。しかも彼女ではなく、それを見守っていた俺達を。

 

 つまり、先生←俺・エマ・ヨゼフィーネ←テオ←フーゴという、訳の分からない感じで監視していたことになるわけで。コントかよ。

 

 加えて、補習後も安定のストーキング。クリームヒルト先生の後をつけ、屋敷の前で中の様子を(うかが)えないかと、(のぞ)きのポイントを物色していたそう。

 

「よし、もう衛兵に通報しようぜ」

「手っ取り早いように思えて、きっと相手にしてもらえないでござるよ」

「だよなあ」

 

 残念ながら『ルミナスの壊れた日々』の世界は、NTRをするために色々と社会のルールがぶっ壊れているというか、都合の悪いものは最初からなかったりする。

 当然ながら前世みたいにストーカーを規制する法律なんて存在しないし、余程言い逃れできないような証拠でも突きつけないかぎり、罪に問うのは無理だ。

 

 何より。

 

「ニコラス殿も、そうならないように阻止しているでござるし」

「まあ、な……」

 

 間男を友人に持ったばっかりに、こんなに苦労させられるとは。

 俺、前世で悪いことをした覚えはないんだがなあ……。

 

「とにかく、拙者はテオ殿を引き続き監視するでござるよ。ニコラス殿は、早く解決策を考えるでござる」

「おう……」

 

 正直、テオを止めるためには排除するのが最適だが、それはそれで友達を酷い目に遭わせることになる。

 かといって、今できることはこうやって行動を逐一監視して、未然に食い止めるしかない。

 

「ハア……疲れる」

 

 俺は溜息を吐き、肩を落とした。

 

     ◇◆◇◆◇

 

「ク、クリームヒルト教官!」

 

 次の日の補習授業中、昨日教室に来た教官が、勢いよく扉を開けて彼女の名を叫んだ。

 あれかな? また醜いオークが、クレームを入れにやって来たってところか。

 

「ひょっとして……」

「バルドベルク侯爵です……」

 

 ほら、やっぱり。

 

「ハア……あなた達は、昨日と同じように自習をしていてください。決してサボったりしてはいけませんよ?」

 

 クリームヒルト先生は生徒達に釘を刺すと、重い足取りで教官室へと向かった。

 

 さて、それじゃ俺もそろそろ……って。

 

「ニコさーん、今日も教官室を監視するんですかー?」

「昨日と同じ結果にしかならないと思いますけど……」

 

 どうやら二人は、教官室へ行くのはあまり乗り気じゃない模様。

 彼女達の言うとおり、きっと同じことが繰り返されるだけだろうし。

 

 なので。

 

「教官室のほうは、テオの監視ついでにフーゴに任せる」

「ブヒ!? で、でも拙者、補習があるでござるよ!?」

「今さらだろ。昨日だって、結局テオを監視していたんだし」

「そ、それはそうでござるが……」

 

 顔をしかめるフーゴ。

 なのに、いそいそと監視グッズ(双眼鏡)を手にしている時点で、見張る気満々じゃねーか。

 

「とにかく、任せたぞ」

「仕方ないでござるなあ……」

 

 やれやれとかぶりを振り、フーゴは教官室へと向かう。

 そして、俺達三人はというと。

 

「ちょっといいかな?」

「っ!? ああ、あたし!?」

 

 声をかけると、あからさまに挙動不審になる女子生徒。

 彼女こそ、醜いオークの娘であるエルマだった。

 

 そう。珍しく今日の補習に彼女が出席したので、ルートヴィヒが来たら接触しようと考えていたのだ。

 

(それにしても……)

 

 彼女もモブのNPCのはずなのに、やはりエマ達と同様に美少女。

 

 ヨゼフィーネとはまた違った、ちょっと人工的な金髪に、猫のような(つぶ)らなヘーゼルの瞳。鼻筋は通っており、ぷっくりとした唇がバチクソエロい。

 スタイルはとにかく肉付きがよくて、いわゆるぽっちゃり系なわけだが、その分おっぱいとおしりがとにかくデカい。最低でもHカップはあると見た。

 

 というか最近思うんだが、この世界ってむしろHカップが標準サイズなのではないだろうか。

 

「君も知っているかもしれないが、実は昨日から君の父君が学院に対して苦情を入れているんだ。それで、実家では父君とどんな話をしているのか、それが知りたくてね」

 

 努めて紳士的に尋ねたのに、エルマは守るように自身の身体を抱き、身構える。

 知らない男に声をかけられたらこうなるのかもしれないが、ちょっとショック。

 

「んふ♪ ニコさんがお聞きしましたよねー?」

「わたくし達も暇じゃありませんの。早く教えてくださらない?」

「ヒッ!?」

 

 笑顔の仮面を張り付つけるエマと、あからさまに不機嫌そうに詰め寄るヨゼフィーネ。

 エルマが悲鳴を上げてしまうのも当然というもの。

 

 だが。

 

「あ……あたし、何も知らないっ!」

「あっ」

 

 耐え切れなくなったエルマは、勢いよく席を立つと、そのまま教室を飛び出して行ってしまった。

 とりあえず少しでも情報を得ようと、見失う前に俺はスキルを発動させたわけだが。

 

――――――――――――――――――――

名前:エルマ=バルドベルク

性別:女

年齢:16

種族:人間

職業:学生(侯爵令嬢、肉便器)

スキル:【幸運欠乏症】

経験人数:1人

開発度(口)    :99

   (胸)    :99

   (乳首)   :99

   (クリトリス):99

   (膣)    :99

   (子宮)   :99

   (尻)    :99

   (アナル)  :99

   (その他)  :99

好感度(ルートヴィヒ):0

――――――――――――――――――――

 

 これ、ひょっとして胸糞案件なのでは。




お読みいただき、ありがとうございました!

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それでは皆様、どうかどうか、本作のご購入をよろしくお願いいたします!!!
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