NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが 作:ぜんはいざ
『ルミナスの壊れた日々Ⅲ』における好感度は三〇を標準として、関係性やその後の選択肢によって上下する。もちろん一〇〇が最大値だ。
つまり、エマの俺に対する好感度は最悪ということになる。
……このステータス、実はバグってない?
「? どうかしましたかー?」
「っ!? い、いや、何でもないぞ!?」
気づけばエマの顔がメッチャ至近距離にあり、驚いた俺は思わず仰け反った。
彼女は自分がどれだけ美少女なのか、ちゃんと理解していないんじゃないだろうか。心臓に悪い。
「さ、さあて。フーゴもどこに行ったか分からなくなったし、今日はこれくらいにして帰るとするか」
「はい!」
少し気まずい俺は少しぎくしゃくしながらそう言うと、エマは笑顔で元気よく頷いた。
ふう……とりあえず、なんとか落ち着いたぞ。
そうして俺達はその場を離れ、寄宿舎に帰るのだが、その道中で。
「え、えーと……知ってるかもしれないが、親しい人は俺のことを〝ニコ〟って呼ぶんだ。だからこれからは、エマにもニコって呼んでほしい」
「! はい! ニコさん!」
まったく、俺はどこまでチョロいんだ。ニコって呼ばれて嬉しいんだが。
エマの好感度はゼロだっていうのになあ……。
だけど。
「えへへ……ニコさん、ニコさん」
満面の笑みでこんなに嬉しそうに愛称を連呼されたら、彼女の好感度のステータス関係なく俺の頬がゆるっゆるになってしまうだろ。
◇◆◇◆◇
「ニコさーん、もちろん今日もフーゴさんを監視するんですよね?」
次の日の朝、ランベルト皇子が来ていないかと俺のクラスに来たヨゼフィーネのお供をするエマが、そんなことを耳打ちしてきた。
何これ。まるでラブコメラノベにあるような、ヒロインと内緒話をするシチュみたいじゃん。
「そのつもりだ。レーアが復学する前に、浮気の可能性についての情報を少しでも入手しておく必要があるしな」
なんて同じく耳打ちして答えたものの、既にフーゴがシロであることは確定している。
レーアを寝取った間男は、残る二人のいずれかだ。
じゃあフーゴの監視なんて必要ないんじゃないかって? 何度も言わせないでくれ。
ゲームのシナリオどおりに進行するなら、いずれレーアを寝取ろうと画策するのは確実なんだから、面倒を増やさないためにもそれを阻止するのは当然だろ。
……本当は、フーゴの持つ超小型高性能カメラが狙いだけどな。
これも何度も言うが、俺は盗撮目的でカメラが欲しいわけじゃない。断じてな。
あくまでも、レーアの寝取られの証拠を押さえるのに活用するためだ……って。
「あなた! どうして殿下がお見えではないのかしら!」
「うおっ!?」
俺とエマの間を割って入り、勢いよく机を叩くヨゼフィーネ。
驚きのあまり俺は思わず声を上げた。
「そ、それを俺に言われても……」
「でもあなた、昨日言ったじゃない! 『ランベルト殿下も、明日は息抜きに学院に顔を出すかもしれません』と!」
「いや確かに言いましたけど!?」
俺、ちゃんと『ひょっとしたら』って前置きしてますよね!?
なんでこんなに責められないといけないんだよ!? 理不尽だ!
「今日こそはランベルト殿下にお逢いできると思いましたのに……」
「「ヨゼフィーネ様……」」
急に勢いをなくし、あからさまに落ち込むヨゼフィーネの背中をさすり、心配そうに見つめる取り巻きの二人。
うーん……だけど、確かにこれはちょっと可哀想かもしれない。
『ルミナスの壊れた日々Ⅷ』では、ランベルト皇子が第一皇子である兄との王位継承争いに躍起になっているせいでヨゼフィーネを
このままいけば、シナリオどおり本当に寝取られてしまう。
(……なんて、そんなことをさせるつもりはないけどな)
少なくとも今はまだヨゼフィーネも間男と接触している様子はないし、仮に間男の誰かが近づいてきたら、全力で排除する所存。
NTRをあくまでフィクションとして楽しむならともかく、リアルでそんなことされたら許せるはずがないだろ。
俺が現在進行形で婚約者を寝取られているだけに。
「ハア……それにしても、もうちょっと婚約者を大事にしろよな」
「ニコくんがそれを言うかな」
俺の呟きを耳聡く聞いていたテオが、ジト目で睨みツッコミを入れてきた。
というか、俺はレーアを蔑ろにした覚えはないんだが。
「レーアさんがまだ復学できないのって、少なからずニコくんに原因があると思うよ」
「なんでだよ」
「だってよく考えてごらんよ。レーアさんが休学してから、一度だってお見舞い……は遠いから無理だとしても、手紙の一つくらい送ったことある?」
うぐう、痛いところを突いてきやがる。
レーアが寝取られていることを知ってしまったから、正直あまり関わりたくないんだよなあ……。
「身に覚えがあるみたいだし、今日にでも手紙を書いたら? そうじゃないと、浮気されたって知らないからね」
『Ⅶ』のヒロインを寝取ろうとする間男のくせに、的確に指摘するテオ。間男のくせに。
だけどまあ、確かに手紙くらい書いてやっても
「分かったよ。寄宿舎に帰ったら、手紙を……」
そう言おうとした時、一人の女子生徒が教室に入ってきた。
それは。
「そ、その……ご心配をおかけしました……」
どこか照れくさそうに頭を掻く、俺の婚約者――レーアだった。
「今日から復学するんだね! よかった!」
「心配したんだよ! レーア!」
色めき立ったクラスメイト達が瞬く間にレーアを取り囲み、口々に言葉をかける。
残念ながら俺は乗り遅れてしまい、輪の中に入れずじまいだった。
テオ? あいつも俺そっちのけで、レーアの
「あなた、あそこに行かなくていいんですの?」
「はは……」
何か言いたげな視線を送ってくるヨゼフィーネに、俺は愛想笑いを浮かべた。
ちょっと婚約者の仮面を被れそうになくて
ということで。
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名前:レーア=クライネルト
性別:女
年齢:16
種族:人間
職業:伯爵令嬢(学生)
スキル:【
経験人数:1人
開発度(口):91
開発度(胸):94
開発度(膣):97
開発度(尻):48
好感度:100
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オイオイオイオイ、アナルセ〇クス開放されてるじゃねーか。