NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが 作:ぜんはいざ
「今日はよろしく頼むよ。どのチームよりも成果を上げようじゃないか」
『ルミナスの壊れた日々Ⅲ』に登場する四人の間男のうちの、最後の一人――。
――生徒会副会長〝ユリアン=レッツェル〟。
異世界ファンタジーだからこそ許される、青色の髪とサファイアのような濃い青の瞳。
甘いマスクに嫌味のない笑顔。
むしろ何もしなくても、この学院に通う女子生徒を寝取ることなんて
「ところで……三人ともどうしたんだい? 何か問題でも……」
「へ? ……ああいや、なんでもない」
不思議そうに尋ねるユリアンに、俺は我に返りつつかぶりを振った。
この男がレーアを寝取った間男である可能性は五〇パーセント。不用意にこっちの思惑や感情を
「俺はニコラス=フリートラントだ。よろしくな」
「ああ。僕はユリアン=レッツェルだ」
平静を装いつつ、俺達は互いに右手を差し出し、握手を交わす。
今のところ、怪しい感じはしないが……。
「君もよろしくね。ええと……」
「すみませんー。あなたに名乗るつもりはないので」
「っ!?」
明らかに拒絶の姿勢を見せるエマ。
間男だから……かと思ったが、さっきはイボ野郎に殺気を見せたものの、それでもここまであからさまな態度を取ったりはしなかったし、何より同じ間男であるフーゴとは、普通……ではなかったものの、握手を交わしている。
一体エマは、この男の何が気に入らないのだろうか。あるいは、この男との間に何かあるのだろうか。
「……残念ながら、彼女に嫌われたみたいだ」
そう言うと、ユリアンは苦笑して肩を
周囲の女子生徒達は、そんなユリアンの一挙手一投足に黄色い悲鳴を上げる。なんだこれ。
「拙者、あの男を好きになれそうにないでござるよ」
「奇遇だな、俺もだ」
熱い視線を送っている女子生徒達に笑顔で手を振るユリアンを見て、俺とフーゴは小声で
俺達のような女子とは縁遠い存在にとって、間男かどうかに関係なく、カーストトップの
すると。
「ニコとは離れ離れになっちゃったね……」
少し寂しそうな微笑みを浮かべながら、レーアが
だけど待ってほしい。今までも戦闘教練で別々のチームになるなんてことは多々あった。
というか、一度たりとも同じチームになったことなんてないんだが。
「えーと、そんなの別にいつものことだろ? なんで急に……」
「もちろん寂しいからに決まってるよ。……最近は他の人と一緒にいることが多いみたいだし」
そう言うと、レーアはエマを見る。
そのアクアマリンの瞳からは、怒りのようなものが
(これって……エマに嫉妬してるってことか……?)
確かにレーアを寝取った間男の特定と証拠集めのために、エマとは常に行動してきた。
今回のチーム分けでも、まさかの同じチーム。レーアが俺達の関係を疑っているのだとしたら、怖いくらいそうなるための条件が整っている。
……じゃあやっぱり、あの好感度ステータスは正しいってこと、なのかな……。
「あー、その……それはたまたまで、決してやましいことなんて……」
「そうですよー。ニコさんには大切な用件があって、わたしはそのお手伝いをしてるだけです」
何故かエマは俺の手を取ってそう答えた。
これじゃまるで、わざとレーアを
「……えーと、そもそもあなたは誰なんですか? いつもヨゼフィーネ様の後ろをうろうろして、婚約者のいる男子生徒のことばかり見つめていた節操のない人なのは知ってるけど」
「んふふー。わたしの名前はエマ=バルツァーです。その足りない頭でちゃんと覚えておいてくださいね」
レーアとエマ、お互いが詰め寄るもんだから、GカップのおっぱいとHカップのおっぱいがぶつかり合ってふにゅん、ってなってる姿は圧巻。挟まれたい衝動に駆られるが、ここは我慢だ。
「ニコ、彼女の言う用件って、私に言えないようなこと?」
「それは……」
言えない。間男の特定と寝取られの証拠を集めてるなんて、口が裂けても言えない。
俺は口ごもり、視線を逸らした。
「……そうなんだ。ま、別にいいけどね」
そう言うと、レーアはぷい、と顔を背け、そのままこの場を離れていく。
だけど――彼女が通り過ぎた瞬間、ユリアンの奴がレーアの横顔を見つめ、口の端を僅かに持ち上げたのを見逃さなかった。
(そういえば、まだコイツのステータスを確認してなかったな)
俺はそのことに思い至り、【ステータスオープン】を発動させると。
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名前:ユリアン=レッツェル
性別:男
年齢:16
種族:人間
職業:侯爵子息(学生、生徒会副会長、皇室の
スキル:【
経験人数:46人
開発度(口):77
開発度(胸):68
開発度(膣):0
開発度(尻):74
好感度:-
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見てはいけないっぽい情報がそこはかとなくあるんだけど。