NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが   作:ぜんはいざ

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イケメン間男には色々闇があるらしい。

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名前:ユリアン=レッツェル

性別:男

年齢:16

種族:人間

職業:侯爵子息(学生、生徒会副会長、皇室の落胤(らくいん)

スキル:【駆虎(くこ)呑狼(どんろう)

経験人数:46人

開発度(口):77

開発度(胸):68

開発度(膣):0

開発度(尻):74

好感度:-

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 見てはいけないっぽい情報がそこはかとなくあるんだけど。

 というか皇室の落胤(らくいん)って何? この間男、やんごとない身分だったの?

 

 それに加えて開発度(尻)が進んでいてアナル〇ックス開放してるし、経験人数もかなり多い。

 

 ……そういえば、前世の記憶が蘇ったあのスキル授与式のイケメン神官も、経験人数は「1」で、中年神官とデきていたな。

 つまり、男同士だったとしても実績がカウントされると思ったほうがよさそう。

 

 ひょっとしたらユリアンも、色々と苦労していたりするのかもしれない。

 

 そして。

 

(好感度が『(バー)』ってどういうこと?)

 

 レーアやエマの好感度についてもずっと違和感を覚えていたが、ここにきてゲームではあり得なかった表示を目の当たりにして戸惑う俺。

 この手のゲーム世界に転生する系のラノベでは、シナリオとは違う展開に進んで困惑するケースはよくあるが、それを俺自身が経験するなんて思いもよらなかった。

 

 何にせよ、好感度のステータスに関しては、その原因や仕組みについて確証を得るまでは無視しておいたほうがよさそうだな。

 

「ぐずぐずするな! もう授業は始まっているんだぞ!」

 

 偉そうに叫ぶゴブリンの声に、俺は思考の海から現実に引き戻される。

 とりあえず、戦闘教練の授業をこなすとしよう。

 

     ◇◆◇◆◇

 

「暇だなー」

「でござるなー」

 

 帝都の郊外にある魔物が生息するダンジョンの中で、俺とフーゴは魔物達の屍の山をぼんやりと眺める。

 誰がやったかって? 今も藍色の瞳を爛々(らんらん)と輝かせ、巨大なバトルアックスで嬉々として魔物を次々とぶった斬っているエマに決まってるだろ。

 

 やはり【地上最強の生物】のスキルは伊達じゃないな。絶対に喧嘩せんとこ。

 

「君達、少しは魔物と戦ったらどうなんだ? そうでなければ訓練にならないだろう」

「いいんだよ。授業じゃなけりゃ、今後魔物と戦う機会なんてないんだから」

「そうでござるよ」

 

 コボルトを斬り伏せたユリアンがジト目を向けてくるが、俺とフーゴは適当に返事をする。

 

 国の方針として、『貴族こそが先頭に立ち兵を鼓舞すべし』という考えのもと、ルミナス帝立学院では実戦訓練の一環として授業で魔物討伐をすることになっている。

 だが実際は、帝国内で危険な魔物はそこそこいるものの、戦闘を行うのは主に騎士や兵士。貴族自らが率先して魔物と戦う機会なんて滅多にない。それが上位の地位にいる貴族であれば余計だ。

 

 なので侯爵家の次男である俺や伯爵家の長男のフーゴは、授業を真面目に受ける気などさらさらない。

 授業の評価基準となる魔物の討伐数についても、エマがこれでもかというほど倒してくれているし。同じチームの俺達はそのおこぼれに預かるだけなのだ。

 

 だというのに。

 

(記憶が蘇る前の俺は、クソ真面目にも魔物討伐に勤しんでいたわけで)

 

 もちろん授業の評価に影響するため、真面目に取り組まなければいけないっていうのもあるが、馬鹿みたいに授業以外でも張り切って魔物討伐をしていたんだよな。

 大体さあ……俺、どちらかといえば内政系で、決して物理系のキャラじゃないわけよ。

 

「本当に、笑えない」

「? ニコラス殿?」

「……なんでもないよ」

 

 不思議そうに尋ねるフーゴに、俺は少しだけ不機嫌そうにかぶりを振った。

 ああそうだよ。まだ幼かった頃、レーアが物語に登場する騎士を格好いいとか抜かしたから、強くなってアピールしようなんて浅はかなことを考えてたんだよ。

 

 そんなことをしても、結局寝取られていたら世話ないだろうが。

 

「ふう……こんなところですかねー」

 

 汗一つかいていないのに、あえて(ぬぐ)うような仕草を見せるエマ。

 このダンジョンに棲息(せいそく)する魔物を全部狩り尽くしてしまったんじゃないかと思うほど、地面には魔物が死屍累々と転がっていた。

 

「いや、すごいなエマ。尊敬しかないんだけど」

「えへへ……ニコさんに褒められちゃいましたー」

 

 拍手をして(たた)えると、エマが照れながら頭を()く。

 魔物の返り血を浴びているせいで、普段であれば可愛いと思ってしまうその笑顔だが、周囲の屍も相まって殺伐としすぎだろ。

 

「まあ、魔物討伐は個人ではなくチームとして評価を受けるけど……」

 

 やはりユリアンは俺とフーゴが傍観者だったことに不満なようで、先程からぶつくさと文句を言っていた。もちろん無視である。

 

「さあて、ノルマも達成……どころか、確実に俺達のチームがトップだろうし、そろそろ引き上げよう」

「はい♪」

「グフフ、了解でござる」

 

 ということで、俺達はダンジョンの外へでようとして。

 

「……君には見損なったよ。貴族として誰よりも戦闘教練に励む、責任感の強い子息だと聞いていたのに、ね」

 

 通り過ぎざま、忌々(いまいま)しげにそんなことを耳打ちしてくるユリアン。

 誰からそんなことを聞いたのかは知らないが、それきっとデマだからな。

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