NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが   作:ぜんはいざ

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サレ夫はギャル制服を推している。

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名前:ランベルト=フォン=ルミナス

性別:男

年齢:16

種族:人間

職業:ルミナス帝国第二皇子(学生)

スキル:【道化師】

経験人数:1人

開発度(口):66

開発度(胸):79

開発度(膣):0

開発度(尻):82

好感度(ヨゼフィーネ):0

――――――――――――――――――――

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名前:ソフィア=レルナー

性別:女

年齢:16

種族:サキュバスハーフ

職業:男爵令嬢(学生、性女)

スキル:【搾精】【聖属性魔法】

経験人数:696人

開発度(口):100

開発度(胸):97

開発度(膣):100

開発度(尻):100

好感度(ヨゼフィーネ):30

――――――――――――――――――――

 

 こんなの聞いてない。

 

 ランベルト皇子の尻の開発度が、アナルセ〇クスの実績解除の条件である四〇を大きく超えていることもそうだが、それよりもソフィアがサキュバスハーフだったなんて。

 しかも『聖女』じゃなくて『性女』ってなんだよ。ロムレス正教、こんなの『聖女』に認定して大丈夫なのか?

 

 経験人数は六九六人と狙っているとしか思えない数字だし、開発度も胸を除いて全てカンスト。

 本来一人につき一つしかないスキルが二つあるし、これはあれかな? サキュバスハーフだけに、人間とサキュバスでそれぞれスキル持ちっていうことかな。そんな馬鹿な。

 

(まあ、好感度に関してはそうだよなー……)

 

 図らずもヨゼフィーネ視点で二人の好感度ステータスを確認することとなったが、思ったとおりランベルト皇子の彼女に対する好感度はゼロ。ソフィアに関してはそもそも接点がないんだから、初期値なのは当然か。

 

 いずれにせよ、あの二人はそういう仲で、加えてランベルト皇子は、ソフィアに色々と開発された後だってことだ。

 

「これ、どうしたもんかなあ……」

 

 二人が出て行った教室の扉を見つめ、宇宙猫になった俺はそう(つぶや)いた。

 

     ◇◆◇◆◇

 

「……あれ、絶対にヨゼフィーネ様に対する当てつけですよ」

 

 放課後、俺の隣を歩くエマが、いつもの語尾を伸ばす口調も忘れ、怒り心頭で言い放つ。

 彼女の言うとおり、これはランベルト皇子によるヨゼフィーネへの嫌がらせに他ならない。

 

 ただその方法が、自分よりも優秀な彼女に浮気相手を見せつけてマウント取るっていうのはどうかと思うが。

 

「俺から言わせれば、学院に来たと思えばアホなことをして自分の首を絞めただけの、無能な皇子でしかないんだが」

 

 そもそも婚約者であるヨゼフィーネの実家は、あの男の最大のパトロン。こんな真似をして不興(ふきょう)を買えば、皇位継承争いを制するなんて絶対に無理。

 たとえ優秀な兄上が側近として仕えていても、そんなことになればどうすることもできないだろう。

 

 それに、多くの生徒の前であんな真似をしたんだぞ? 早ければ今日中にでも皇宮に報告され、皇帝から叱責(しっせき)を受けて恥をかくことになるだろうな。

 

 なんでそんな結末も想像できずにあんな真似をしたんだって、思わず首を(かし)げたくもなるが、ランベルト皇子のステータスを視た後だと、妙に納得してしまっている俺がいる。

 

 だってアイツのスキル、【道化師】だし。

 

 『ルミナスの壊れた日々Ⅷ』でもサレ夫という役割を与えられ、ヨゼフィーネに嫉妬して放ったらかしにしている間に寝取られ、挙げ句は皇位継承争いにも敗れろくな結末を迎えない。

 

 そう……あの男はまさに、哀しき道化師(ピエロ)なのだ。

 

「でござるなあ……」

 

 などと今日も後方仲間(づら)で腕組みをしながら、うんうん、と頷いているフーゴ。

 だけどコイツは今、ヨゼフィーネのことよりも他のことで頭が一杯だろうな。

 

 ちなみに俺達は、フーゴの付き合いで帝都の裏通りにある闇市に向かっていた。

 どうやら新しく魔導具を開発するようで、そこでしか手に入らない魔導具の材料があるらしい。

 

 本当はこんな治安の悪い場所になんて行きたくなかったが、コイツが超小型高性能カメラの次にどんな魔導具(エロアイテム)を作るつもりなのか、興味……ゲフンゲフン。監視しないといけないからな。なので仕方ない。

 

「まあとにかく、今日のことは兄上に報告しておくよ。一応、ランベルト殿下の侍従だし」

 

 ついでにあんな男見限ってしまえって言いたいところだけど、アレが駄目な奴だってことなんて、優秀な兄上が気づいていないはずがない。

 にもかかわらず、今もなお側近をしているんだ。何か理由があるんだろうし、ここは余計なことは言わず、起こったことだけをありのまま伝える所存。

 

「……それで、ヨゼフィーネ様は大丈夫そうなのか?」

「はい。……ローザも一緒にいますし」

 

 やはりあんな姿を見せられては、ランベルト皇子一筋のヨゼフィーネにはショックが大きかったようで、二人が教室を去った後、ローザに付き添われて早退した。

 一応、学院を出たタイミングで寄宿舎に寄り、エマに様子を(うかが)ってきてもらったが、彼女の少し暗い表情から察するに、大丈夫ってわけじゃないんだろうな。

 

「ま、まあ、帰りに何かお菓子でも買って、差し入れてやろうぜ」

「はい……」

 

 少しどんよりとした気分のまま、目的地である闇市に到着すると。

 

「ここが帝都の誇る世界一の闇市、〝ブルムク公園〟でござるよ」

「お、おお……」

 

 何故かドヤ顔で紹介するフーゴに、俺は微妙な反応をした。

 地名に関しては初耳だが、ルミナスシリーズをプレイすると必ずお世話になる場所のため、目新しさが一切感じられないんだが。

 

 何せゲーム内では、ここでしかエロアイテムが購入できないのだから。

 

「も、もっと驚かないのでござるか? ほ、ほら、例えばあそこの薬局では、媚薬をはじめ利尿剤、睡眠薬、避妊薬に精力剤と、何でも揃っているでござるぞ?」

「そうだなー……」

 

 フーゴが告げたものは、いずれもゲーム内で初期から購入できるものばかり。

 どうせなら、ゲーム最終盤でようやくラインナップに加わる好感度や開発度を一〇〇やゼロに調整できる薬とか、そういうのがあると少しは驚けるかもしれないけれども。

 

「な、ならあれを見るでござるよ!」

「あれ? ……あー」

 

 フーゴが指差した先にあるのは、衣装系の店。

 普通の服装はもちろん、お約束のビキニアーマーや中世ヨーロッパ風の世界観を壊すようなセーラー服、スク水、バニガなどを取り揃えているようだ。

 

 ん-……デザイン含め、ゲームと全く同じなので何一つときめかない。

 きわどい下着などもあるが、見慣れたものばかりだし……って。

 

「んふふー。ニコさんは、どれがお好みなんですか?」

「お、俺!?」

 

 藍色の瞳を輝かせ、エマがニコニコ笑顔で尋ねる。

 い、いや、どれが性癖かって問われると、フーゴならともかくエマみたいな美少女に答えるのは(はばか)られるんだが。

 

「よ、よく分からないなー。似合えば何でもいいんじゃないか?」

 

 嘘である。

 俺は胸元がいやらしくはだけたギャル制服、あるいは(ひも)でしかない下着が大好物なのだ。つまり、あの店の右から三番目と五番目のやつな。

 

「なるほどー……こんな感じです?」

「うおおおお!?」

 

 俺の視線の先に気づいたエマは、どこか悪戯っぽく笑うと、制服のブラウスのボタンを二つ外した。

 そのおかげで、Hカップおっぱいの谷間が露わになり、何なら黄色のブラの端のレース部分がチラ見えしてるんだが。ご褒美か? ご褒美なのか?

 

「せ、拙者にも……っ!?」

「残念でしたー」

 

 俺達のやり取りに気づいたフーゴが慌てて身を乗り出すが、それよりも早くエマはおっぱいを隠してしまった。

 ぐぬぬ、もうおしまいか。

 

「ニコラス殿だけずるいでござる! ずるいでござる!」

「うるせえ! お前は女お……リタ先輩のおっぱいを好きなだけ見てるだろうが! チクショウ!」

 

 往来の視線など一切気にせず、俺とフーゴは子供みたいな喧嘩を繰り広げていた、その時。

 

「ルミナス皇立学院の男子生徒が、こんなところでみっともなく喧嘩してるなんて、ダサ☆」

「っ!?」

 

 突然、背後から俺達を(あお)る声。

 俺はこのボイスに、聞き覚えがある。

 

 おそるおそる、振り返ってみると。

 

「あは☆」

 

 いたのは、同じく学院の制服を着た、ウェーブのかかった少し長めのボブの小さな女子生徒っぽい奴だった。




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