NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが   作:ぜんはいざ

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道化師と性女の情事。

「ニコラス殿! ついに完成したでござるよ!」

 

 その日の夜、寄宿舎の俺の部屋までフーゴがやって来るなり、そんなことを(のたま)った。

 そういえばコイツ、盗聴器を作ってたんだっけか。

 

「おー、すごいな。昨日材料を調達しに行ったばかりなのに」

「グフフ……拙者にかかれば、必要なものさえ揃えばあとは簡単でござるよ」

 

 ちょっと褒めてやると、フーゴはすぐ調子に乗って下品な笑みを浮かべた。

 

「それで、盗聴器は?」

「これでござる」

 

 そう言ってフーゴが見せてきたのは……ん? ペン?

 

「おいおい、これのどこが盗聴器だっていうんだ」

「グフフ、まさにそれこそが目的でござる。購買で売られている普通のペンに擬態することで、怪しまれることなくこの魔導具を仕掛けることができるというわけでござるよ」

 

 ああ、なるほど。

 前世だったらコンセントの中とかスマホの充電器に仕掛けたりするもんだが、この世界にはそんなもの存在しないからな。

 

「よし、じゃあそれ寄越せ」

「いきなり強請(ゆす)られたでござる!?」

 

 何を当たり前のことを言ってるんだコイツは。

 大体、こんな素晴らしい……ゲフンゲフン。けしからんアイテムを手にした間男を、放置しておくはずがないだろ。

 

「まあまあ。ちょっとテストを兼ねて、この盗聴器を仕掛けたいところがあるんだよ」

「なんでござると!? ……グフフ、そういうことでござったか」

 

 何かを察したフーゴが、今日一番の醜悪で下卑(げひ)た笑みを見せた。

 きっと女子の部屋にでも仕掛けると思っているに違いない。

 

 残念ながら、ハズレだけどな。

 

「それで、誰に仕掛けるでござるか?」

「あの馬鹿皇子にだよ」

「ランベルト殿下ですと!?」

 

 女子に仕掛けるものだと信じて疑わなかったフーゴにとって、まさか男だとは思わなかったらしく、非常にマヌケな顔を(さら)している。

 

「な、何を考えてるでござるか! 確かに拙者も思うところはあるでござるが、だからといって帝国の第二皇子にそんな真似、下手をすれば極刑でござるぞ!」

「ござるござるうるさい。心配しなくても、そんなことにはならないから」

 

 何度も言うが、あのボンクラ皇子は皇位継承争いにおいて劣勢どころか、負けが確定しているんだ。

 そんな中、数少ない有能な側近は俺の兄上。このことで俺達が厳罰にされる可能性は低い。

 

 ……まあ、退学くらいは覚悟する必要があるけど。

 

「嫌ならその盗聴器だけ俺に貸せ。あとは一人でやる」

「ぐぬぬ……ひ、卑怯でござるよ。つまり、せっかく作った魔導具が戻ってこなくなるということでござるではないか」

 

 などと言いながら、なんだかんだでフーゴも俺に付き合うことにしたらしい。

 結局のところ、コイツもツンデレなのだろう。需要はないけど。

 

「……レーアの時といい、迷惑かけるな」

「グ、グフフ……仕方ないでござる。相棒を放っておくわけにはいかないでござるからな」

「おい、いつから相棒になったんだよ」

 

 勝手に相棒に昇格宣言したフーゴに、すかさずツッコミを入れる。

 むしろ俺の相棒ポジに相応しいのは、エマなんだが。

 

 などと小競り合いをしつつも、俺達は夜の寄宿舎の中を進み、ランベルト皇子の部屋の前に到着した。

 

「……それで、ここからどうするでござるか? さすがにランベルト殿下の目の前で盗聴器を仕掛けるわけにはいかないでござるよ」

「とりあえず、部屋の中に馬鹿皇子がいるかどうか、確認するか」

 

 ということで、俺達は部屋の扉に耳を当てると。

 

「あんっ! ……うふふ。ランベルト殿下、前と後ろ、両方責められるのが相変わらずお好きですね♪ 私の尻尾、そんなにいいですか?」

「ん゛……ん゛お゛お゛お゛お゛……っ゛!」

 

 どうしよう。部屋の中で絶賛セ○クス中なんだけど。

 しかもボンクラ皇子が責められて聞きたくもないオホ声(さら)してるし。罰ゲームも(はなは)だしい。

 

 だけど、なるほど……あの皇子は、ケツアナ責めが好きなんだな。こんな情報いらない。

 

「……これ、どうするでござるか?」

「……とりあえず、終わって出てくるのを待つとするか」

 

 寄宿舎のルールで、異性を自分の部屋に連れ込んだりすることはご法度。

 少なくとも女子のほうは、バレる前に部屋から出てくるはず。

 

 なので、俺とフーゴは廊下の陰に隠れ、待つこと二時間。

 

「! 出てきたでござる!」

 

 ゆっくりと扉が開かれ、姿を現したのは。

 

「やっぱりな……」

 

 案の定、ランベルト皇子の相手は性女……もとい、ソフィア=レルナーだった。

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